英語力が一番伸びる語学学校

英語学習法

オンライン英会話サービスの現状と未来 その2 オンライン英会話を効果的に活用する方法

2016年1月1日

スペシャル対談企画?オンライン英会話サービスの現状と未来 その1 フィリピン人が日本の英語教育を確実に変えている。の続きです。

フィリピン人の英語(訛り)との付き合い方について、どう思いますか

セレンさん:まず「訛り」について絶対に気にする人がいますよね。そういう人に聞きたいのが、「逆にどこの人なら訛っていないの?」ということです。アメリカ人は自分のアメリカ訛りを気にするし、イギリス人も同様です。「訛りではなくアクセント」なのでその場所固有の個性なわけですよね。フィリピン人のアクセントが特段影響することはないです。訛りがあるから聞き取りにくいという意見も、実は理解度の問題だったりします。僕達にとって多少日本語が訛っても問題ないように、英語の訛りに対しても同じようにあるべきだと思います。

ーー「訛り」を気にするのは、傾向として、実際に英会話をしたことがない初級者に多い傾向が有ります。

セレンさん:そうですね。知らないからこその過敏さなのでしょう。むしろ世界中に多様なアクセントがあることを知っていれば、話者の個性や母語の影響があるのは当たり前なこととして受け入れられるようになります。

僕も初めは訛りを気にしていました。ただ、「自分が思っていた英語となんとなく違う」というような感覚で、どこがどう違うかは判断できなかった。イタリア人が話す英語がなにか違うと思う程度で、何が違うかわからないんです。今もオンライン英会話を続けていると、分かりやすいアクセントの人もいれば、少し聞き取りにくいフィリピン訛りの人もいます。

また、訛りはそう簡単に伝染るものではないし、日本でオンライン英会話をしている程度で伝染ってくれるなら逆に楽だと思います。むしろ何度教えられてもなかなか身につかないのが発音です。アメリカ人とずっと話していても、なかなか訛りは伝染らないですよ。発音が移り、いい意味でお手本になる相手の発音に近づけるのは基礎ができていて、意識的に真似をしたりするからこそだと思います。

ーー私自身も最近海外ドラマの24(Twenty Four)のシーズン1を一気に見ましたが、訛りは伝染ってくれなかったですね。

オンライン英会話初心者の方に伝えたいこととしては、あまり英語に関する細かいことを気にせずに、実際にオンライン英会話を始めてみてください、ということです。実際に始めてみれば、「訛り云々よりも自分の英語が通じるかどうかが大切」だと分かります。

セレンさん:自分が英語を話すようになると、優先度は確実に変わって来ると思います。また、Native English Speakerの教養ある人ほど発音には慎重な部分があると思います。例えば、ある英語表現の発音に関してある人から断定的に訂正された箇所に関して疑問に思ってNative English Speakerに質問すると、それは別に間違いではなく、英語を母語にする人達の地域差であった。言い換えると、日本で言れば関東と関西の違いみたいなものであったという経験が有ります。

つまり、一概に「この英語の発音が絶対的に正しい」とは言えないんです。発音に関して行き過ぎると学術的な音声学レベルの話になるので、それよりは実用レベルで自分が快適に話せることを目指すのが先決ですね。

実際にオンライン英会話サービスをどうやって活用していくか

ーーセレンさん4ヶ月間DMMモニターチャレンジをやられていますよね。

セレンさん:やっていますね。今から英語始めますという初心者の方からTOEIC800点台の人もいて(ちなみに800点台の人はこの企画終了後に900点に到達)。その人達に「共通のレッスン+個別に調整されたレッスン」を割当てながら、どれだけ伸びるかという企画をやっています。

ーーDMM英会話の教材を見たんですけど、ここ2、3年でオンライン英会話の教材はすごく増えましたね。モニター参加者のみなさんはどのような教材を使っているのですか。

セレンさん:それぞれに合わせたカリキュラムを作成しています。初心者の人は、ディスカッションといった高度なことはできないので、3行英作文をやってもらっています。まずは自分の言いたいことを短い英作文にまとめて、講師に伝える。それで間違ったところを指摘してもらって、英作文を素材にして残りの時間を使って英会話の練習をします。

あとは、瞬間英作文フラッシュトレーニングというものをやってもらっています。段階が上がってくると3?5行エッセイのアドリブ版もやります。TOEFLでいう一番初めのミニスピーキング(Independent問題)です。段階を経て色々やっています。

ーーセレンさん自身は最初オンライン英会話をどうやって使われましたか。

セレンさん:僕は最初の1ヶ月くらいずっとフリートークやっていました。僕自身が0から英語を学び直したので、本当にやり方も何もわからなかったんです。

それで「英語を話せる講師を探して、マンツーマンレッスンを受ければ良いのかな」と最初は考えました。だから最初期はNative English Speakerの人にレッスンを受け持ってもらっていたのですが、これでは伸びませんでした。初心者の自分がやるべきものではないと思いました。

