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対談記事

【HENNGE × サウスピーク 対談企画#1】英語公用語化から考える英語の必要性と日本の将来

2019年11月14日

すべての人々がテクノロジーが持つ力と可能性を享受できるよう、独自の技術と進化し続けるテクノロジーを変幻自在に組み合わせ、世界中でワクワクを創り出す日本発の国際的IT企業HENNGE(ヘンゲ)株式会社』のエグゼクティブオフィサーを務める汾陽(かわみなみ)氏と、サウスピーク代表取締役である丸山の対談が実現。

約2時間にも及ぶ対談の内容を3回に分けて配信していく。

初回となる今回は、ソーシャルゲームの流行でエンジニアが流出し、深刻な人材難に陥ったHENNGE株式会社が取った「社内公用語の英語化」という策を実現させるまでの経緯について話を伺った。

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目次

①深刻な人手難の解決方法は社内公用語の英語化

②伸びる東南アジア! 取り残される我らが日本

③ドメスティック企業の時点で中小企業という図式に?

④韓国に学ぶ社内英語研修の重要性と新世代の波

深刻な人手難の解決方法は社内公用語の英語化

丸山
本日は留学中の貴重なお時間をいただきありがとうございます。早速始めていきたいと思うんですが、改めて簡単に自己紹介をお願いします。
はい、汾陽祥太と申します。41歳で奥さんと子どもが2人おります。渋谷にあるHENNGE株式会社という会社に勤めておりまして、そこで執行役員を務めております。
汾陽さん
本業の役割は別にあるんですけれども、ひとつの役割として英語教育の担当をしています。在籍している日本人スタッフの英語力向上の手伝いをしているが1つのタスクです。

会社はITを事業にしていまして、今はクラウドのセキュリティーサービスを、主に日本国内の企業さん向けに展開しています。

汾陽さん
丸山
では僕も。サウスピークの丸山です。2013年に本気留学というコンセプトでサウスピークを設立しました。

一般的な語学学校はレジャーと英語学習が混ざっていたんですけど、サウスピークはそのなかでも語学に力をいれてやっています。これまでの6年間で、約5,000名の方に留学をしていただきました。

まだ6年なんですか? 6年でこれはすごいですね。3校舎もあって。
汾陽さん
丸山
結構、頑張ってきましたね、はい……(笑)。
何度も留学に来させていただいてますが、この1年でも結構改善された部分はあるなと思っていて。日本語禁止校の社会人の数も23人と、前回留学した時の15人を大幅に超えていますし、案の定みんな真面目に勉強している。
汾陽さん
カリキュラムの部分も、レギュレーションがよりしっかりしていて、レベル6〜7(TOEICスコアが600〜700点代)の生徒は、何週間いたらマストでプレゼンをしないといけないとか、カチッと固まった部分も多いと感じました

そして、これはお礼を言わないといけないんですが、ご飯が格段に美味しくなってますね。

汾陽さん
丸山
ありがとうございます。 結構この1年で体制を大きく変えて、スタッフの方で自分たちでやりたいプロジェクトがあれば業務の30%ぐらいはできるっていう形に変えたんですよ。

それをちゃんと評価しますね、という人事制度も取り入れた結果、日本語禁止校の場合はもっと日本語禁止校らしく、レベルの高い人たちに向けてどうしていくかということを進められるようになってきています

それはすごく良いですね。
汾陽さん
丸山
それでは本題の方に移っていきたいと思います。日本社会の中で、英語人材の必要性と将来性について意見を伺わせていただけますか?
そもそも、我々が英語を公用語にしたくてスタートしたわけではないんです。全ての始まりは、「深刻な人手難」です。

2013年くらいにソーシャルゲームがすごく流行りまして、プログラマーなどIT人材が、そちらに流出した時代がありました。我々も自社でサービスを展開しているにも関わらず、エンジニアを全く採用できず、このままだと事業が立ち行かないくらいの状況になったんですね。

汾陽さん
そんな時、たまたまシンガポール大学に在籍するベトナム人からインターンシップの応募があって。面白そうだから採用したんですよ。ただ、採用してから気付いたんです。

「彼、日本語無理だよね」と。 帰国子女や英語できる人が何人かいたので、何とか受け入れることができましたが。そしたら、そのベトナム人の彼がめちゃくちゃ優秀だった。

汾陽さん
丸山
優秀だったというのは、プログラマーとして?
そうです。国費留学でシンガポール大学に在籍していて、コンピューターサイエンスを専攻してたんですが、シンガポール大学って東京大学よりも学力が高いらしくて。

「うちに就職しちゃいなよ」って言ったんですよ。でも、シンガポールでプログラマーとして就職すると、新卒で年収800万円くらいもらえるんです。なので、結局彼はシンガポールに行くことになったのですが、彼から良い情報をいろいろと教えてもらえて

汾陽さん
丸山
ほう、良い情報ですか?
ベトナムやフィリピン、インドネシアのプログラマーの新卒の年収って、仮に国内トップレベルの大学院を卒業していても60〜100万円くらいなんですよね。

それで、実際現地に行って話聞いてみたのですが、みんな日本が大好きで憧れているんですよ。日本のアニメや漫画を見て育っているので。

汾陽さん
これはいいぞということで、リクルート活動を始めたのですが、「僕たち日本語がしゃべれません。だから諦めてるんです」って言うんですよ。

だったら自分たちが「日本語を話すの辞めたらいいんじゃない?」となり、2014年から英語公用語化に向けて取り組むようになりました

汾陽さん

伸びる東南アジア! 取り残される我らが日本

丸山
日系企業全般的に外国人の雇用は増えているけど、人材難というより海外の進出を目的としていますよね。
それもあると思いますね。海外への戦略として人材を採用するニトリさんとか、まさにそうだと思うんですよ。スーパーのイオンさんとかも、かなりローカルに落とし込んで展開されているので、海外の人材を大量に採用していたり。
汾陽さん
でも、やっぱり人材難もあると思います。居酒屋のチェーン店さんとかも、もはや外国人の雇用がないと経営が成り立たないっていってたり。これって既に日本全体で始まってるんですよ。

なのに今の日本の外国人の雇用に対するスタンスって「君たち貧しい国の人たちでしょ? 日本で働かせてあげるけど条件はちょっと厳しいよ」という感じじゃないですか。それって本当にナンセンスですよね。

汾陽さん
丸山
そんなことしていたら来てくれなくなるけど、大丈夫なのかなと心配になります。
東南アジアの市場の経済成長率って7%くらい。日本は横這いか下がっていっている。今は日本に憧れて来るかもしれないけど、将来が見えない。

難しい言葉を覚えなきゃいけない面倒な国に行くんだったら、英語で仕事できるマレーシアなどに行った方がいい思う人がどんどん増えていくと思うんですよね。

汾陽さん
丸山
HENNGEさんとしては、マーケットは国内をメインで展開されているんですか?
現時点では国内マーケットが大きいのですが、将来的にはさらに海外に展開したいと考えています。台湾には子会社がありますが、台湾のみならず東南アジア、アメリカにも展開していかないと。

やはりマーケットの大きさが日本と比べ物にならないですし、日本のマーケットは悲しいかな収縮する方向にあるので。

汾陽さん
丸山
ということは、最初は英語人材入れた。やってみたら英語公用語化できた。そうしたら海外マーケットも狙えるようになったという流れですね。
これは英語化だけじゃなくて、クラウドサービスという商品の特性も関係します。物を納品したり、何か問題が起こった時に訪問する必要がないんです。

英語という要素さえ備わっていれば、全世界どこからでもお客様を獲得できるんですね。なので、今では非エンジニアも香港や台湾、タイなどの国から採用をしています。

汾陽さん

ドメスティック企業 = 中小企業という図式に?

丸山
経営者側から見た時に、英語公用語化が企業を成長させるうえで必要なことだとして、従業員はどのようなベネフィットを得ることができると考えられますか?
サウスピークさんがミッションに掲げられている「1000人のレジェンドを輩出」は、素晴らしい取り組みだなと思っています。英語を身につけた瞬間からものすごい勢いで世界が広がるじゃないですか。

そしたら、可能性が何千倍ですよね。チャンスは世界のどこにでもある。英語は可能性を広げるための必要最低限のツーだと思っていますので、もちろんスタッフにとってもメリットは大きい。

汾陽さん
丸山
日本で働くうえでも同じですよね。今までは大企業に就職できればいいというのがありました。当然、大企業の方が待遇が良いですから。

だけど、今後10年、20年経っていくと、トップ企業ってほとんどグローバル企業という状況になる。むしろ大企業という言葉自体がグローバル企業を指すようになると思いますね

ECの分野だとAmazonが日本国内で一番強い。なぜかというと、当然世界で広いマーケットを持っているから。そうなってくると、上司が外国人、英語で会議が当たり前になる。

一定以上大きな会社の中で昇進しようと思うと、英語なしでは昇進できなくなるでしょうね。

汾陽さん
丸山
ちなみに、HENNGEさんが社内で持っている英語の基準ってあるんですか?
一般社員TOEIC600点、マネージャーTOEIC800点ですね。妥協の上の、妥協の上の、妥協の上で話し合った結果です。
汾陽さん
丸山
「TOEICの点数が高くても話せない」という意見もやはり出てくると思うのですが、なぜ社内の基準としてTOEIC点数600、800とTOEICベースで設定したんですか?
いますよねー、「TOEICを勉強したいわけじゃないんです。話せるようになりたいんです」とか、「友達がTOEIC900点超えてるけど、全然英語話せませんよ」と言って、英語学習にきちんと向き合わない人。本当に腹が立ちます。

ボキャブラリーやグラマーが無かったら話せない、それらを学ぶためのTOEICだろと。

TOEICというのは、英語ビギナーには本当に良くて、勉強したら絶対伸びる。だから、一定のレベルに達するまではTOEICをとにかくやってくれと思います。

汾陽さん
丸山
TOEIC900点があれば充分という訳ではないですが、TOEIC900点ないと話にならないと。
外国人スタッフにもTOEICを受けてもらっているのですが、ひとつも勉強してないですけど全員950点超えてきますから。

ただ、日本人スタッフに最初から900点を目標として設定することはできないので、まずは650点を目指してもらって、実際に1年で超えてきたスタッフは表彰してサウスピークの日本語禁止校に行けるよ、としています。

汾陽さん
いくらサウスピークとはいえ、1ヶ月留学でスコアが数百点も上がることはないのですが、やはりそこで掴むものもあるようで、帰国後1年以内には絶対800点は超えてきますね。

そんな感じで取り組んでいるのですが、企業の採用基準が600〜650点くらいに設定されている意味がよくわかりますよね。真面目に1時間半程の学習を3ヵ月間続けるだけで、すぐ取れるじゃないですか。そこを見てるんだろうなと。

汾陽さん
丸山
今いるスタッフをトレーニングして英語を話せるようにするのも手段の一つですが、その一方で英語を話せない人は放っておいて、話せる人をどんどん採用していくということもできると思うのですが?
そろそろ、そっちに振っても良い頃合いかもしれないですね。
汾陽さん
丸山
なるほど。できる人をとる。
新卒に関してはネイティブレベルしか採用しないようになっています。今年入社したのもフィンランド系の人とか、中国人とか、インド人とか。日本人もいますが、必然的に帰国子女とかになりますね。
汾陽さん
丸山
じゃあ、もう英語ができるっていう人ばっかりで。
まだ英語学習を頑張ってくれている人もいます。そうそう、中途採用の方の場合、英語公用化が決まる前から在籍しているスタッフよりも、英語学習を頑張ってくれますよ。

「え? TOEICの受験やSkype英会話がタダですか?」という感じで。むしろ、それ目当てで入ってきた人も多いくらい。

汾陽さん
丸山
「こんなに英語教えてくれるんですか!」みたいな?
「会社のお金でこんなに勉強できて、能力もあがってラッキー!」って大喜びしてます。
汾陽さん

韓国に学ぶ社内英語研修の重要性と新世代の波

丸山
5年、10年、20年と見ていった場合、どれくらいのスパンで日本人が英語を求められるようになると思いますか?
10年後には英語を話せない人の市場価値はなくなっていると予想します。20年後には、今の子供たちがペラペラになって社会に出てくる。

なので、10年後にまだ英語教育とか言ってると、話にならないんじゃないですか? 余程、ドメスティックで生き残っていける企業なら良いですが、グローバルで戦っていこうという会社は厳しいと思います。

汾陽さん
丸山
そうなると「ドメスティック企業=中小企業」みたいになりますよね。

韓国って正に10年、20年先に行っているじゃないですか。良い意味でじゃないですけど。結局は国内のマーケットがないから、国内だけでやると零細企業になってしまう。ほとんどグローバルでやるしかないので、英語ができる人材しか取りませんみたいな状況ですよね。

丸山
だから英語力は良い企業に入るためのチケットみたいな。最低限の切符、今の日本で言う大卒みたいな感覚ですよね? それをどうやって数値化するかと言われると、TOEICしかないからTOEIC900点とかが基準になる。
これってありがたいことだと思うんですよ。だって、ちょっと勉強したら取れるんですもん。 今の若者たちは、みんなスコアは簡単に取るだろうし、英語も話せるようになるんでしょうね。

サウスピークの日本語禁止校で留学していて、あんなにキラキラした若者たちが一生懸命に英語やっているのを見たら、そう感じずにはいられないですよ

汾陽さん

(次の記事)

#2 英語公用語化への取り組みで光るサウスピークの価値

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Tsuyoshi Ban

慶応義塾大学経済学部卒業後、お笑い芸人を志すも全く売れず、30歳で夢を断念。この経験でマーケティングの重要性を強く実感する。直後から、サウスピークでマーケティングスタッフとして勤務し、英語の勉強と仕事に打ち込む日々を過ごす。勉強できる喜びを噛みしめる平成元年生まれ。

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