語学学校を選ぶ5つの基準 – 留学生自身の学習に対する覚悟はどれほどあるか。食事はどうなっているのか

この記事は『2章 フィリピン留学 語学学校を選ぶ5つの基準…基準 その1「語学力向上」か「観光・国際交流」か、どちらを重視するか。』の記事の続きです。

国際交流に逃げる英語が出来ない学生達

語学学校だけでなく、学生自身にも問題が有ります。英語がほとんど出来ないにも関わらずに、積極的に「国際交流」をしたいという人は多いです。しかし、お互いの共通語である「英語」が出来ないで有意義な交流が出来るとは思えません。

例えば、国際色豊かな語学学校を選択した場合、韓国人と接する機会があります。その際に、「韓国の大学受験・大学教育」「韓国人の就職活動」「韓国における軍役の位置づけ」「韓国人の労働観」について韓国人から英語で説明されたらあなたは英語でどのような返答が出来ますか。英語が出来ない人の場合には、「へー、そうなんだ」という以上の返答は出来ません。そのため会話は盛り上げることなくあっという間に立ち消えになってしまいます。また、英語が本当に出来ない人の場合だと、そもそも相手の話している内容を理解出来ないかもしれません。

英語が出来ない日本人、韓国人、台湾人がフィリピン留学中に交流し、そして意義のある交流をしているという話を私は一度も聞いたことがありません。具体的な交流の例としてセブ島でよく見かける光景をここで紹介します。英語が出来ない日本人と韓国人が一緒に出かけて、最初は英語で頑張って交流をしようとします。でも英語では満足に意思疎通が出来ないため、途中から日本語と韓国語を話し出します。そして出かけた人達は最終的には国籍毎に分かれて会話をする、そんななんとも言えない光景を私は何度もセブ島で目撃しました。

フィリピン留学を活用すれば「TOEIC試験で900点以上、またTOEIC SW試験で360点以上(90%の得点)」を日本にいる時よりもずっと短期間に習得出来ます。そして、TOEIC試験で400点の人、600点の人、800点の人、この人達が見えている景色は全く別のものです。英語力を向上させて、出来ればTOEIC試験800点以上の人達が見ることが出来る美しい景色を一緒に見ましょう。そして、800点以上に到達すれば韓国人学生とも問題なく会話することが出来るようになります。英語ができない状態で無理して交流するのではなく、英語力が上達してから国際交流をしましょう。

ウェブページの内容と集まる生徒の傾向は一致している

語学学校のウェブページの内容を反映した生徒ばかりが集まってきます。

勉強重視を打ち出す ⇒ 勉強熱心な生徒が集まる
リゾートっぽい感じにする ⇒ 勉強よりも海で遊んでいたい生徒が集まる
ビジネス路線 ⇒ 異業種交流したい人が集まる。
国際色を打ち出す ⇒ 国際交流がしたい人が集まる。

本当にウェブページの内容そのままの生徒が集まるので、まるで各語学学校が1つ1つの「部族」みたいだ言われています。

また、大手学校ほど手広く集客をする必要があるため、学校の規模が大きくなるほど独自色は薄くなる傾向があります。大手学校ではゆるく手広く集客する必要があるため、個性ある特色を打ち出しにくいのです。

一方、50?100人未満の中規模校、それ未満の小規模校では学校の色、経営者の理念が色濃く出ています。規模が小さくなるほど、よりウェブページの内容を反映した生徒が集まっています。小規模・中規模校を選ぶのであれば、自分自身の気質に合った語学学校を選ばないと確実に後悔することになります。

極論を言えば、語学学校の選び方はウェブページを見て自分が一番共感できる語学学校を選べばそれでたいてい上手くいきます。特に「生徒の留学体験談」に注目するのがお勧めです。「生徒の留学体験談」にはその語学学校が今後も来てほしい生徒像が主に書かれています。「生徒の留学体験談」を読んで、この人みたいな留学生活を送りたい、と思える語学学校を選べば間違いはありません。

ただし、「生徒の留学体験談」が10本も書かれていない語学学校は論外です。自分たちの語学学校に来てほしい生徒像すら明確に打ち出せていないのですから。また、十分な情報が含まれておらず、曖昧なきれいな言葉ばかりが並ぶ留学体験談も論外です。

