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「集中したいならガムを噛む」は実際どうなの?科学的に解明します

 

「ガムを噛むと集中できる」このようなことを皆さん1度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

スポーツ選手が試合中にガムを噛んでいる姿は、特に海外でよく見受けられますよね。果たして、脳とガムを噛むことにはどんな関係があるのでしょうか。

 

「噛むこと」:咀嚼は脳を活性化させる

生理学研究所の柿木隆介教授、坂本貴和子研究員らの実験(1)により、「噛む」という行為により脳が活性化するということがわかったのです。

 

実験ではガムを噛んだときと、噛まずに顎だけ動かすときの脳の活動を脳波を用いて調べました。結果として、ガムを噛むときにはP300と呼ばれる特殊な脳波の反応が早くなったのです。 

P300ー何らかの刺激が与えられてから300ミリ秒(0.3秒)後に出現する陽性反応。

 

臨床医学では、加齢や痴呆によって反応が遅延することを利用して、病気の早期診断に使われています。また、脳が活性化すると反応時間が短くなることも良く知られています。(1)

またガムを噛む事によって、刺激(音)に対する反応速度も早くなるということもわかりました。

 

一方、何も噛まずに顎だけ動かしたとき、何もしなかったときはこのような結果は得られませんでした。「ガムを噛む」という行為に意味があるとわかりますね。

 

ガムでなくてもいいのでは?

では、ここでいつの疑問が浮かんできます。「ただ顎を動かす」ことに意味が無いのなら、ガムを「噛ま」ずとも、ガムと同じような味のものを口に含むだけでも同じ効果が得られるのでは?

 

次に、これについて検証しましょう。

 

法政大学大学院人文科学研究科・法政大学文学部の研究チーム(2)は、ガムに含まれる香りや味の成分だけでもガムを咀嚼する際と同等の効果が得られるのかどうか実験を行いました。

この実験では、ガムを噛みながら計算するグループと清涼菓子を口に含みながら計算するグループ、 何も口に含まずに計算するグループの3つが比較されました。

 

結果は、ガムを噛みながら計算するグループの交感神経活動に優位な差が見られました。交感神経活動が活発なのは素早く反応・活動できる証です。勉強スポーツをしているときは交感神経がはたらいているのです。

 

これにより、「ガムを噛む」ことの効果はガム特有のミントの清涼感によって得られるものではないということがわかります。「ガムを噛む」ということに意味があるのであって、香りや味による影響ではないのです。

 

ガムを噛むベストタイミングは?

それでは最後に、ガムを噛む1番のタイミングを検証していきましょう。

 

文京学院大学の東條氏らは、ガムを噛むタイミングとその効果についての調査を行いました。

 

実験では参加者を事前にガムを噛むグループと計算中にガムを噛むグループ、ガムを噛まないグループの3つに分け、それぞれのグループに計算作業をしてもらいました。

 

この実験で、解答数・正答数は計算中にガムをかんだグループが平均値として最も多く、一方誤答数は最も低いという結果が出たのです。

 

このことから、ガムを噛むベストタイミングは「集中したいまさにその時」といえます。

「ガムを噛んで集中力アップ」これは真実と言っていいでしょう。

 

試験を受けるとき・集中して英語学習したいときは、ガムを忘れずに!

 

<参考>

噛めば噛むほど、脳は活発に
ーモノを噛むことに効果あり。脳波を使った研究で証明 —
(1)

 

チューイングによる計算課題への集中力促進効果(2)

 

課題遂行に対するガム咀嚼タイミングが 心理・生理反応および課題成績に与える影響(3)

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