私が英語を勉強している理由 (1)日本語圏とは比較にならないくらいに圧倒的な英語圏の知の世界を知った

私が英語を勉強している理由

「なぜ英語を勉強しなければいけないの?」という疑問に対して、私自身の経験と考えから答えていきます。私が大学を卒業した後も、誰かに強制されたわけでもないのに英語の勉強を続けた理由は以下の3点です。

  1. Audio Bookをきっかけにして、日本語圏とは比較にならないくらいに圧倒的な英語圏の知の世界を知った
  2. 英語を使えるかどうかで仕事内容、給料が大きく異なる
  3. 学校で何年も勉強したのに、一生英語が使えないままというのが嫌だった

以下、これらについて説明していきます。

私が英語を勉強している理由 (1)Audio Bookをきっかけにして、日本語圏とは比較にならないくらいに圧倒的な英語圏の知の世界を知った

私が大学卒業後も英語を学習し続けた最大の理由はAudio Bookを聞きたかったからです。Audio Bookとは、朗読等によって主に書籍を音声化した録音物の総称です。

私が大学を卒業した当時と比較すると、現在は日本語Audio BookやPodcastもそれなりに充実して、日本にも「聞く文化」「耳から学ぶ文化」が根づいてきたと思います。でも少し前(2005年前後)の日本を振り返ると、当時はまだ全然Audio Bookの文化がありませんでした。また、当時のAudio Bookは1時間5000〜10000円の価格が珍しくなく、とても高かったのを覚えています。

それが現在では、たとえば日本語のAudio Bookを販売するfebe.jpでは8時間2000円ぐらいのAudio Bookが売られています。数年前と比べると質も充実してきましたし、値段もずいぶんと安くなりました。

しかしながら、品揃えは正直言って現在においても不十分です。そして当時は比較することが馬鹿らしくなるくらいに、英語Audio Bookと日本語Audio Bookでは質と量の差が圧倒的でした。2010年の現在においても、日本語と英語のAudio Book市場の差はいまだに歴然としていることがfebe.jpと米国の大手Audio Book Website、audibleを比較するとすぐに分かります。

この質と量の差はAudio Bookだけに限りません。日本語で書かれている書籍と英語で書かれている書籍全般についても当てはまります。これは日本語を使う人口と英語を使う人口の差にあると思います。

英語圏と日本語圏の差について日本国内に当てはめて例えると、「首都である東京」と「政令指定都市でも何でもない人口数十万の地方都市」の差くらいあると考えられます。地方都市は東京と比べると学校の数が少ない、学問をしている人が少ない、書籍の数が少ない、市場規模が小さいのです。その差は圧倒的です。

具体例をここでひとつ挙げます。英語圏には本当にいろいろな人がいます。実際に私が米国でInternship研修を受けている最中に出会った人たちの国籍や民族を羅列してみましょう。

中南米諸国出身の黒人系米国人、欧州系白人、ユダヤ人、米国の歴史ある家庭出身の白人、アフリカ諸国からの出稼ぎ移民、中南米出身のヒスパニック、アラブ人、アラブ系米国人、中央アジアの人々、中国系移民、香港出身の移民、タイ系米国人、ベトナム系米国人、台湾出身の移民、韓国系米国人、韓国人、カナダ人、シンガポール人、チベットからの移民、そして日系移民。

私は彼らとは英語でやりとりをしました。英語を使うことで、本当にさまざまな文化背景を持つ人たちと意思の疎通ができます。

そしてこうした多様な背景を持つ人たちが英語を使用しているため、書籍やAudio Bookにおいて日本語のものと比べると質と量に圧倒的な差があるのです。ですから英語を使うことができれば、日本語圏と比較にならないくらいに豊かな文化に接することができるのです。これが私が大学卒業後も英語を勉強し続けた最大の理由です。

ここで実感が湧かないという人は“iTunes U”を訪問してみてください。iTunesを起動して、iTunes Storeに入ります。そして右上に位置する“iTunes U”という項目をClickしてください。もしあなたがそこを訪れたら、世界の一流大学の講義を無料で楽しめることに気づくと思います。ただし、ほとんどすべての内容は英語です。

2010年春に非常に人気のあったNHKのTV番組「NHKハーバード白熱教室」もiTunes Uで無料で公開されていて、全話Download可能です。興味のある人は“Justice with Michael Sandel”で検索してみてください。

 

日本語でだけ学び続けることでハマる4つの落とし穴

ここで予想される反論をひとつ挙げます。「別に英語ができなくても日本語で同じ内容を学べるのだから、英語であえて学ぶ必要はないだろう」というものです。過去の私も事実そのような考えをしており、せっかく先進的な英語教育を行っている大学に行ったにもかかわらず、大学在学中はほとんど英語を学ぶことをしませんでした。いま思うとこれは痛恨の誤解でした。

そんな過去の私が気づかなかった、日本語で学んでいるだけだと分からない落とし穴を4つ紹介します。

  • 落とし穴? 外国語書籍が日本語に翻訳される際に意味が変わっていることが多い。そもそも日本語にない概念が数多くある。
  • 落とし穴? 最新情報はまず英語で発信される。日本語に翻訳されるまでに時間がかかる。
  • 落とし穴? 翻訳されるのはまだましで、そもそも翻訳されないものが大多数である。
  • 落とし穴? 日本語で学んだ場合、学んだその後に日本人としか知的交流ができない。

「日本国内で日本語が使える人とだけ生きていく」と考えている人の場合は問題ないかもしれません。しかしそうではないという人は、特に学問やBusinessの面においては英語ができないと多くの不利益があることが容易に想像できると思います。

さらにこれらの詳細について関心がある方は下記書籍がお勧めです。英語を学問として学ぶのではなく、道具として使えばこれだけの利益があるという筆者の主張がとても面白いので、ぜひお読みください。

追記

この記事は好評だったようで韓国語に翻訳されました。隣国の韓国の方々も日本人同様に英語学習に取り組んでいるようです。

 

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執筆者
柴田 はるじぇー @HAL_J
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柴田 はるじぇー @HAL_J

セブ島にある語学学校サウスピークの英語学習アドバイザー。著書に「3ヶ月でTOEIC300点上げるフィリピン留学」「20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ」