英語の音と日本語の音はまったく違う

英語の音と日本語の音はまったく違う

最初に「発音」の学習方法について書くのは、言語というものはそもそも「話すこと」の後に「文字が生まれた」という歴史的背景があるためです。つまり、「文字」よりも先に「音」があるのです。英文を書けない人でも英語が話せるという場合があります。それくらい「音」は言語を理解する上で大切なのです。

そして私が最も伝えたいことは、英語と日本語では「音」がまったく違うということです。たとえば日本語にはひとつしかない「ア」の音が、英語では3種類あります(分類の仕方によってはもっと多くなります)。この3種類の「ア」はそれぞれまったくの別物です。また日本語はすべての音が母音(ア・イ・ウ・エ・オの音)を伴いますが、英語はそうではなく子音だけの音がたくさんあります。この母音の違いや子音だけで発音する必要がある音の存在は日本人には未知のものなので、成人した日本人がこういう規則を知らずに英語をずっと聞いていても、理解が難しいし習得することも難しいということになります。

ここで具体例をいくつか挙げましょう。たとえば2010年春に話題だった“iPad”をあなたは正確に発音できますか。“アイパッド”と日本人が発音すると、英語のiPadとは全然違う音になります。また、Thanksを「サンクス」と読むのも間違っています。それではまったく通じません。Twitterを「ツイッター」と読んでも通じません。

私はNew Yorkで何度か日本人の「カタカナ英語」を聞く機会がありました。カタカナ英語を使う人は発音についての基本的な知識がないため、英語の正しい音を発声できなくてカタカナ英語を使わざるを得ないのだろうと私は推測しています。

補足すると、カタカナ英語をNative English Speakerが理解できないわけではありません。しかし本来の英語の音とまったく違う音であるため、Native English Speakerの彼らでさえも何度か聞き返す必要があります。

またカタカナ英語で大丈夫と開き直っていると、自分のListening能力の向上もできません。なぜなら自分が理解していない音は聞いて理解することはできないからです。そしてListening同様にSpeakingも当然ながら向上しません。

ではどうすれば英語の発音を学べるのか。次に具体的な学習方法を紹介していきます。

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執筆者
柴田 はるじぇー @HAL_J
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柴田 はるじぇー @HAL_J

セブ島にある語学学校サウスピークの英語学習アドバイザー。著書に「3ヶ月でTOEIC300点上げるフィリピン留学」「20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ」