自己啓発書を読むだけでは世の中は変えられない

自己啓発書を読むだけでは世の中は変えられない

各種自己啓発書(ビジネス書)のAudio BookについてTwitter上で紹介した際に、けっこうな数の「そんなの何の役にも立たないよ」という冷笑的な意見をもらいました。この本の読者の方でもそのようなことを考える方がいるかもしれませんので、私自身が自己啓発書についてどのように考えているのかについて記しておきます。

私は「自己啓発書を読むだけでは世の中は変えられない」と思っています。もし本を読むだけで世の中を変えることができるのであれば、より多くの人が自己啓発書を読んでいる米国は今よりもはるかに理想的な国になっているはずです。

私が言いたいのは「自己啓発書に書かれていることもできない人間に、他の人を変えることはできない。世の中をよい方向に変えることはできない」ということです。

ここで私の好きな言葉「修身斉家治国平天下」を紹介します。この言葉の意味は「天下を治めるには、まず自分の身を修め、次に家庭を平和にし、次に国を治め、次に天下を治める順序に従わなければならない」というものです。

自己啓発書に書かれていることを実践することは「修身」、すなわち自分の行いを正すことです。自分の行いも正せない人間に周りの人間をよい方向に変えることはできないと私は確信しています。そして「修身」と「斉家」もできていない人間が「治国」「平天下」について語っても説得力はありません。ですからまずは自分のできる範囲で「修身」「斉家」を実践して、その後に「治国」「平天下」と着手していきましょう。

そしてまた自己啓発書の教えを実践すれば、自分自身を最適化できます。つまり、いま持っている自分の能力を最大限発揮できるということです。この段階ではまだ自分を取り巻く環境、自分以外の他人を変えることはできていません。自分自身の能力を最大化して、その上で周囲の環境を変えていく。これが自己啓発書で説かれている教えです。

そして、周囲の環境を変えるにはもちろん自己啓発書だけでは力不足です。これまでにもらった批判的な意見をみると、どうもこの点についてちゃんと分かっていない人が多いのではないかと思いました。

また自己啓発書を通じて、自分自身のこれまでの考え方や物の見方を変えるということに対して抵抗を感じている人が想像以上に多いように思えました。私からここでそういう人たちに提案します。誰にだって好きな言葉(名言・有名人の言葉)がありますよね。そしてそんな「名言」を集めたものが自己啓発書です。そう言われたらそんなに抵抗なくなると思いますが、いかがでしょうか。

あとは斜に構えることなく、時の試練を越えた名作を読む姿勢が大事だと思います。聖書だって自己啓発書の一種みたいなものです。長い年月を越えて人々の間で語り継がれている知恵を学ぶのは、あなたにきっとよい影響を与えると思います。

最後に注意点を2つ記します。ひとつ目の注意点は、本ばかり読んで全然行動しないのは駄目だということです。これだと逆効果です。お気に入りの本を数冊見つけたら、あとはその本に書かれていることをちゃんと実践してください。本を読むだけで満足して全然行動しない自己啓発本マニアはけっこういます。

2つ目の注意点は、自己啓発を掲げている数十万円のセミナーに参加する必要はまったくないということです。こういうセミナーはしばしば詐欺の温床となっているので気をつけてください。本とAudio Bookを使えば1万円未満で済ませられます。悪徳セミナーに参加して数十万円、悪い場合には数百万円を払う必要なんてどこにもありません。

私の伝えたいことは以上です。私が紹介したAudio Book(自己啓発書)はいずれも珠玉のものです。ぜひお気に入りの1冊を見つけて、徹底的に英語を聞き込んでください。そしてListening能力を向上させてください。

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執筆者
柴田 はるじぇー @HAL_J
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柴田 はるじぇー @HAL_J

セブ島にある語学学校サウスピークの英語学習アドバイザー。著書に「3ヶ月でTOEIC300点上げるフィリピン留学」「20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ」