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第二言語習得論 英語学習

私達の言語:日本語は英語学習にどう影響するのか?

英語を学習中の皆さん、こんにちは。

「日本人は英語が苦手だ」とよく言われていますよね。今回は「英語と日本語の違い」という観点から、その理由について切り込んでいきます。

「日本人は英語が苦手」その理由は?

日本人が英語を苦手な理由の一つとして、英語と日本語があまりにもかけ離れていることがあげられます。そもそも英語はインド・ヨーロッパ語族のゲルマン語派に属している言語です。

一方の日本語は、現在においてもその起源が明らかになっておらず、「孤立した言語」であると言えるのです。

ゲルマン語派にはオランダ語やドイツ語も含まれています。ドイツ語・英語・オランダ語は構造上非常に似ているため、ドイツやオランダの人々は日本人に比べて英語学習におけるアドバンテージを持っていると言えます。

ですので言い換えれば、日本人は英語学習において比較的苦労する運命にあるのです。

母語がフィルターになって学習を阻む

さて、外国語学習におけるやっかいな問題の1つに、自分の言語が「フィルター」になってしまうということがあります。

英語学習を始めた多くの日本人にとってRとLの発音の違いは鬼門と言えるでしょう。この背景には、日本語にはもともとLとRのような音は存在しないため、混同してしまい違いになかなか気づけませんよね。

これは、母語をある程度習得してしまうと、第二言語をとらえようとする際にどうしても母語を介してしまうためです。

例えば、複数形。

"Departure''か"Departures" か、アカデミー賞外国語映画賞を受賞した『おくりびと」の英語のタイトルは、どちらだかわかりますか?僕自身もこれを書こうとした時にどちらかわからなくなったので調べたら、複数形、"Departures"だったのですね。

そう言われてみれば、『おくりびと』の主人公は何度も何度もいろいろな人を現世から来世へ送り出していくわけですから、英語のタイトルが複数形に なっているのも納得がいきますが、departureという単語を聞いた時、我々日本人は単数か複数かは、深いところでは処理していないので、記憶があいまいなわけです。 (1)

英語学習者の皆さんなら、一度はこのような経験があるはずです。複数形を使うべきなのか単数形にするべきなのかを、幼い頃から英語を用いてきた英語母語話者は感覚的に判断することができます。

一方日本語の場合、そもそも単数形複数形をはっきりと表現する必要が無いため、多くの日本人英語学習者は単数形複数形のどちらを使うべきなのかといった問題を前にして、困ってしまうことが多いのです。

「外国語学習は早ければ早いほど良い」は本当か?

では、日本語を習得する前に英語を学習すればよいのでは?という考えが浮かんできますね。

実際に外国語学習は早ければ早いほど良いと叫ばれています。その影響で幼児期からの英語教育に注目が集まりました。

様々な研究結果を基に総合的に判断すると、年齢と外国語学習の関係については、「older is faster, younger is better」と言うことができそうです。

大人(older)は子供(younger)に比べて賢く器用ですので、学習効率は大人の方が圧倒的に高い訳です。ですが継続的に学習した場合、子供のほうが外国語運搬能力が高くなることが多いようです。

海外転勤などで同じ年数海外に滞在していても、親よりも幼い子供のほうがより流暢に話せるようになることがそのいい例です。

日本語で/r/と/l/の 区別ができなくたって、何も困らない。区別する必要が無いわけです。ところが、赤ちゃんは皆区別できるんです。1歳くらいまでの子どもは世界中の言語のありとあらゆる音を区別できる。

それが母語を習得するうちに徐々に区別ができなくなってくる。母語を習得するにつれて、母語をより効率よく処理でき るようになるからなのです。一方で、母語を習得することによって、第二言語の処理ができなくなる。(2)

この「older is faster, younger is better」という考えですが、必ずしも全てのケースに当てはまるわけではないとのことです。目安として捉える程度にとどめておくのがよいでしょう。

日本人英語学習者に母語・日本語が与える影響として今回は、

・英語と日本語があまりにもかけ離れているためそもそも学習するハードルが高い

・日本語をある程度習得してしまうと英語を英語として捉えるのではなく、日本語というフィルターを通して捉えてしまうために日本語にはない特徴を取りこぼしてしまいがち

という2つをご紹介しました。

日本語話者にとって英語学習は簡単なことではないですが、適切で効率的な学習方法を取れば英語力を向上させることができます。

先程述べた「母語のフィルター」の一例であるRとLの発音の違いですが、サウスピーク新宿校の発音矯正レッスンを通してその差異を認識し、正しい発音を身に着けていただくことが可能です。

日本人英語学習者には様々な困難が待ち受けています。だからこそ、効率的に英語を学んでいくことが必要で、かつ効率的なのです。

参考

(1)「英語教師の為の第二言語習得論入門」より

(2)「英語教師の為の第二言語習得論入門」より

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