なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣“The Personal Efficiency Program”

この本は大学時代に読みました。あれから何年も経っていますがいまだに私の本棚に残っています。大学時代に読んだ本の中で5指に間違いなく入る素晴らしい本でした。

この本は次のような人にお勧めします。該当者は本を読むべしです。

  • 部屋が汚い人
  • いつも締切に追われている人
  • 『忙しい』が口癖の人
  • 試験前日になってようやく勉強を始める人
  • 夏休みの宿題を8月31日に終わらせていた人

では本書の内容を紹介するために、まずは仕事ができない人の仕事術を紹介します。

  1. Mailを読む。とりあえず読むけれど、その場では返信しない。
  2. しばらくしてからMailのことを思い出す。
  3. Mailを再度読み直して、仕事を片付ける。

次に仕事ができる人の仕事術です。

  1. Mailを読む。その場で返信する。

仕事ができる人は見たその瞬間に仕事に着手して、そのときすぐに仕事を終了させました。これが本書で述べられている最も大切な仕事術“Do it now!” (いますぐそれを片付けろ!)です。仕事ができる人は“Do it now!”を実践した結果、「あとでMailを思い出す時間」「再度Mailを読み返す時間」をすべてなくすことができました。結果として、無駄な時間を大きく減らしています。

最初に挙げた本を読んだほうがよい人たちとは、すべてこの“Do it now!”を実践できていない人たちです。たとえば部屋が汚い人は、「散らかっているものに気づいて、その場で『すぐに』『そのとき』整理整頓する」ことができていないのです。すぐに整理整頓をしないから「あとで整理整頓しよっと」と考えて思考時間を無駄にしています。この思考時間を無駄にすることは小さいことに思えるかもしれません。しかしそう考える人は、無数の同様の出来事で時間を無駄にしています。その無駄にした合計時間は恐ろしいものになります。

そしてまた、整理整頓ができていない人は1年間にどれだけの時間を無駄にしているのでしょうか。本書では1年間に米国のホワイトカラーの人が事務所で捜し物をする時間は「6週間」であると述べていました。ちりもつもれば恐ろしい時間になります。

あまり細かいことを言うと混乱すると思うのでここで本題に戻ると、この本に書かれていることを実践すると「部屋(事務所)が綺麗になります」「労働にかかる時間を大幅に減らすことができます」ということです。「整理整頓が実践されて」「先延ばしの習慣がなくなれば」あなたの仕事振りは大幅に改善し、労働時間も短くなります。

また、この本は生産の効率化を追求するトヨタ生産方式で述べられている考え方と驚くほどそっくりなので、経営に関心のある方には特にお勧めです。そして本書は『トヨタ生産方式―脱規模の経営をめざして』学ぶのよりもずっと簡単に学べます。

とりあえず現在使用している机の上が汚い人、パソコンやSmartphoneのDesktopがiconで埋め尽くされている人は本書を読んだほうがよいと思います。