シンガポールの英語、シングリッシュ。国の数だけ「正しい英語」がある。

この記事では「シンガポールSingaporeの英語、シングリッシュSinglish」について紹介するTweetをします。

Singapore人のKennyがNew YorkでLanguage ExchangeのPartner募集をした際に、「Singapore人は日本人からはNative English Speakerだと見なされていないのか人気がない」と嘆いていました。そんなKennyのためにSingaporeの言語について書きます。

Singaporeの公用語は4つ、英語、マレー語、標準中国語(華語、北京語を基礎とする)、タミル語(インド系に母語とする者が多い)です。そして、Singapore独特の英語の発音、マレー語、中国語などとまざってできた独特の英語表現などを総称してSinglish(Singapore Englishの略)と呼ばれます。また、Singapore人達は日本人が言うところの「英語ペラペラ」 です。しかし発音が独特でなうえに超早口なため、英語を母国語とする欧米人も、慣れるまでは聞き取りに苦労するといいます。以下、Singlishに関連したWebsiteを紹介します。

残念ながらKennyに「Singlishを話して」とお願いしたことがなかったので、私は彼のSinglishを聞いたことがありません。ちなみに、Kennyは米国の大学を卒業したため、もう英語は完全に米国英語です。ただ、同郷のSingapore人と話すときにはSinglishで話すこともあるそうです。

ここでSinglishから一端離れます。Singaporeはイギリス英語です。それはかつて英国の植民地だったためです。私はSingaporeのNewsを最近何度か聞いたのですが、発音が米国の英語と違う点がけっこうあるのだなと思いました。そしてまた、lang-8で何度かSingapore人に添削してもらったことがあるのですが、ときどきみたことのない英単語に出会って驚きます。私が驚いたのは”amongst”です。among≒amongstです。各国それぞれに色々な英語があるのだなとその時に思いました。ちなみに”amongst”を米国人に見せたときにはなんともいえない顔をされました。彼らが何を思ったかはお察し下さい。

ここで仮定の話をしますが、もし日本が公用語として英語を採用した場合、Singlishシングリッシュと同様にJapanishジャパニッシュという言葉が生まれるかもしれません。日本の場合だとカタカナ発音と米国英語の混じった英語になるような気がします。でも、カタカナ英語だとSinglishの場合と違って、Native English Speakerには通じないです。だから日本人の英語の場合は、発音を理解される水準まで矯正する事が必要です。カタカナ和製英語の弊害については以前に書いた記事を参照下さい。

日本人がよく考える、米国と英国だけが英語を話す国ではありません。そしてこれらの国だけが「正しい英語」を話している訳ではありません。国の数だけ「正しい英語」があります。Singapore人の一風変わった英語、Singlishと接するとこの事に気付くと思います。Singlishについて知ると色々な事に気付けて面白いです。以上で「Singaporeの英語、Singlish」についての紹介を終ります。

追記

それにしてもKennyからSinglishでかの有名なOK-lahOkay)を聞かなかったのが悔やまれる。語尾に-lah(中国語の「了」)が付くのがSinglishの特徴の一つです。あと、Singlishだけじゃなく、中国語なまりの英語でChinglishという言葉もあるそうです。

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執筆者
柴田 はるじぇー @HAL_J
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柴田 はるじぇー @HAL_J

セブ島にある語学学校サウスピークの英語学習アドバイザー。著書に「3ヶ月でTOEIC300点上げるフィリピン留学」「20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ」