Phonicsで英語を母語とする子どもたちのように英語を学ぶ

Phonicsで英語を母語とする子どもたちのように英語を学ぶ

Phonicsとは、英語を母国語とする子どもたちが学ぶつづり字と発音の関係を示したRuleです。Alphabetには一定の読み書きRuleがあり、このRule学習のおかげでNativeの子どもたちはすんなりと「音声→文字」、つまり耳から入ってきた音を文字へ変換することができます。あなたは英語の音を聞いてそれを正確に字でつづることができますか。または、英単語を見てちゃんとした発音ができますか。これらをできるようになるための手法がPhonicsです。

Phonicsは児童英語の世界では有名な学習手法だということです。しかし、私は去年(2009年)までその存在を知りませんでした。偶然Web巡回をしている最中に見かけて、Twitterでつらつらとそのことについて書いていたら、Followerの方から書籍を紹介してもらいそのときにPhonicsについて初めて知りました。

Phonicsは当時「英語耳」について感じていた「発音記号を見ないと発音の仕方が分からない」という欠点を補う学習方法であると思いました。Phonicsを知って以来、私は英語耳ではなくPhonicsを優先して学習するようになりました。

以前Twitter上で、英語の先生になりたい方や専門家の方の間では「発音記号のほうがPhonicsよりも優れている」という言説を見ました。しかし面倒な発音記号を理解することなく英語の発音を理解できるPhonicsのほうが、英語の専門家でない私にとっては有用な手法であると思いました。理由は手間が少なく簡単だからです。

英語を深く理解したい方、そして時間に余裕のある方は英語耳で発音記号を理解した上でPhonicsの学習に取り組んだほうがよいと思います。しかし時間のない方や英語をあくまで何かをするための手段として学んでいる方には、私はPhonicsで十分だと思います。英語耳とPhonicsのどちらかひとつだけ勧めるのであれば、私は後者のPhonicsをお勧めします。まずは完璧主義を捨ててNative English Speakerや他のEnglish Speakerたちが理解可能な水準をPhonicsで目指すのが賢明だと思います。

ここで、All AboutにあったPhonicsについての記事を紹介します。私が書いた以上に詳細説明がされているので、できれば読んでみてください。

Phonicsについて簡単に説明すると、Alphabetを読む際にA(ア)、B(ブ)、C(ク)、D(ドゥッ)、E(エ)と発音をします。普通にABCを読むのと全然違うと思いますが、実際に英単語を読む際にはこのPhonicsの規則が適用されています。ですからこのPhonics読みはとても役に立ちます。初見の英単語でも発音記号を確認することなく読むことができるのです。

次に紹介する参考書で私はPhonicsを学習しました。①に取り組んでから、②の参考書に取り組んでください。

  1. フォニックス“発音”トレーニングBook (アスカカルチャー)』(ジュミック今井著、明日香出版社)
  2. 実践フォニックス“会話”トレーニングBOOK (アスカカルチャー)』(ジュミック今井著、明日香出版社)

これら参考書は学習しやすい工夫がされているので、「英語耳」ほど学習は苦痛ではありませんでした。とてもよい参考書だと私は思います。実際、このblogを通じてこれらはとてもよく売れました。あまりに売れすぎて一時期はAmazonで在庫切れを起こし、取寄せに2〜6週間はかかるという状況にありました。

私の英語はまだまだ日本人の訛りがありますが、これら「英語耳」と「Phonics」のおかげで十分に理解される水準に到達することができました。また発音の勉強のおかげだけではありませんが、結果的にListeningもTOEIC試験でほぼ満点(490点/495点満点)を取得しました。この点数は発音の勉強なしでは到達不可能だったと思います。

また、「英語耳」と「Phonics」の学習をしたおかげで日本人特有の「カタカナ英語」から脱することができました。カタカナ英語は別に使うなとは言いません。でもNative English Speakerの間では時には揶揄の対象になりますし、なかなか理解されないこともあるので矯正したほうがよいのです。ですから英語を学習している日本人は英語耳かPhonicsのどちらかを必ず学習すべきだと私は考えています。

そして、発音がちゃんとできているのかどうかはNative English Speakerに確認をしてもらったほうがよいでしょう。私は英会話学校の教師や米国人の友人に確認をしてもらいました。例えば、ship、bird、Thursdayがちゃんとできていないことを彼らから指摘されました。そしてもしあなたがNew York Cityでよく見かけるsquirrelについてちゃんと発音ができるようになれば、あなたの発音は一人前ということになります。

また、iPhoneやAndroid端末といったSmartphoneに搭載されているGoogle音声検索を使って自分の発音を確認する面白い方法もあります。この方法を使えば、自分で発音を確認することができます。そしてGoogle音声検索で認識される発音ができれば、その発音はNative English Speakerたちにも通じます。

Google音声検索を実際に実践した結果について書かれた面白い記事を見つけましたので、下記記事も続けて読んでみてください。

実際にGoogle音声検索を試してみると、日本語だとほとんどの言葉を認識されるのが、英語になると途端に認識されなくなる事実に気付くと思います。自分の発音がまともに認識されないというのは良い刺激になると思うので、是非機会を設けて試してみてください。1つ補足しておくと、現実ではこのGoogle音声検索で認識されるほどしっかりと発音をしなくても、相手には分かってもらえるのでご安心下さい。

2011年9月26日追記

フォニックスの学習を効果的に行う方法についてまとめました。強くお勧めしたい記事です。

 

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執筆者
柴田 はるじぇー @HAL_J
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柴田 はるじぇー @HAL_J

セブ島にある語学学校サウスピークの英語学習アドバイザー。著書に「3ヶ月でTOEIC300点上げるフィリピン留学」「20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ」