ここ10年でフィリピン・セブ島での英語留学は飛躍的に人気が出てきています。2013年にフィリピンを訪れた外国人の数が37万人程度であったのに対して、昨年2017年には約47万人もの人々がフィリピンを訪れました(そのうちセブ島への訪問者数は約9万人)。

フィリピン留学は英語学習者にとってなぜ人気なのか。この記事ではフィリピン留学と、アメリカやカナダ、イギリスといった留学人気国の10ヵ国を比較して紹介します。

*結論として、英語力を伸ばすためにはフィリピン留学が一番望ましいと思います。理由は以下をお読みください

目次
1.おすすめの英語&語学留学国ランキング

1.1 費用の安さ順

1.2 アクセスの良さ順

1.3 学習時間順

1.4 総合ランキング

1位 フィリピン

2位 カナダ

3位 ニュージーランド

4位 オーストラリア

5位 マルタ

6位 アメリカ

7位 イギリス

8位 アイルランド

番外 イタリア

番外 ドイツ

番外 フランス


2.フィリピン留学の魅力
3.留学エージェントを通して英語留学をするメリット・デメリット

1.おすすめの英語&語学留学国ランキング

1ヶ月あたりの留学費用が安い国

各国の語学学校10校の情報を調べ、1ヶ月間留学にかかる費用の平均を出しました。

※今回調べた中でイタリア、フランス、ドイツにある語学学校は「英語ではなく現地語を学ぶ」もしくは「英語で専門性のあることを学ぶ」学校でした。フィリピン留学のようにマンツーマンでみっちりと英語を学ぶスタイルの語学学校は少なそうです。

1位 フィリピン(セブ) 29万円

内訳

授業料:18万円

生活費(お小遣い):3万円

航空券(往復):6万円

その他(ビザ、テキスト代、寮費等):2万円

※フィリピンの語学学校では、授業料に寮費が含まれていることがほとんどです。ほかの国の語学学校では、ホームステイや生徒寮に滞在するために、宿泊に8〜12万円程度の費用がかかります。

2位 イタリア(ローマ) 35万円

内訳

授業料:13万円

生活費(お小遣い):5万円

航空券(往復):7万円

その他(ビザ、テキスト代、寮費等):10万円

※英語ではなくイタリア語を学ぶ学校が主流です。

3位 カナダ(トロント) 39万円

内訳

授業料:14万円

生活費(お小遣い):5万円

航空券(往復):7万円

その他(ビザ、テキスト代、寮費等):13万円

4位 ニュージーランド(オークランド) 40万円

内訳

授業料:13万円

生活費(お小遣い):5万円

航空券(往復):8万円

その他(ビザ、テキスト代、寮費等):14万円

5位 オーストラリア(シドニー) 46万円

内訳

授業料:13万円

生活費(お小遣い):5万円

航空券(往復):8万円

その他(ビザ、テキスト代、寮費等):14万円

6位 マルタ(バレッタ) 47万円

内訳

授業料:13万円

生活費(お小遣い):7万円

航空券(往復):12万円

その他(ビザ、テキスト代、寮費等):15万円

7位 フランス(パリ) 54万円

内訳

授業料:16万円

生活費(お小遣い):12万円

航空券(往復):12万円

その他(ビザ、テキスト代、寮費等):14万円

※英語ではなくフランス語を学ぶ学校が主流です。

8位 アイルランド(ダブリン) 55万円

内訳

授業料:15万円

生活費(お小遣い):10万円

航空券(往復):14万円

その他(ビザ、テキスト代、寮費等):16万円

9位 ドイツ(ベルリン) 56万円

内訳

授業料:19万円

生活費(お小遣い):8万円

航空券(往復):14万円

その他(ビザ、テキスト代、寮費等):15万円

※英語ではなくドイツ語を学ぶ学校が主流です。

10位 イギリス(ロンドン) 61万円

内訳

授業料:19万円

生活費(お小遣い):10万円

航空券(往復):12万円

その他(ビザ、テキスト代、寮費等):20万円

11位 アメリカ(ニューヨーク) 69万円

内訳

授業料:15万円

生活費(お小遣い):10万円

航空券(往復):14万円

その他(ビザ、テキスト代、寮費等):16万円

フィリピンとアメリカでは、合計留学費用に2倍以上の差がありました。アメリカに1ヶ月留学する費用で、フィリピンでは3ヶ月留学できます。

英語力を伸ばすためには十分な学習時間を確保する必要があるので、コストパフォーマンスの良いフィリピン留学がおすすめです。

日本からのアクセスの良さ

東京の羽田空港からの所要時間でランキング付けしました。

順位国名所要時間
1フィリピン(セブ)5(時間)
2オーストラリア(シドニー)10
3ニュージーランド(オークランド)10
4カナダ(トロント)12
5アメリカ(ニューヨーク)12
5(同率)イギリス(ロンドン)12
7フランス(パリ)13
7(同率)イタリア(ローマ)13
7(同率)ドイツ(ベルリン)13
10アイルランド(ダブリン)14
11マルタ(バレッタ)15

日本からのアクセスの良さでみてもフィリピン・セブ島の圧勝です。ほかの留学先と比べて半分以下の所要時間で到着します。

次に各国に留学した場合の、学習(授業)時間をみていきます。

英語の学習時間

各国にある語学学校10校の紹介ページを参考にして、1ヶ月の授業時間の平均を出しました。

順位国名授業時間
1フィリピン(セブ)160(時間)
2カナダ(トロント)128
3マルタ(バレッタ)120
3(同率)ドイツ(ベルリン)120
5アメリカ(ニューヨーク)118
6イギリス(ロンドン)112
7ニュージーランド(オークランド)103
8アイルランド(ダブリン)100
8(同率)イタリア(ローマ)100
10フランス(パリ)97
11オーストラリア(シドニー)78

英語の学習時間に関しても、各国と大きな差をつけてフィリピン・セブ島が1位でした。最下位のオーストラリアは授業時間がフィリピンの半分しかない上に、ほとんどの授業をグループで受けます。

対してフィリピンではマンツーマンレッスンを取り入れている学校がほとんどなので、初心者から上級者まで対応可能です。

また授業時間が少ない国の共通点として、自由な時間を多く設けていることが挙げられます。その自由時間に「課外アクティビティ」と称して現地のさまざまなイベントへの参加を推奨している語学学校も多くあります。

現地の人たちとの触れ合いを通して英語力を上げようという狙いは悪くはないと思いますが、英語学習初心者のうちには机に向かった長時間の学習を避けては通れないので、どうせ留学するからには本気で取り組み理想の英語力を獲得しましょう。

そして自由時間が多く設けられている語学学校では、どうしても気が抜けてしまいがちです。ある程度拘束された環境に身を置いたほうが、効果的に英語学習ができます。

参考記事

フィリピン留学・セブ島留学、2大よくある失敗体験談(2018年最新版)

またTOEICの点数アップを目標にしている方はやる気を向上させるために「英語学習時間シミュレーター」を活用して、目標の点数に到達するまでの必要学習時間を計算してみることをおすすめします。

次にいよいよ、留学おすすめ国の総合ランキングをみていきます。

英語留学総合ランキング

費用、アクセス、学習時間の3つの観点からみて、総合的なランキングをつけました。

1位 フィリピン

費用、アクセス、学習時間の3部門で1位を取ったフィリピンが堂々の1位です!

欧米諸国と比べて低コストで長時間の学習ができるフィリピン留学は、英語学習にもってこいな選択だと思います。

参考記事

フィリピン留学と欧米の語学学校の比較について

2位 カナダ

カナダは留学にかかる費用がほかの欧米圏に比べて安く済みます。治安もよく生活しやすい国だといえるでしょう。しかし年間を通して比較的気温が低く、地域によっては冬の間最高気温が0°Cを超えないところもあるので、寒いのが苦手な人には辛いかもしれないです。

3位 ニュージーランド

人口の数よりも羊の数のほうが多いニュージーランド。アクセスがあまり良くなく学習時間も短めですが、ゆったりとした雰囲気を味わいたいという方にはおすすめできます。

4位 オーストラリア

アメリカ、カナダに次ぐ人気留学先であるオーストラリアですが、英語の学習時間が今回のランキングで最下位です。上述しましたが、英語学習初心者にとって長時間の学習時間を確保することは必要不可欠です。

そのためオーストラリア留学は、TOEIC600点以上を保持している英語学習中級者以上の人向けといえるでしょう。

5位 マルタ

今回のランキングの中ではアクセスが1番悪く、それに伴い航空券も高いです。しかし大きな魅力として、ヨーロッパの綺麗な街並みを堪能しながら英語を学べる点が挙げられます。

そのため観光メインの留学であれば選択肢に入れてみても良いでしょう。

6位 アメリカ

英語留学といえばアメリカ! というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか? しかしそんな時代はもう終わりを迎えようとしています。なぜならアメリカ留学は、ほかの国に比べて留学費用が圧倒的に高いからです。

費用が1番安いフィリピン留学に比べると、なんと2倍以上の金額になります。アメリカに1ヶ月留学する費用があれば、フィリピンでは3ヶ月留学できてしまいますね。

資金に余裕があり、アメリカへの強い憧れがある人は思い切ってアメリカ留学を決意しても良いと思います。

6位(同率) イギリス

アメリカと同じく、英語の本場というイメージを持つ人が多いでしょう。しかしイギリス留学は、費用がアメリカに次いで高く、コストパフォーマンスが良いとはいえません。

せっかく英語を学ぶなら本場で学び、訛りのない綺麗な英語を身につけたいという意見もあると思いますが、それであればフィリピン留学でも十分綺麗な発音を身につけられます。

フィリピン人が話す英語は、一般的にほとんど訛りがなく綺麗なのです。以下の記事でフィリピン人の英語の発音について詳しく紹介しているので、気になる方はご覧ください。

参考記事

フィリピン人の英語力、フィリピン人の英語は訛っているのか

8位 アイルランド

8位は英語留学先としてあまり馴染みのないアイルランド。2016年のアイルランドへの日本人訪問者数は約20,000人であり、これは同年のアメリカのおよそ180分の1です。

日本人が少ない場所で英語を学びたいという人には選択肢の1つになり得るでしょう。

参考

アイルランド観光省(英語のサイトに飛びます)

番外編

今回の比較対象であった、イタリア、ドイツ、フランスの3国に留学する際には、英語ではなく現地の言葉を学ぶのが主流です。この3国の留学についても、簡単に紹介します。

1. イタリア

1ヶ月あたりの留学費用が、航空券や授業料、現地で使うお金を含めても平均で35万円程度で済みます。ヨーロッパへ留学するとなると費用が高くハードルが高いイメージですが、英語圏のほかの留学先と比べても比較的安く行けるようです。

英語ではない別の言語を学んでみたいという方に、おすすめの留学先です。

2. ドイツ

後述しますが、ドイツは世界的にみても英語力が高い国です。しかしながら英語をじっくり学べる語学学校は少ないようなので、英語力をある程度身につけたあとに「英語で専門的なことを学ぶ」ための留学をする国として、選択肢の1つになるのではないかと思います。

3. フランス

上記の2国と同様で英語を学べる環境はあまり整っていないようなので、英語を学ぶための留学には向いていません。しかし「世界で1番綺麗な言語」と評されるフランス語を学ぶにはもってこいの場所です。

英語以外の言語を学ぶ際の、有力な候補の1つになると思います。

留学総合ランキング結果

全部門でトップを取ったフィリピンが総合1位です!

おすすめの語学留学先ランキングが出たところで、フィリピンの留学情報を紹介します。

2.フィリピン留学の魅力

フィリピン留学のおすすめポイント

他国にはないマンツーマンレッスン

「アメリカへの語学留学で1年間に300万円使ったけれど、現地人とは話す機会があまりなかった。英会話は今でもほとんど出来ない」という留学失敗談も多くあります。

それに対して、フィリピン留学では英語講師を安く雇えるため、多くの語学学校が「1日4〜8時間のマンツーマンレッスン」を提供しています。

圧倒的なコストパフォーマンス

多くの語学学校は、学校に寮が併設されており、宿泊費込みの留学費用です。通学する必要もありませんし、食事は3食提供される学校もあります。

南国リゾートライフを満喫!

3つ目の魅力は「南国のリゾートを満喫できる」ことです。フィリピンの気候は温暖で、綺麗なビーチが世界的にも高く評価されています。

関連記事【プランテーションベイリゾート&スパ】南国リゾート体験を格安で出来るデイユース(日帰り観光)を満喫してきた


フィリピン、セブ島留学とは

アクセス

日本から片道4時間半程度。セブ、マニラには直行便があります。

気候

年間を通して温暖な気候です。リゾート地として有名なセブ島の年間平均気温は26℃前後。雨季である6〜10月には突然の雨に見舞われることがあるので、渡航時には雨具を忘れないようにしましょう。

英語事情

フィリピンの英語人口(英語を話せる人の割合)は約93%です。アメリカの英語人口が約96%であることをみると、フィリピンには英語を話す人が多くいることがわかります。

その大きな理由の1つとして、フィリピンでは小学校から大学まで「英語で」教育を受けるからです。幼いころから日常的に英語に触れることによって、大人になっても英語を話せる人が多いのですね。

また世界116ヵ国・地域で教育事業を展開する「EFエデュケーション・ファースト」が2011年から実施している英語力測定テストのデータによると、調査対象国88ヵ国のうちフィリピンは14位という高い位置にいます。東南アジアではシンガポールに次いで2番目であり、高い英語力を有している国であることがわかりますね。

ちなみに日本は同ランキングで49位。5段階評価で下から2番目の「低い」と認定されてしまっています。多くの日本人が英語力を向上させるために、フィリピン留学に行くのにも納得です。

治安

フィリピンの治安は多くの日本人が思っているほど悪くはないです。夜遅くに人通りがない場所を歩いたり、知らない人に声をかけられてついていったりしなければ、犯罪に巻き込まれる可能性は低いといえます。

フィリピン人にとってすべての日本人はお金持ちだと思われているのだという自覚を持ち、節度ある行動を心がけましょう。

また日本の外務省が発表しているハザードマップでは、各地域への渡航の危険度を0〜4の5段階評価で分けており、セブ島は危険度レベル1と設定されています。

外務省の該当ページに記載されている、危険レベル1の国に関しての説明は以下の通りです。

「レベル1:十分注意してください。」

その国・地域への渡航、滞在に当たって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。

日本よりも治安が不安定な国なので注意喚起こそされてはいますが、渡航を断念するレベルではないことがわかります。

最後に留学エージェントについてまとめたので紹介します。

3.留学エージェントを通して語学留学をするメリット・デメリット

語学留学について調べていると、多くの留学エージェントが存在していることがわかります。しかしそもそも、留学エージェントとはどういったものなのでしょうか?  簡単に説明します。

留学エージェントとは?

留学エージェントは様々な語学学校の情報を取り扱い、留学を検討している人に吟味する材料を与えてくれる企業です。留学先の選定に対して相談に対応してくれたり、アドバイスをくれたりします。

留学エージェントが紹介する語学学校へ入学する際の費用の一部がエージェントにマージン(仲介手数料)として入る仕組みで、生徒は実質無料でエージェントを利用できます。

そんな一見お得に見える留学エージェントですが、デメリットもあります。以下でメリットと合わせて紹介します。

■留学エージェントを利用するメリット

・情報を見つける手間が省ける

・多くの語学学校を比較できる

・複数の学校を横断的に相談にのってくれる人が見つかる

■留学エージェントを利用するデメリット

・情報の客観性に疑問点がある

・関係者の留学に対する主体性がやや欠けてしまう可能性がある

・相談に乗っている担当者が現場を把握できていない可能性もある

■留学エージェントを利用しない選択(自分で各語学学校の自社サイトを比較検討する)

メリット:各語学学校の強みや経緯についてなど、より深い情報を得られる

デメリット:自分で調べ、比較検討する労力が増える

留学を検討している段階で、これらのメリット・デメリットを考えた上でエージェントを利用するか否かを決めましょう。

より詳しい情報を知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

留学エージェントについて

フィリピン留学でエージェントを使うメリットとデメリット

終わりに

語学留学には多くの選択肢がありますが、費用の安さや学習効率の良さからフィリピン留学がおすすめです。

そしてフィリピンの治安は一般的に持たれているイメージほど悪くないので、必要以上に身構える必要はありません。そもそも治安が不安定な地域に語学学校を建てることはないので、安心して留学に来てください。

一生に一度するかしないかの留学を失敗させないためにも、入念に下調べを行い実りある留学にできることを願っています。

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