それから自分なり調べてオンライン英会話にたどり着きました。それで1ヶ月くらいオンライン英会話でフリートークしていたんですよね。それこそ自己紹介で25分終わるみたいな。「はろー、はろー、まいねーむいず、あーあーあー」みたいな。

そして、「これではダメだな、これではいくらやっても英語は上達させられない」と思って色々工夫が始まりました。僕の場合は、自分の言いたいことをある程度用意して、レッスンの中でそこを掘り下げていきます。だから「予習して、レッスンを受けて、復習する」というのが一連の学習の流れです。朝レッスン受けて、1日の残りの時間を復習と予習に当てています。

ーー最初はみんなその道を通りますよね。サウスピークの留学前に行ってもらう事前学習でオンライン英会話を受講してもらっていますが、まさにそんな感じなんですよ。「とりあえず1ヶ月オンライン英会話を受講してみてください、1ヶ月受講すると、やるべきことがなにか見えてきます」と伝えています。その期間に自分で「英語力を伸ばすためには何をいま何をすべきか考える」という課題設定ができるとこまで到達してくれたらいいなと考えて、留学前の事前学習としてオンライン英会話の受講を指定しています。

最初はあえて突き放しています。これは最初から事細かに最短学習経路のカリキュラムを提示しても、うまくいかなかった経験があるためです。自分なりに試行錯誤をしたことがない生徒さんの場合だと、その後の学習で伸びないんですよ。

セレンさん:はじめは好きにやってみると、ダメだと思ったり、意外といけるから次はこうやりたいっていうのが出てきたりすると思います。フリートークを続けても何もならないって部分はあるけど、逆にフリートークしてみないとわからない部分もある。自由に話してみることが如何に不自由か、自分で実際に経験して知る必要がありますよね。

ーー本当に英語できない初心者だと教材に沿ってやるのが楽ですよね。フリートークは、実はすごい敷居が高いんですよね。それに今はオンライン英会話各社が様々な教材を揃えています。初心者は英文法の教材を最初から順番にやっていくくらいがちょうど良いと思います。

逆に私はある程度英語ができる段階でオンライン英会話を体験したので、発音レッスンが感動的でした。「マンツーマンで発音をチェックしてもらえるんだ。しかもこんなに安い値段で!」と、目から鱗でした。

セレンさん:僕もこの間サウスピークの出張発音矯正レッスンを受けさせてもらいましたけど、オンラインレッスンの場合では発音にどこまで責任持ってやってもらえるかは微妙なところでもありますよね。彼ら(フィリピン人講師たち)は発音指導のプロではないので、好き勝手に自分の感覚で言うので。発音矯正は知識のある講師が責任持ってやってもらわないといけません。生徒は指導を信じて学習するので。

サウスピークのSharmaine講師から発音レッスンを受けるセレンさん

サウスピークのSharmaine講師から発音レッスンを受けるセレンさん

ーー2015年の今、そういう次元の話もできるようになってすごいなあと思いました。昔、New Yorkに行く前に日本の英会話学校で発音矯正のレッスンを受けましたが、1回のレッスンの料金が以上に高かったんです(たしか1時間で1万円以上)。

フォニックスの本は当時自分で独学で取り組みましたが、全然できていなくて、これはどうしたもんか、という環境でした。英語耳を読んでいても、母音の長さが音毎に変わるっていうのが当時は全然理解できなかった。例えば、母音の”あ”の音が5つあって、それぞれ音の長さがどう変わるのかも、うちの講師に指摘してもらって初めてわかりました。

セレン:結局発音って個別に確認してもらわないと、どこまでも我流になってしまうんですよね。どこかの段階で確認してもらわないといけないですよね。僕も英語耳で発音を独学で3ヶ月位やっていたんですよ。それでも誤解していた部分っていうのがあって、2?3年ずっと誤解していました。例えば、母音の”I”の音とか。”AR”の音も”ER”で、stARもstERでguitARもguitERで発音していました。誰かに指摘してもらうまではずっと気づかないままみたいなことは発音に関してはありますよね。

ーー私はあまり逆にオンライン英会話ではフリートークしなかったです。それこそ最初から「参考書で学んだ表現を事前に英作文にする。それら英作文をレッスン中に添削してもらう。その上でこの表現を使って英会話の練習をする」ということしかやらなかったです。時間が25分と限られていたので、その25分の中で最低限2?3は新しい表現をモノにしてやろうという姿勢でレッスンを受けていました。

セレンさん:フリートークは今でこそ週に1・2回はするようにしています。フリートークをしながらディスカッションに持って行ったり、意見交換・ロジックのぶつけあいに会話を持っていくことができるようになりました。ここまで出来るようになったのは、会話の流れを自分でコントロールできるようになったからこそですけど。

(次の記事)オンライン英会話サービスの現状と未来 その3 どの講師を、どのオンライン英会話を選べば良いのか

「無料説明会」を開催中です。

-英語学習法

Copyright© サウスピーク日誌 , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.