【職場】職場で実際に使われている英語を学ぶ 「本当に使える 実践ビジネス英会話」

上記参考書は米国の職場で実際に話されている英語を学ぶことができる本です。本書は表紙に「アメリカのビジネス現場で実際に話されている」という紹介文が書かれています。そして実際その通りに使われていました。また「ビジネス場面での丁寧表現・カジュアル表現・表現のバリエーションを学ぶ」というもう一つの紹介文の通りに、丁寧度に応じてどのように英語を使い分ければ良いのかということが具体的に書かれています。

(本書の紹介文より)私は日本とニューヨークの両方で、日本のお客様と一緒に長年働いてきました。そこで実際に経験したのは、日米のビジネスパーソン同士の会話がいかに間違って解釈されてしまうのかということと、形式的過ぎてしばしば混乱を招いてしまうということでした。

著者の一人であるSteve Bernsteinさんはこのように本書の内容を紹介しています。私の英語もそうなのですが、日本人の英語というのはしばしば「場違いな英語」です。やたらと大げさだったり、やたらと馴れ馴れしかったりします。それは私達が英語を学ぶ際に文法的な正しさばかりに集中して学習する反面、文化的な背景、「この場面ではこういう英語が使うべき」ということを意識せずに学ぶためです。本書を通じてあなたは米国社会の職場でどのような英語が実際に使われているのかを学ぶことが出来ます。

まあ実際のNew Yorkではこの本、シーン別 本当に使える 実践ビジネス英会話(CD付) (CD BOOK)で書かれている英語よりももっとずっとくだけた表現やいわゆる汚い言葉、slangだらけなんですけどね。この本に書かれている英語はCasualといってもまだ丁寧です。一例として電話口で「どちら様ですか」と尋ねる場面では”Who’s calling, please?”という表現が紹介されています。これが現実だと”Who’s this?”とか使われていたりします。「そこまで略すの!?」というところまで略したりします。

このようなくだけた表現やSlangは実際の職場でいくらでも学べます。ですのでまずは本書で基本的な英語表現を学んで、後から応用編としてくだけた表現を覚えていけば良いと思います。実際に働きだすと使う言葉はどんどんと簡単に、そして汚くなっていくものですから。“Ridiculous(馬鹿げている)”や “Silly(馬鹿じゃないの)”などの言葉は覚えるつもりがなくても、周りで同僚が使っていると自然とそういう言葉は覚えていきます。

本書に書かれている内容を瞬間英作文が出来る段階、つまり即座に日本語訳文から英語に訳すことが出来る段階まで学べば、私は別に語学留学しなくても良いんじゃないかなと思っています。それくらいに本書は役に立ちます。特にNew Yorkへの留学を考えている人は本書の内容を完璧に出来るようになるまで読み込んで下さい。Manhattanでまさに使われている英語を学べます。

また仕事に関連した話題だけでなく、余暇の場面を想定した場面もあります。日本人には馴染みの少ない独立記念日やハロウィーンや感謝祭といった季節行事や観光名所といった余暇の話題についても学べます。そしてそこで紹介されている英語も現地で使われている英語そのままでした。

ここから本書を使用する際の注意点です。本書の舞台はManhattanにある証券会社が舞台であるため、一部金融に関連した項目があります。そこは自分には関係がないと思った場合は無視して下さい。また改善点をいくつか紹介すると、この本に書かれている英語はしっかりとした30歳以上の会社員の英語なんですよね。だから20代のNew Yorkerに見せたところ「ここはオジサンくさい英語だよな」とか言う箇所もありました。あと56page目の”Assigning a Task”の項で”foursomes”って単語を使っていますが、この単語を見せたところ米国人の男性達は盛大に吹き出しました。この単語は実際に使うと危険な単語なので使わない方が良いです。そしてまた、私は64page目の挿絵(上司から叱責されて、頭を下げて謝罪する人)を見て吹き出しました。New Yorkerはぜったいこういうことはしません。たぶん日本人が書いたであろう挿絵もなんだか変なので無視した方が良いと思います。

次の記事からTOEIC試験の参考書を紹介しますが、TOEICの参考書では系統立って英語を学ぶことが出来ません。もしTOEIC新公式問題集だけしかしていないと、いま発売されている4冊を終わらせても自己紹介も満足に出来ないという状態です。それはあなたにとって望ましくないと思います。ですからまずは本書でちゃんと一通り英語を学んでからTOEIC参考書に取り掛かった方が良いと思います。

本書の紹介はこれで終わります。私が出会った中では職場で使われている米国英語を学べる最良の一冊なので強くお勧めします。

同じ著者が書いた絶対に使える英文eメール作成術 (角川SSC新書)もお勧めです。こちらは会話ではなくEmailの文面紹介です。私は本書を辞書代わりに使い重宝しました。この記事で紹介した2冊の内容を抑えておけば、とりあえず英語を使う職場でも困らないと思います。

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執筆者
柴田 はるじぇー @HAL_J
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柴田 はるじぇー @HAL_J

セブ島にある語学学校サウスピークの英語学習アドバイザー。著書に「3ヶ月でTOEIC300点上げるフィリピン留学」「20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ」