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新卒入社した会社辞めて英語教師目指して二カ国留学する話 〜第三回TESOL&留学その後編〜

yuru

※St. Mary’s Cathedral前にて

前回の記事ではセブ島、シドニーでの留学についてお話をしました。

今回はシドニーで取得したCertificate IV in TESOLという資格について、そして留学を終えてからの私の話を少しご紹介したいと思います。

タイトルに思いっきり英語教師とネタバレしているようで、実はそう単純じゃなかった。というお話です。

第一回 退職/留学準備編

【この記事のポイント】

・TESOLはあくまで英語を教える方法を学ぶものであって英語を学ぶわけではない

・4週間の勉強と4週間の実践学習

・教育実習中に一切の助けがなかったことが成長につながった

【そもそもTESOLってなんなの?】

TESOLはTeaching English to Speakers of Other Languageの頭文字であり、私なりに日本語訳すると「非英語母語話者対象の英語教授法」です。

非英語母語話者について具体例をあげると、日本、韓国、中国など日常的には英語を必要としない、英語以外の言語を使用する環境の人々のことを指します。

私が留学したフィリピンの方々は日常的に英語を使う環境にあるため、Speakers of Second Languageに分類されるようです。

(もちろん国籍だけで決まるわけではないですが。)

この分類の話だけでも記事が長くなってしまうので、詳細が気になる方は英語のサイトですが以下URLで割と分かりやすく紹介してくれているので覗いてみてください。

とにかく、私はこの教授法を知り、「日本人への英語の教え方を勉強できる!!!」と考えたわけです。

TESOLとはどのようなプログラムなのか?

さて、先に誤解されやすいところを説明しておきますと、上記URLでも言及していますが、TESOLという言葉自体はその教授法の分野、あるいはその専門的技能、そしてその団体を指す場合に使われるものであって、資格ではありません。

では私は何の資格を取ったのか、という話ですが、Certificate IV in TESOLというもので、オーストラリアで取得でき、オーストラリアで一部の学校を除いて教員としての採用試験を受けられるようになります。

教員免許的な位置づけで語学学校の採用基準に掲載されています。

(これより取得難易度の高いCELTAというものもありますが、本稿での詳細説明は割愛させて頂きます。)

TESOL自体が分野を指している言葉ですので、Bachelor’s degree in TESOLやMA in TESOLというのもあるようです。

「一部の学校を除いて」と先ほど断ったのは、TESOLの分野の中に様々な資格があるためです。

ざっくり例えると採用基準として高卒でOKという学校と、大卒以上のみOKというような違いです。

英語の教員免許を取っていなかった私にとって、英語圏で英語の教授法を短期間で勉強できることはとても効率的だと感じました。

【ではいったい何を学ぶのか?】

英語教授法といったところで、8週間のコースで具体的に何を学ぶかは、正直なところ私は留学するまで何も知りませんでした。

そして留学初日、受付でもらった資料を読んでみて、理論「Methodology」と実践「Teaching Practice」を各4週ずつ計8週間というプログラムだということが分かりました。

その当時、4週間後には教育実習をやっているということが全く想像できず、大きな重圧を感じたのを覚えています。

とはいえ実際の授業に近い実習が経験できるという貴重な機会を手にしたことを自分に言い聞かせ、奮い立たせてもいました。

以下に説明できる範囲で詳細を記載しますが、先に申し上げておくと、分かりきったことかもしれませんがTESOLのコースで学ぶのは「英語」ではありません。

もしも英語の勉強も一緒にするつもりでいたら大変な目に会います。

ここで学ぶことは英語を「生徒にとっていかに楽しく、分かりやすく、有意義に教えられるか」だと思っています。

英語の勉強を一通りやっただけでは苦しいものだと私はすぐに思い知りました。

文法書よりもっと身近に感じるように、あるいは文法書の中身をこれでもかと噛み砕いたことをスラスラとさも「楽しそうに」話せなければならないからです。

コースを通して様々な出来事がありましたが、ここではTESOLコースがどのようなものだったかに重きを置いて字数を割きたいと思います。

yuru
※オペラハウスのゆるキャラ(名前は不明)

【教える理論を詰め込む】

さらに手元の資料を読み進めていくと、前半4週間という期間を1週間単位で区切ってカリキュラムが以下のように組まれています。

この4週間だけでも、大学で教職の勉強をしていなかった私にとってまさに新鮮な世界でした。

脳みそが刺激されすぎて授業は午前中だけなのに毎日パンクしていたのを覚えています。

図1

Monday Tuesday Wednesday Thursday Friday
Classroom management
Lesson shape
Skills*
analysis
Language** Teaching language Peer teaching***

*Skills:4種「Speaking, Writing, Reading, Listening」のこと

**Language:3種「Grammar, Function, Vocabulary」のこと。

***Peer teachingとはクラスメートが3〜4人1班に分かれて、先生役1班とその他の班が生徒役として模擬授業を行う教育実習のようなものです。

補足として、上記Skills, Languageに含まれる計7種についてLesson typeの分類(体系)として以下の図2のようにTESOLでは捉えていることをここで紹介しておきます。

1日の流れとしては、8:30〜13:30(2〜3回休憩アリ)で各曜日の主題ごとに担当講師からレクチャーがあり、それらをクラスメートとのアクティビティを交えながら学習していきます。

火曜、水曜あたりにはデモレッスンと称して担当講師から45分間でTESOLに則った授業を行ってもらいます(図2のLesson typeのいずれかをベースに行います)。

これを参考にして金曜のPeer teachingの準備を班ごとに行います。
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また、Assignmentということで4週間のうち3回課題が出されます。

内容としては

1)与えられた内容についてLanguage analysisを1人で行う、

2)異文化理解に関するレポート、

3) 与えられた授業用教材をもとに授業計画の作成、の以上3点でした。

では最後に、各曜日の主題についてそれぞれ簡潔に説明させて頂いてこの項は終わりたいと思います。

○Monday

Classroom management >>>

その名の通り授業の運営手法について。特に重要視しているのは「Student centredness」。

これは「いかに生徒が主体的に、意欲的授業に参加できる内容とするにはどうすべきか」というもの。

そのほか「Monitoring」=生徒の姿勢を監視することで授業の質を向上するために必要な情報を収集する方法など、他にも授業時間内に計画通り進めるにはどうすべきかなど多様なノウハウをこの主題の中で学習します。

Lesson Shape >>>

これは授業計画のフレームワークのようなものです。

様々な形式を学習しますが、例を挙げると、テストを行ってLanguageに関する生徒の習熟度合いを確認する授業や、Receptive skillの生徒の習熟度を向上させるための授業形式などを学習します。

ただ形式を学ぶだけでなく、何故この形式が効果的なのか、この形式のメリット/デメリットは何なのかクラスメートと議論し、講師からレクチャーを受ける時間もありました。

○Tuesday

Skills >>>

先で触れた4種についてそれぞれ理解を深めます。

例えばSpeakingを教えると一口に言っても、どのようなことを教えるべきなのか、フォーマルな英語だけでなくインフォーマルなものも教えるべきであるのは何故なのか、どんな場面で4種それぞれの技能が求められるのかなどを議論します。

○Wednesday

Language analysis >>>

Grammar, Function, Vocabularyについて定義、定義の教え方、発音、構造を自ら調べ、授業計画として作成する方法を学習します。

例えばGrammarであれば現在完了、Functionであれば「会話を始める、終える際のフレーズと個々の使い分け方」、Vocabularyであれば、’uncle’という単語について、といった形です。

○Thursday

Teaching language >>>

講師によるデモレッスンを受け、その内容について議論を行います。

週によってはメリットデメリットや、授業形式の分析を行うなど様々なアプローチをとります。

○Friday

Peer teaching >>>

班ごとに分かれて45分ずつの模擬授業を行います。

ここでは授業中に生徒に対して見せる表情や態度など色々な細かい点もチェックされます。

1班3〜4人で構成しているため、1つの授業の内容を3〜4分割して班員で分担して進めます。

毎回のPeer teachingが終わるたび生徒役から先生役に対してフィードバックがあり、その後総括として担当講師からのフィードバックと、事前に作成した授業計画表に対する書き込みと評価シートの返却があります。

評価シートには5段階評価で40個ほどのチェック項目(授業計画と実技内容に関して)があり、未熟な部分は容赦なく最低スコアを付けられます。

最低スコアが最後まで残れば実習に進めないと説明され、最低スコアを取った項目は次回までに必死で直せるよう改善方法を考えました。

もちろん担当講師に助言を仰ぐことも可能です。

【本当の生徒を相手に】

ここでは後半4週間で受講した教育実習について紹介します。

日13:30〜18:00で前半約2時間半から3時間で教育実習、残りの時間をフィードバックの時間としています。

1人1週間につき2コマの45分授業を担当し、全て自分で授業計画を立てます。

授業のテーマ(図2の最下層のどれか)と授業形式(Lesson shape)は事前に指定されています。

計8回授業を行うなかで、図2の計7種を最低1回主題として扱うように設定されています。

Peer teachingと違うのは全て1人で準備をする点ももちろんですが、最も大きいのは相手となる生徒がクラスメートでなく本当の英語学習者ということです。

IHSではFree classとして午後の時間に非英語母語話者に向けて無料で授業を開講しており、それがTESOLコースの教育実習クラスとなっています。

実際に様々な国籍の方々が生徒として勉強しにこられるため、実習とはいえ教師という視点に立つ側として多くの学びが得られる機会でした。

もしも生徒の質問が自分の知識では答えられないものでも、監督者である講師は一切助けてくれないという状況は本当に成長の糧になったと思います。

毎日の実習終わりには、生徒同士でフィードバック、その後担当講師からのフィードバックと授業計画表に対する書き込み、評価シートの返却があります。

Assignmentに関しては2種類で、1つ目は自己分析で、2つ目は実習授業に参加している生徒へのインタビューと、その生徒がどのような間違いを授業中に見せているかを文章に起こすものです。

これらの過程を終えて、最終日に修了証が渡されますが、この修了証と併せてA~Cの3段階評価のフィードバックシート渡されます。

このシートには全課程を通しての改善すべき点などが記載されており、個々の受講者が教師として仕事を進める中で、自己改善する際に指針になるようになっています。

【留学を終えて】

フィリピン、オーストラリアと短期間とはいえ留学を終え、自分が得たものを一言で表すなら、「自分の立ち位置」だと思います。

「居場所」でもないし、「自分自身」とも違う、将棋の駒を進めるときのマスが見えたような、あるいはキャンバスに最初の一筆をどこに入れるべきか分かったようなそんな感じです。

自分の立つべき場所を取りに行く旅だったような気がします。

ともすれば崖から落ちるような場所を選びそうな状態だった私は、今は何かのど真ん中を歩いているようなそんな気分です。

精神的な話ばかりになってしまいましたが、こうして再就職のため帰国後に職探しを始めた私は、日本に着いた1ケ月後に内定を獲得しました。

あっという間に新しい職場に就職してから2ケ月が過ぎようとしているのですが、とても充実感を感じて仕事をしています。

さて、この記事を読んで頂いている皆さんは、現在私は英語教師をしていると思ってくださっているかと思いますが、すみません、やっていません。(笑)

実は、縁あって関西の日本語学校で学生募集の仕事をしています。

今は同じ部署に私以外に日本人はおらず、この2ケ月で既に3回海外出張がありました。

予想していた教師という仕事ではないものの、違う形ではあっても英語を使い、学生と向き合う経験は、今の私に合っているようです。

多国籍の学生に囲まれて仕事をしていますので、これからは少なくとも英語以外に3カ国語以上は勉強をしていくつもりです。

とにかく、今将来の自分に期待していられることを幸運に思っています。

【最後に】

これから自分のやりたい事があって留学を考えている人、やりたい事が分からなくなってヤケクソで留学しようとしている人、やりたい事を失って縋る思いで留学先を探している人、何でも言いから留学をしておきたい人、色々な理由があると思いますが、留学をするということはそういう色々な理由を抱えた人に出会う機会です。

少なくともサウスピークはそんな場所でした。

英語力を飛躍的に伸ばせたことは言うまでもありませんが、例えば、物事が正しいかどうかで人生を判断してきた人は何か新しいものを見つけられると思いますし、とりあえず日々をこなしてきた人は知らない人生の過ごし方に出会える場所だと思います。

繰り返すようですが、やりたい事がある人も無い人も、留学に憧れている人も、追い詰められて留学する人も、等しく自分が成長する為に必要な何かを見つけられる場所がサウスピークだと思います。

最後に、サウスピークの講師、スタッフの皆様、留学中の多くの時間を過ごした生徒の皆様への感謝の気持ちとともにこの記事を終えたいと思います。

皆さん本当にありがとうございました。またどこかでお会いできれば幸いです。

以上

文:芦田康平
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