スタディーツアーで出会ったストリートチルドレン。

こんにちは!サウスピーク日本語禁止校でインターンシップをしているNaokiです。フィリピン留学、セブ島留学といえば、青い空!広い海!の他にも、実は貴重な体験ができます。それが「スタディーツアー」です。

フィリピンのスタディーツアーは、貧困問題の現状を間近で見て、理解を深めることを目的としています。実際に貧困地域に足を運び、当地で暮らす人々と交流することで、フィリピンの貧困問題を実感として学べます。

結論からいうと、私はフィリピンにいるストリートチルドレンへの印象ががらっと変わってしまいました。セブの街を歩いていると必ず出会う、真っ黒に焼けた子ども達。ポケットにスマホを入れたまま近づこうものなら、盗まれてしまったり。そんな危険なイメージしかなかったのですが、ツアー終了後は、自分の無知に呆れることになりました・・・。

※ストリートチルドレン・・・都市部にいるホームレスの子供たち

SLPCスタディーツアーについて

今回参加したスタディーツアーは、「SLPC スタディーツアー」。SLPCはNGO団体であり、セブに住む貧困層の子供たちに向けて「食事」「教育」「職」を提供しています。

特筆すべき点として、彼らは「食事」の提供を重視しており、スタディーツアーも食事配給活動の一環として行われています。「学校へ行かせること」は貧困の連鎖から抜け出す一つの手段ですが、まず学校へ通える年齢まで生きてもらうためのサポートもすべきだとのこと。また毎回違った貧困地域で活動していおり、できるだけの多くの子供たちをサポートしようとしているのも特徴ですね。

こちらが牧師のデービスさん

またストリートチルドレンと安全に交流できる保障が牧師の存在です。スタディーツアーに限らずボランティア活動を行なっているデービス牧師は彼らと同じく貧困地区出身です。彼を介すことがこのスタディーツアーへの理解につながっており、今まで一度も参加者とストリートチルドレンの間にトラブルはないそうです。

電話番号:(+81)106?6397?7030
メールアドレス:info@cecj.net
公式ホームページ:http://go-cebu.com
参加費用:500ペ(1200円程度) ※正し2回目以降の参加は300ペソ(720円程度)

墓地に住むストリートチルドレンと交流

前述の通り、毎回違う貧困地区を訪れているSLPCのスタディーツアーですが、今回は華僑墓地に住む人々へ食事配給活動を行いました。

※華僑墓地にはフィリピンにやって来て莫大な富を築いた中国系富裕層の墓地とブルーカラー層の墓地の2種類があります。華僑の墓はアメリカのように埋葬するのではなく、土葬した石棺を地上に置いたままにします。

石棺を守るために作られたのが廟(びょう)で、風や雨から石棺を守る丈夫さ備えています。これがストリートチルドレンを含め貧困家族の住居となっているのです。富裕層の墓を、貧困層の人々が今世を生きる住居として利用しているとは皮肉ですね。

私Naokiは、サウスピークの生徒さん達も交えて参加して来ました!

今回は1.華僑墓地到着→2.墓地内見学→3.墓地内にある広場で子供達と遊ぶ→4.食事配給→5.セブ市内に戻ってから解散 という流れになります。

10分程度歩くと華僑墓地の入り口へ到着です。いざ華僑墓地内へ入ります。

早速子供たちを発見。

墓地内へ入って見るとびっくり。やはり墓が住居のように使用されています。遠くから見ると墓地だとは思えません。

近くで見るとこんな感じ。

過去には貧困層の人々に管理されなかった墓が破壊されたこともあったそうです。

多くの所有者が貧困層の人々に居住を理由に、墓地ごと移動させているのが現実です。それでもなお現在、華僑墓地を使用されている方がいます。そのような方は墓地に住んでいる人々にお金を払い、墓の管理をさせているようです。

道無き道を進みながら、遊戯と食事配給が行われる広場へと向かいます。広場に着くと食事配給までの間スポーツや、ダンス、ゲームを行いました。「ストリートチルドレンに日本語で顔の各部位を覚えてもらう」というゲームでは、子供達が必死に日本語を覚えようとしている姿が印象的でした。

参加者の皆さんも各部位を指差しながら、子供達に覚えてもらおうと必死です。

一人の少女が指定された日本語を全部覚えることができた時の様子。抱き合って喜んでいます。笑顔が眩しいですね!

覚えることができればお菓子がもらえる

バレーボールをしているインターン、Naoki

夢中でダンスをするストリートチルドレン

この一連の遊戯を広場で1時間くらい遊びました。そしてようやく目的である食事配給に移り、スライスしたパンにアイスクリームを挟んだ「アイスサンド」を子供達に配りました。

子供たちはアイスサンドを食べるまでに、かなり体を動かしていたのでお腹が空いていたのでしょう。本当に美味しそうに食べます。参加者も子供に負けじと体を動かしていたので、アイスサンドを食べる子供たちを見てお腹を空かせてました。

フィリピンの貧困問題の実情を目の当たりにしたスタディーツアー

今回はスタディーツアーを通じて、墓地に住むストリートチルドレンと交流しました。

墓地に住むストリートチルドレンは、学校に行くことができない子供たちばかりです。なぜならその親もこの墓で生まれ育ち学校行かなかったので、そもそも学校へ行く意味を理解していないからです。しかし生まれた瞬間から教育を受ける権利を否定されたような状況でも、その子供たちの中には英語を勉強する(空いている墓地を利用して、英語教室が開かれているそうです)ことで、将来仕事を見つけ現在の状況を変えようと努力している子がいるのは事実です。

みなさんはストリートチルドレンにどのようなイメージをお持ちでしたか?

参加するまで正直なところ私は「怖い」「汚い」「臭い」といったネガティヴなイメージを持っていました。しかし交流後にはスタディーツアーとして関わっていることを加味しても、そのようなイメージは偏見だったと感じます。ストリートチルドレンは家がないことを除けば一般家庭の子供と変わらない印象を受けましたし、むしろ貧困だからこそ将来のために英語を勉強しているという動機を聞いたときは衝撃的で、英語学習に対して自らを引き締めるきっかけになりました。

スタディーツアーに参加して何を感じるかは人それぞれです。ストリートチルドレンに限らず貧困問題全般に対し考えがおありでしたら、参加してみてはいかがでしょうか。