語学学校はどれも同じと思われるかもしれませんが、実は全然違います。勉強するのが当たり前の語学学校がある一方で、自習学習をしていると変人扱いされる語学学校も有ります。真剣に英語力を高めたいと考えている人は語学学校選びを慎重に行う必要が有ります。

サウスピークの場合、本気で勉強して英語力を伸ばしてほしいというメッセージを常に発信しています。

サウスピークの場合、本気で勉強して英語力を伸ばしてほしいというメッセージを常に発信しています。

食事から判断できる勉強軽視の語学学校

フィリピン留学の多くの語学学校では3食の食事が提供され、その食事代も基本料金に含まれています。しかし、中には食事は別料金になっている語学学校もあります。たとえば、こういった例です。

・「食事は宿泊先のホテルで朝食のみ提供。昼食と夕食の提供は無し。ホテルの周辺で50?200ペソ(約140?550円)で食事が出来ますのでそちらをご利用下さい。」
・「食事の提供は無し。3食追加する場合、「5,000円/1週間」の追加料金が必要となります。」

英語学習の観点から問題点を述べると、フィリピンで外食をするのは時間がかかるため、勉強時間がかなり削られるという点が問題になります。まず食事をする場所までの移動に時間がかかります。タクシーの場合、交通インフラが貧弱なフィリピンでは渋滞に巻き込まれたらあっという間に片道30分以上になります。また、注文してからもフィリピンは日本ほどにテキパキと対応される国ではありません。そして、夕食を他の生徒と食べに行ったら、たいていそのまま飲み会になって勉強しなくなるという問題もあります。※中には飲み会を推奨している語学学校すら有ります。当然こういう語学学校の生徒は勉強していません。

多くの語学学校が学内で食事を提供するのは、「より多くの勉強時間を確保するため」です。英語力向上を掲げる語学学校ではまず間違いなく学内で3食の食事を提供しています。もちろん、3食提供する語学学校でも外食は基本的に自由に出来ます。一方、「朝食のみ提供」「そもそも食事は提供しない」という語学学校からは生徒に勉強をしてもらうという意志を感じられません。

こういう語学学校では洗濯や掃除も自分で対応しなければならない場合があります。食事、洗濯、掃除を自分でしなければならないのではフィリピン留学の大きな利点の一つである「炊事洗濯掃除がする必要がなく、勉強のみに集中できる学習環境」が無くなってしまいます。

炊事・掃除・洗濯をしなくて良いのがフィリピン留学の大きな魅力の1つ

炊事・掃除・洗濯をしなくて良いのがフィリピン留学の大きな利点の1つ

あと、他の多くの語学学校は食事代も含めた基本料金を記している中で、食事料金を別にして基本料金を安く見せる語学学校からは料金に対する不誠実を感じます。「ホテルの周辺で50?200ペソ(約140?550円)で食事が出来ます」という説明文は不誠実です。実際は、日本人がフィリピンで外食して満足するには最低でも300ペソ(約750円)は必要です。50ペソだと、ちゃんとしたレストランではなく、道端の不衛生な屋台での食事になります。こういう道端の屋台での食事を続けていると、時にA型肝炎になる恐れすらあります。

フィリピン留学で体調不良の最も多い原因は「食あたり」です。外食をして「食あたり」になる生徒は定期的にいます。日本しかしらない人からしたら「飲料に入っている氷が原因でお腹を壊す」なんて理解不能でしょうが、こういうことがあるのが発展途上国です。ちなみに、氷が水道水(日本と違って飲めない)で作れている場合にお腹を壊します。私自身も過去に何度かやられました。

話を戻すと、語学学校の食事では何よりも「安全であること」が重視されおり、語学学校の中で食事している限りは「食あたり」になることはありません。食あたりになるのは主に語学学校で食べない外食時です。

結論として、食事を粗末に扱っている語学学校からは「生徒に英語学習に集中してもらおう」という意志が欠けているばかりか、「生徒の安全面すら放置している」という無責任な印象を受けます。

(次の記事へ)学校選びの基準 その2 ? 「日本人が多い語学学校」か「日本人が少ない語学学校」か。
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執筆者
柴田 はるじぇー @HAL_J
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柴田 はるじぇー @HAL_J

セブ島にある語学学校サウスピークの英語学習アドバイザー。著書に「3ヶ月でTOEIC300点上げるフィリピン留学」「20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ」