<テレアポ業務を行うShioriさん>

「海外インターンでは実際どのような仕事をしているのか、どのような学びがあるのかが知りたい」

「海外で働くということを考えると、生活がどんな感じなのかが気になる」

このような思いを抱えているあなた! ぜひこの記事を読んでみてください!

このシリーズでは、大学を休学してタイで海外インターンをしているShioriさんに渡航前から帰国までの4ヶ月間に渡り取材を行っています。

※これまでのShioriさんへの取材記事↓

【タイで海外インターン】休学してタイに向かう理由と、渡航前の心境について。Shioriさん

【タイ・海外インターン】1ヶ月目の成長記録。Shioriさん

今回は、タイで仕事を始めて2ヶ月が経ったShioriさんに話を聞きました。

主に①アジアで働くからこそ気づくこと、②タイでの生活(日本との比較も交えて)についてお話しいただいたので、海外インターンを検討している方は参考にしてみてください。

もちろん同じ仕事内容であってもそこから学べることは人それぞれですし、同じ国を対象とした場合にもその国が合うかどうかは人によって異なりますが、この記事を読む人に少しでも海外インターンのイメージをつかんでもらえると嬉しいです。

それではスタート!

相手に英語が通じない事実は変わらない。でも自分次第で状況は変えられる

ータイでの海外インターン生活が始まって2ヶ月くらい経ちましたね。何か今月大変だったことはありましたか?

うまくいかなかったことといえば、テレアポですね。

タイにある日系企業にテレアポを行っていますが、電話をとってくれる相手のタイ人のスタッフに英語が伝わらないことが多く、正直イライラすることも多くて……(笑)

こちらからすると話したことが伝わらない、相手からすると内容を理解できないので、お互いに辛い状況でした。

※Shioriさんはフィリピンでの語学留学やアメリカでの交換留学で英語を一生懸命勉強していたため、英語上級者です。

ー英語が話せる人に電話を代わってもらわないのですか?

代わってもらうように頼むんですけど、そもそもそれが通じないという状況でした。

<テレアポ業務を行うShioriさん>

そこでまず英語が話せる人に取り次いでもらえるよう、電話を取ってくれる相手のタイ人スタッフにゆっくり簡単な単語で話すようにしました。

また明るいトーンで話すようにも心がけるようになりました。

それからは、相手からあからさまに嫌な声を出されることもなくなり、取り次いでもらうことに成功しやすくなりました。

「英語が通じないのは変わらない。やることは一緒だけど、自分次第で状況は変えられるな」と学びました。

ーそこに行き着くまでに何かあったのでしょうか?

社員の方に相談したんです。その方からは「私は英語が通じるとは思っていません。なぜなら、彼らタイ人は英語が第一言語ではないから。むしろ通じたらラッキーだと思っています」と言われて。

またCEOにもこの話をしたところ「私たちはここでは外国人住ませてもらっているし、仕事をさせてもらってるんだよ。英語が通じなくてイライラしないのは当たり前だよね」というアドバイスをもらいました。

ハッとさせられた出来事でしたね。

<社員の方に業務の相談をしているShioriさん(左)>

ーそもそもタイ人はあまり英語を話さないのですか?

そういうわけではないのですが、電話に出てくれるスタッフは英語が話せないケースが多かったという感じです。

買い物をしているときも英語が通じないことが多いなと感じますが、若い世代で大学を卒業している人は話せるケースが多いと思います。

<一緒に働いているタイ人スタッフと食事に行った際の写真>

アメリカで感じた「第一言語としての正しい英語」と比較して

テレアポで英語がなかなか伝わらないことについて、アメリカにいたときの経験と比べて考えると「アメリカでの第一言語としての正しい英語」と「アジアでのゆっくり伝わるように話す英語」は違うなと感じました。

※Shioriさんは、アメリカの大学に1年間交換留学をしていました。

アメリカだとネイティブに近い発音、正確な表現でないと通じなかったんです。

ーどのようなシーンでそう感じましたか?

常にです。誰と話すときも、アメリカ人はネイティブ英語を話すので、正しい英語でないと理解してもらえませんでした。

例えば「なにを専攻してるの?」と聞かれた際も「pchycology(サイコロジー:心理学)」の「コ」の発音が微妙に違うだけで通じず「え、何?」と聞き返されたこともありました。

他には、私は大学の授業中に必ず手を挙げて意見を言うようにしていたのですが、先生に発言の内容が伝わらず「もう一回言って」と言われることもあって。

誰かが発言しているときって当然、みんながその人を見るじゃないですか。生徒全員が私の方を見ているので、私の英語が伝わらなくて聞き返されるのは辛かったです。

<アメリカに留学していたときのShioriさん(右から4番目)>

それとは真逆で、タイだとカタコトに近い発音で簡単な単語をあえて使わないと通じないなと感じました。

例えばレストランで食事をするときに、アメリカだと私は「Can I get〜? ( 〜をください)」と注文することが多かったのですが、タイで同じことを言っても伝わらなくて。

This one na(これください)」だと通じるんです。ちなみにnaというのはタイの人がよく使う接尾語で、日本語で言うと「〜ね」のように、少し柔らかい雰囲気を出せる言葉です。

言葉を発するときに「失礼か?」「正しいか?」という視点ではなく、「伝わるのか?」「相手にとって快適なのか?」という視点で考えるとうまくいくなとタイに来て気づきました。

ーなるほど。すごく腑に落ちます。

アメリカ人にとって正しい英語表現やネイティブに近い発音が好まれるのも、彼らにとってはそれが「聞いていて快適だから」だと思うんです。

反対にタイ人はネイティブじゃないしネイティブの英語にも慣れていないから、短い文章や簡単な単語、カタコトの発音の方が聞いていて快適なんだなと。そう思います。

好きじゃない面もあるけれど気に入っている、タイでの暮らし

ー2ヶ月暮らしてみて、タイでの暮らしに関してはどう感じていますか?

タイはとても暮らしやすいです。日本より暮らしやすいのではないかと感じていて、日本へ一時帰国した際にバンコクロスになったほどです(笑)

<Shioriさんが住んでいるお部屋>

ーそんなにですか(笑) どういうときにタイの暮らしやすさを感じますか?

一番は、通勤のときです。今のバンコクの職場と家は電車に10分乗れば着くんですよ。

バンコク自体がコンパクトですし、オフィス街と日本人が集まって住んでいる地域も近いので、だいたい日本人の皆さんは通勤が楽なのではないかと思います。

ー移動時間が短く済むのはありがたいですね。

そう感じています。反対に困っている点としては、今は雨季なのでスコールが多く、折りたたみ傘が欠かせないことですかね。

折りたたみ傘を持ってきていないときはタクシーに乗っています。

ータイのタクシーは結構安いですよね?

日本よりは断然安いですよ。初乗りが1キロ35バーツ=約123.67円(2019年7月現在)です。

あ、交通の面で言うと信号がほぼないので車に轢かれそうになることもあります。

道路を渡るときは車と車の間をスススッと通り抜けるような感じです。それに関してはいつも恐怖を感じます。

ーこれからも轢かれないように気をつけてください……。食事面はいかがですか?

食事と言えるのかは分かりませんが、タピオカドリンクが安いので嬉しいです!(笑)

ーどれくらい安いのですか?

タピオカミルクティーが1カップ24バーツ=84円(2019年7月現在)くらいで飲めます。写真のものは高めで、300円くらいなんですけど。

東京だと相場は400円〜700円なので、タイの方が安く飲めますね。週3くらいで飲んでいます。

タイの人は頻繁に飲んでいますよ。流行っているだけかもしれませんが(笑)

ータイ料理はいかがですか?

タイ料理は正直最近少し飽きてしまっています。美味しいんですけど、脂っこいものも多いですし「タイ料理ばっかでしんどいな」という思いはあります。

<タイ料理として有名なクーパッポンカレー(カニと卵のカレー)>

値段を気にしなければ外食で日本食も食べられるのでそこまで大きな問題ではないですが、それにしてもオフィスの周りはなぜかラーメン屋さんばかりで、ラーメンにも飽きています(笑)

ーわりと不満な点も多いように感じますが、それでもバンコクが好きなのですね!

そうですね。日本にいるときとは違う経験もいろいろできて楽しいですよ。例えばバンコクに、ある国の料理のレストランがあって、先日そこに行ってきました。

ーどのようなレストランですか?

お店のスタッフはほとんどその国の国籍の人たちで、その人たちがお料理やサービスを提供してくれるんです。行く前はその国の人々に対するネガティブなイメージがなんとなくあったんですけど、そのイメージとは全然違いました。

無意識のうちに私は「国籍」という色眼鏡で見ていたんだなと気づきました。これは印象深い学びです。

おわりに

海外インターン2ヶ月目。

Shioriさんがあまり英語の通じないタイ人スタッフへのテレアポ業務で得た学びは「仕事で思い通りにいかないことも、自分次第でいい方向に持っていける」ということでした。

彼女の話すように、職場や取引先の「言語が違う相手」と仕事をするのは簡単なことではないと思います。

とはいえ現代の日本では、多くの企業が世界(特にアジア)に進出しているため、もはや海外でなく日本で働いていても外国人と共に仕事をすることは珍しくありません。

したがって、どうすればうまく仕事を進められるのかを考え工夫しながら学んでいけるのも、若いうちに海外で仕事をすることのメリットではないでしょうか。

また生活面に関しては、バンコクは日本より物価が安いことやオフィス街と日本人の居住地域が近いことなど、住みやすさが魅力でしたね。

海外で働くことを検討する上では「暮らしやすいかどうか」も重要な視点だと思うので、次回のインタビューでも生活面については大きく着目したいところです!

Shioriさん、引き続きたくさんのことを経験してください!

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