試行錯誤のはじめてのLanguage Exchange

この記事では試行錯誤だった最初のLanguage Exchangeについて記します。Language Exchangeは、私がJangに日本語を教える代りに、Jangが私に英語を教えるという関係のことを言います。Language Exchangeについてはこれまでに執筆した関連記事があるので参照下さい。

Language Exchangeはたいてい長期間は続きません。それは語学学校と違ってやるべき事が決まっていないからです。Language Exchangeでは自分たちでどうやって学習を進めるのか決めないといけません。実際、Language Exchangeが食べ歩きと観光で終わってしまう人が多いのではないでしょうか。そしてこれらが飽きた頃にLanguage Exchangeの関係は自然消滅というのが多い気がします。これは実際統計を取って確かめた訳ではないので私の経験からの推測です。

私達も最初は試行錯誤でした。そして結局辿りついたのが「毎回話題になる書籍・雑誌・参考書といった会話のネタを持参してそれについて話す」というものです。もちろん私は持参する資料を全て事前に読破して、疑問点をまとめて当日Jangに質問します。また「事前に英作文を書いて彼にE-mailで送付して添削してもらう」という事も同時にしました。そして訂正してもらった箇所がなぜおかしいのかということを当日Jangから説明してもらいました。

この方法だとLanguage Exchangeを有意義に進める事ができると思います。事前にWebでPartner募集の際にこういう風にLanguage Exchangeを進めたいと記しておくと良いと思います。ちなみにこうやって募集をかけるとかなりの確率で真面目で高学歴な人が集まると思います。私がこれから紹介するJang以外のPartner達も全員高学歴で真面目な人達です。考えてみれば、Wall Streetで働いていてかつ仕事で直接日本語を使わないのに日本語を学びたいという人達は「趣味を楽しむだけの余裕がある人達」で「日本語を学ぼうという意志を持つ教養ある人達」です。留学先をNew Yorkにして良かっなとこの点については本当にしみじみとそう思いました。この条件を満たす頭の良い人達がWall Streetには全米中、そして世界中から集まってきています。

Jangとの話しに戻すと、彼からは「英語を話すときはもっとはっきりと話すように。叫ぶんじゃなくて、大きな声で」という指導を受けました。あとは発音の確認をしてもらったりしました。日本にいる英会話学校の先生だと遠慮してあまり言わないような事もJangはビシバシと言ってくれるので、英会話学校のゆるま湯とはだいぶん違いました。そして当然ですが、日本人のカタカナ英語は全く通じませんのでとてもためになりました。

日本でJangのような教養あるNative English Speakerを1時間拘束したら、それだけで最低1万円くらいの料金を取られると思います。あなたがもし留学しているのであれば、積極的に現地でNative English Speaker達とLanguage Exchangeをしてみてください。日本以外の場所にいるという利点を存分に活かさないと損です。

Jangについては昨年夏の衆議院選挙結果が一面に載ったWall Street Journalを持参した時の話が鮮明に記憶に残っているのでここで紹介します。Jangにとっては日本の首相がころころと変わること、しかも変わる度になぜ選挙をして民意を問わないのかが心底不思議だったようです。不思議がる以上に「それおかしいだろ!」と怒っていました。日米の大統領制と議院内閣制の違いについて考えさせられました。

Jangからその時にNYCの市長選挙や、共和党と民主党の違い、昨年死去したTed Kennedyの醜聞についてなど色々と教えてもらいました。教養があるNative English Speakerだと流石に話題が豊富だなとかなり感心したのを覚えています。Native English Speakerと言っても、日本人同様に本当にピンキリです。だから教養あるNative English Speakerと苦労してでも知り合う機会を設けて下さい。あなたが想像している以上に得るものが多いです。私はJangとの経験でそれを実感しました。

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執筆者
柴田 はるじぇー @HAL_J
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柴田 はるじぇー @HAL_J

セブ島にある語学学校サウスピークの英語学習アドバイザー。著書に「3ヶ月でTOEIC300点上げるフィリピン留学」「20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ」