この記事は英語学習における「音読」の重要性について書いています。先程の記事、「『英語上達完全マップ』は英文読解の正当な学習方法」の内容を補完する記事です。

英語の基礎力を養成するためには、ひたすら音読(声を出して読む)したり(音読パッケージ)、ひたすら聴き続けたりする(1000時間ヒアリングマラソンなど)必要があります。

これは英語学習で、上級に到達した人たちは皆が通った道です。この「ひたすら音読&聴く」という行為は、語学学習において避けて通れません。

※サウスピークが提唱している音読学習とは

1.音読に使用する英語の文章(記事)をを用意する
2.記事を見ずに、5回〜10回を目安に聴き込む
3.記事を精読と品詞分解し、「リスニング2回+音読2回」を1セットとし、それを5セット分繰り替えす。

なぜ音読は英語力を向上させる上で、不可欠なのでしょうか。

結論から言えば、音読を行うメリットは大きく分けて2つあります。

・英語の基礎知識が定着しやすい
・返り読みせずに英語の文章を読むことができる

今回は上記2点に絞り、音読学習の重要性を説いたいと思います。

音読を経た情報は、記憶に定着するスピードが早い

音読をしていると、さまざまな記憶機能を刺激します。その記憶機能が相乗効果が生み、記憶への定着が早まるのです。具体的に言うと、音読学習では用いる記憶機能は、運動記憶と音の記憶です。

音読している際の口の運動は、構音リハーサルといいます。これらは運動の記憶として保存されます。

また音読学習で口を動かし、自分の声を自分の耳で聞くとき、音韻ループと呼ばれる脳の機能が刺激されます。その音韻ループを刺激する作業を通し、音読を経た情報は、音の記憶に保存されます。

つまり音読学習では、目で見て覚えるだけではなく、耳で聞いて覚えたり、口を使って覚えたりするのです。

参考:なぜ、英語は音読が効果的なのか?|音韻ループ・構音記憶での補強について

そういうわけで、音読を経た情報は、記憶に定着するスピードが早いと言えます。

サウスピークに留学し4ヶ月目で、TOEIC660点→980点に到達したRyodaiさんは以下のように話します。

”視覚”、”聴覚”、”声”など五感を使って音読学習することで、体にその文章を染み込ませるのできます。また黙読だと、無意識のうちに、”理解してしまうフリ”をする可能性がありますが、音読だと、ごまかせません。

参考:1日密着!たった1ヶ月でTOEIC660点から820点に上げたRyodaiさん、「ストイックに15時間勉強」の1日に迫る。

音読の際はより多くの神経を使い、英語の文章に意識を研ぎ澄ませることができます

Ryodaiさんが言うように、黙読だと理解したフリをしてしまうような情報も、理解できていないと、認識せざるを得ないのです。

音読を介してインプットとアウトプットを効率的に行える。

また音読学習によって、情報の記憶定着が早まることの理由は他にもあります。

音読学習は情報を取り入れる機会(インプット)になるだけではなく、また情報を使う機会(アウトプット)になるからです。

インプットするだけではなく、アウトプットすることで、記憶に定着しやすくなります。これはアメリカで行われた実験で明らかになりました。

参考:英語学習にアウトプットが重要な理由|記憶は「出力」を重視する。

※サウスピークが提唱している音読学習とは

1.音読に使用する英語の文章(記事)をを用意する
2.記事を見ずに、5回〜10回を目安に聴き込む
3.記事を精読と品詞分解し、「リスニング2回+音読2回」を1セットとし、それを5セット分繰り替えす。

前述の通り、音読学習では音読する(声に出して読む)だけではありません。

音読する前に、文章の意味が理解できるまで、精読と品詞分解を行います。アウトプットとして、声に出して読む(音読)だけではなく、わからない単語や文法を調べて、文章の意味がわかるようにしておく(精読と品詞分解)。音読学習はインプットとアウトプットを行えるので、記憶に定着しやすいのです。

返り読みなんて必要ない。英語を英語のまま理解できる

もう1つのメリットは、返り読みせずに、英語の文章を理解できることです。実のところ音読を行う際は、返り読みしようと思っても、返り読みできません。

なぜなら音読学習では、文頭から文末に読み進めていくことに集中するので、文頭から文末に返り読むことを並行して行えないのです。

返り読み……日本語とは文法が違う英語を、日本語と同じ方法を用いて、意味を理解しようとする方法。

つまり音読をしている際は、返り読みせずに、英語を英語のまま理解せざるを得ません。

英語初級者からすれば、いきなり英語を英語のまま理解するのは困難ですが、日本語を介さなくても次第に意味が取れるようになります。なぜなら音読を行う前に、精読と品詞分解をするからです。

つまり音読学習を継続すれば、英語のネイティブスピーカーのように、頭の中に英語がスラスラと入ってくる英語回路が形成できると期待できます。

私は17歳の時に、英語の文章を音読する習慣を身につけました。その音読は1つの文章を20回読むというものです。これは「「超」勉強法 (講談社文庫)」に書かれていた学習方法です。

私は英語を音読するようになって、小学校の時になぜ国語の教科書を音読させられたのか分かった気がします。国語の教科書を音読することは早い段階で、日本語回路を構築するためだったのです。

英語学習をしている人で音読の習慣がない人は、音読をする習慣を身につけるべきです。私は「超」勉強法で紹介されている学習法を実践しましたが、今ならただ単に20回音読をするよりも効果的な方法を紹介している音読パッケージを推薦します。

音読と英語学習についてのまとめ

・英語の基礎知識が定着しやすい
・返り読みせずに英語の文章を読むことができる

説明したように、以上2点が音読学習のメリットです。

世の中に様々な英語学習法はありますが、英語回路を作る方法は1つしかりありません。それは「ひたすら音読&ひたすら聴く」ことです。

これは必ず行なわければならないことです。語学の達人シュリーマンがいた時代から、基本的に語学学習で行うことは変わっていません。

シュリーマンは18カ国もの言語を話すことができたと言われています。その彼が言語習得のために行った学習方法は「音読」です。シュリーマンは非常に大きな声で音読をしていました。

そのため隣人から苦情が出てしまい、家を引っ越す羽目になったという逸話があるほどです。

参考:18カ国語を話したシュリーマンに学ぶ、英語を話すための5つのポイント

現在はインターネットや電子機器の発達で、学習の困難さはかなり軽減されました。それでもやはり、一定量の学習時間を使って「ひたすら音読&ひたすら聴く」の行為はすべきです。

ひたすら音読と聴き取りをして、英語の基礎を完成させ、次に「書く」「話す」の勉強に着手する。これが日本人にとって良い英語学習の仕方だと思います。

音読学習を行い英語力を飛躍的に向上させた生徒の体験談↓

文法と音読学習でTOEIC450点から765点までアップしたshoheiさん

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