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TOEICのスコア算出(採点)方法|アイテムアナリシスとイクエイティングについて


TOEIC L&Rスコアとマークシート確率|4択マークシートの採点基準の記事で、TOEIC L&Rが4択式のマークシートテストで、かつ単純に点数を加算しているのではなく、統計処理の上採点されていることをご紹介しました。

TOEIC試験は、過去の受験者の膨大なデータベースと、高度な統計処理を用いることで、医学や知能検査と同じく、能力を精確に測定する基準(妥当性)と、試行回数ごとの結果のばらつきをなくす「信頼性」を維持しています。

本記事ではその統計処理の詳細をまとめました。TOEICプログラムは、難易度と公平性を保つために日々調整を行っているのです。では、TOEIC L&Rテストの採点方法を詳しく見ていきましょう!

アイテムアナリシスとイクエイティング|TOEIC L&Rの採点方法

TOEIC L&Rテストは1問5点が原則のテストですが、単純に正答数×5でスコアが算出されているわけではありません。以下のような処理が行われているのです。

テスト結果は合格・不合格ではなく、リスニング5~495点、リーディング5~495点、トータル10~990点のスコアで5点刻みで表示されます。 このスコアは正答数そのままの素点(Raw Score)ではなく、スコアの同一化(Equating)と呼ばれる統計処理によって算出された換算点(Scaled Score)です。

テスト結果について|TOEIC Program|IIBC

採点前のプロセスで、大切な処理が2つ行われます。それがアイテムアナリシスイクエイティング(スコアの同一化)です。
参考:採点のプロセス|TOEIC Programはどのようにつくられるか|IIBC

では、そのアイテムアナリシスとイクエイティングの2つを詳しく見ていきましょう!

悪問を除外して難易度のばらつきを防ぐ|TOEIC L&Rの採点方法

ではまずアイテムアナリシスについて解説しましょう。

アイテムアナリシスとは、テストや検査における「妥当性」という概念で説明できます。「妥当性」とは正しくその能力を評価できているかという基準のこと。

例えば、高い英語力を持つ人でも解けない問題は「悪問」です。逆に、誰でも解ける簡単過ぎる問題も「悪問」です。

アイテムアナリシスでは、そのような「悪問」を統計的に排除して問題作成する過程のことです。

TOEICは医学や知能検査と同じく、高い精度で「英語力」を適切かつ公平に評価するために、工夫された試験なんですね。

統計処理で各試験のスコアの難易度を均一化|TOEIC L&Rの採点方法

続いては、イクエイティング(試験の信頼調整)についての解説です。

こちらは「信頼性」を保つための統計処理のことです。テストの「信頼性」が高いということは、試験を繰り返し受験しても、能力が同じであるならば結果に大きな違いが生じないということ。

大学入試を例にとって考えてみましょう。例えば、A大学AA学部の2018年度入試はとても難しく、平均点が40点だったとしましょう。そして次の年、2019年度入試は問題が簡単で、平均点が70点だったとします。

平均点に30点の開きがありますが、これは問題ではありません。なぜかというと、A大学AA学部の定員は一定数に決められていて(例えば1,000人)、その定員を埋める入学者選抜を行う試験にすぎないからです。

入試の場合一定以上の点数を取れば合格という形ではなく、何点であろうと上位(A大学AA学部の場合上位1,000人)に入れば合格します。同時受験した志願者が、同じ問題を受けていさえすれば公平性は保たれますよね。

しかし、TOEIC L&Rテストの場合そうはいきません。英語力の証明となるスコア自体に価値があるからです。例えば2018年5月実施の試験とと2019年5月の試験で難易度に雲泥の差があった場合、全く同じ英語力を発揮しても、結果(スコア)に差が出てしまいますよね。それでは英語力を正しく平等に評価しているとは言えません。

そのため、単純に素点(換算などをしていない、そのままの得点)でスコアを出すのではなく、素点を換算点に置き換え、各試験の難易度のブレによってスコアに差異が生じないように調整しています。受験者は、実力が変わらなければスコアも一定となるので、学習成果と英語力の伸びをTOEIC テストで測ることもできるのです。

お金を払って試験を受けても、平等に評価してくれなければ意味がありません。誰が何年の何月に受けても平等に英語力を証明できるよう、TOEIC L&R試験のスコア算出前に調整を行っているのです。

採点結果の信頼性を維持するため、素点(換算などをしていない、そのままの点数)を一定の統計処理に基づいた換算表にかけて算出する。これがTOEICスコアの採点方法です。

TOEIC L&Rスコアの精度はこのようにして保たれているのです。これを聞くと、TOEIC L&Rテストが多くの大学や企業で参考にされ、活用されている理由がわかりますね。
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TOEIC L&Rテストへの信頼度がより高まったのではないでしょうか? 英語学習・TOEIC 対策を計画的に進め、より良いスコアを獲得し、進学やキャリア形成、海外渡航など、将来の選択肢を広げていきましょう!

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