日本語に翻訳されていない英語書籍を読む

Audio Bookの学習では最初に日本語に訳された本を読んでから原書(英語書籍)を読むことを勧めました。そして次にお勧めするのは「日本語に翻訳されていない英語書籍を読む」ことです。

私がここで最も強調したいことは、ちゃんと英文読解の勉強をした日本人であれば、英語書籍を十分に読めるだけの力があるということです。今思うと日本の大学受験で出題される英文は難しすぎます。一般の英語書籍はもっと簡単な文章で書かれています。大学受験の難しすぎる英文が日本人に英語への苦手意識を植え付けていると私は考えています。

TOEIC600点以上を取れる力があれば、自分が関心と知識がある分野の英語書籍なら思いの外すらすら読めると私は思います。たとえ分からない単語があっても、もともと関心のある分野ですから、辞書を引いて新たな単語を学ぶのもさして苦痛ではないはずです。

ですから大型書店に行って、まずは自分が興味・関心のある分野の英語書籍を実際に手にとってみてください。おそらくあなたが想像している以上にすらすら読めるでしょう。近くに大型書店のない人は、興味・関心のある分野の本をAmazon.comで検索して、評価の高いものを購入するか、KindleのSample版をDownloadして読んでみてください(Kindleについては次の記事で詳細説明をします)。

もし気になる本があったらためらわずに買いましょう。本なんて安いものです。そしてできればその本で英文読解の勉強をしてください。英文読解の勉強は自分の興味のある書籍で行うのが、動機の点からも実用性の点からも最も効果的です。

この記事で特に強調したいのは、もし英語書籍を読み込むことであなたの知的好奇心や英語を学ぶ必要性が満たされるのであれば、TOEICの勉強は必ずしもしなくてよいということです。

英語書籍で学んだ内容を英文blogで公開してください。そしてまたfacebookで関連Communityに所属して、そこでの活動に参加してください。TOEIC試験でがんばるよりも、実際に英語書籍で新たな知識を学んで、Web上で日本人以外の人たちと切磋琢磨をするほうがよほど有益です。もしあなたがLang-8ですでに基本的なやりとりを英語でできるようになっているのなら、これはそれほど難しいことではないでしょう。

このように英語で新たな知識を学んで、英語で自分の考えている内容を公表するのはとてもワクワクする行為です。試験勉強という「手段」のために勉強するのではなく、まさに自分の「目的」のために英語を「道具」として使う。これは楽しいです。

私はここに書いた一連の行為を特に「留学する前の人」に勧めたいと思います。「英語がペラペラになりたい」なんていうよく分からない目的のために留学しても実りは少ないのです。英語書籍を実際に手にすることによって、あなたが英語を勉強する「目的」がはっきりとします。

ちょっと辛口なことを言いますが、「英語を勉強したい」というだけの日本人は米国では人気がありません。だって米国人はみんな英語を話せますから。彼らにとって「英会話」自体には何の価値もありません。大切なのは英語で話す「内容」です。つまりあなた自身に魅力がなければ、米国人との交友関係もあまり実りあるものにはならないでしょう(一連の文章で米国を想定して書いていますが、そこはNative English Speakerと置き換えて、またあなたが留学する予定の国に置き換えてください)。

日本人以外の人たちと自分の専門分野について話すのは本当にワクワクする経験です。内容が知的であればあるほど楽しいものになります。彼らは日本人が考えもつかない視点から物事を考えますから、まったく想像もできない面白い意見を聞けます。

この経験をぜひ多くの人に知ってもらいたいと思います。あなた自身の魅力を高めるために、また日本人以外の人たちにあなた自身の魅力を伝えるために、ぜひ興味・関心のある分野の英語書籍を手にとってみてください。そして英語は試験勉強のためでなく、実際に使うための道具だということを知ってください。

@rami2929さんがこの記事内容と関連したblog記事と、また良い英語書籍を探す方法を公開しているのでここで紹介します。この記事に引き続き読んでみてください。