日本では、女性の社会進出が遅れているといいわれて久しいですが、アジアの中で最も女性の社会進出が進んでいると言われているのがフィリピンです。

例えば、国際労働機関(ILO)による2015年の報告によると一般企業に勤める女性の管理職の割合では、日本は102カ国中96位で、管理職に占める女性の割合はわずか11.1%でした。一方で同調査では、フィリピンは4位で、管理職に占める女性の比率は47.6%で男性とほぼ同等の割合となっています。

なぜ日本とは違いフィリピンでは女性の社会進出が進んでいるのでしょうか。彼女達が男性と同等に活躍できるのはなぜなのでしょうか。

実は、サウスピークのフィリピン人のマネージャーも女性です。今回は、彼女の生活を公開し、フィリピンで女性の社会進出が高い背景について説明致します。なお、彼女の生活はマネージャークラスのフィリピン人であれば、それほど特別な生活ではありません。

サウスピークのマネージャー・マニリンの一日

サウスピークのマネージャーのマニリンも毎日忙しく働くキャリアウーマンです。彼女には3人の子どもがおり、しかも、一番下は2歳ですが、毎日バリバリと働いています。まず彼女の一日はこのような感じです。

午前8時:自分で運転して出社して業務の開始

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デスクワークの開始。数名の部下に指示を出します

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仕事関係の電話が頻繁にかかってきます

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午後12時:講師とのMTG

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午後14時:遅めのランチを食べて他の校舎へ移動

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サウスピークの複数の校舎を移動します。

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午後16時:スピーチコンテストの審査員

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午後19時:給与計算業務を終わらせて退社

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午後20時:残りの業務を家で行なう

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午後21時:子どもの宿題を見る

子どものスピーチの指導

子どものスピーチの指導

午後22時:子ども達と遊んで就寝

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以上のように、マニリンの生活の時間のほとんどは仕事と子ども達への教育に注がれています。これが、彼女の一般的な一日です。しかし、ここまでみて疑問に思いませんでしたか?誰が家事をしているのか?働いている間子ども達はどうしているのか?

そうです。彼女がこういった生活ができるのは、秘密があります。実は、彼女の家には2名のメイドがいるのです。

メイドのマリアンとジェニサ

マニリンの家には2名のメイドがいます。彼女達は住み込みで生活をし、子ども達の世話から、家事全般を行なっています。

メイドのマリアンとジェニサ
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彼女達が、朝食を作り、子ども達が学校に行くまでの準備をしてくれています。
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彼女達が、一番小さい2歳のこどもの面倒もみてくれています。

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彼女達が、ご飯を食べ終わった後の片付けもやってくれます。

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彼女達が、掃除をしてくれます。

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彼女達が、洗濯物をしてくれます。

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こういった生活は日本ではなじみがないものですが、フィリピンのある一定水準以上家庭であればそれほど珍しいものではありません。ごく少数の人々だけではなく、多くの家庭がこのようにメイドを雇っています。

サウスピークのマネージャーのマニリンは帰宅後も仕事をしたり、休日も仕事をしたりすることもありますが、メイドの二人がいることで子ども達と一緒に過ごす時間をしっかりとることができます。また、仕事以外にも自分の趣味の活動や海外旅行を楽しんだりもしています。

例えば、2015年にはアジア太平洋各国のの青年が集まるAsia Pacific Youth Conferenceではホストを務めました。

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また、年に数回海外旅行にも行きますが、子どもを連れて行く時も連れて行かないときもあります。連れて行かない場合は、メイド達に子どもの面倒を見てもらっています。

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フィリピンでの女性の社会進出が進んでいるのは、メイドの存在だけが理由ではないと思いますが、一つの理由であることは間違いないでしょう。このようなメイドが一般的という社会に関して、日本では否定的な見方もあるかもしれませんが、事実としてフィリピンではこのような働き方が一般的に存在します。

日本で、女性の社会進出が進まない理由は他にも「寿退社の習慣がある」、「社会通念」、「育児のサポートが充実していない」などの理由もあります。また、核家族化により仕事か育児かの二者択一が求められるということも大きな理由です。

フィリピンではメイドがいることにより、仕事か育児かではなく、仕事も育児も取るという第三の選択ができます。これが、フィリピンの女性の社会進出が高い理由の一つであるということは間違いないでしょう。