【コラム】韓国系スパルタ語学学校は子供を留学先で遊ばせたくない韓国人の親のための語学学校

先ほどの失敗例のように「親の金で留学しているから、勉強することなく、遊びまくる学生」を遊ばせないために韓国系スパルタ語学学校があります。以下、スパルタ語学学校の主な特徴です。

・日中に長時間のマンツーマンレッスン(8時間以上)
・夜にも強制レッスン。土日にも強制レッスン。
・平日は外出禁止。語学学校の中に監禁。
・毎日行われる小テスト。悪い点を取るとペナルティあり(週末も外出禁止になる、など)。

例えば、中学や高校で毎日10時間以上授業を受けることを想像してください。しかもこの長時間授業体制では予習・復習をする時間も満足に確保できません。このような学習カリキュラムは効率が悪いですし、効果もあんまりだということが分かるでしょう。

スパルタ学校はこういう超長時間の勉強を強制される仕組みです。学習の効果性から考えると、スパルタ語学学校のこのような学習スタイルは非効率的と言わざるを得ませんし、また脱落者も多いです。スパルタ語学学校では精神を病んで自室から出てこなくなり、スマートフォンのゲームで遊ぶ韓国人生徒が発生しています。また、そういう生徒が出ないようにするために、朝一番に部屋の扉を施錠して、自室に戻れなくしている語学学校さえも有ります。

予習・復習をせずにマンツーマンレッスンだけ受けていても英語力はそれほど伸びません。マンツーマンレッスンは魔法ではありません。

予習・復習をせずにマンツーマンレッスンだけ受けていても英語力はそれほど伸びません。マンツーマンレッスンは魔法ではありません。

2016年時点において日本人経営の語学学校ではこのような韓国式スパルタ語学学校は1校も存在しません。それは学習の面でも効果が薄いし、元々スパルタ語学学校の目的は韓国人の親が子供を遊ばせないために生み出した仕組みだから意味がないと業界関係者が分かっているからです。

「安くない留学費用を支払って子どもたちをフィリピンに送り込むのだから、遊ばせずに、勉強させたい。でも自分達が監視できない。だから自由を束縛してでも勉強をさせる語学学校に入れよう。」こういう韓国人の親の需要に応えるのが韓国系のスパルタ語学学校です。スパルタ語学学校の成り立ちはこういうものですから、日本人が韓国式スパルタ語学学校を選ぶ意味は全くないです。

日本と韓国の違いになりますが、韓国では日本よりも長時間勉強することを評価する文化があります。韓国の子どもたちがあまりに深夜まで塾で勉強していることが社会問題になっている国です。実際、フィリピンにある韓国系語学学校においても、この長時間勉強主義は同じです。そのため、なるべく効率よく短時間で英語力を伸ばしていこうという方針の韓国系語学学校を私は1つも知りません。長時間勉強をゴリ押しする語学学校ばかりが目立ちます。

日本よりもかなりの根性論の文化であるので、能率や効率を意識している日本人には受け入れがたいカルチャーであると私個人は思います。精神的に自立している成人した日本人にはこの自由を束縛して、徹底的に勉強させるスパルタ学校はお勧めしません。

ただし、フィリピン留学が一般的になり、そして親に留学費用を負担してもらって留学する学生の数が増えたならば状況は変わってきます。そうなったら、日本も韓国と同じように、子供を遊ばせたくない親のためのスパルタ語学学校が登場するかもしれません(まず無いと思いますが)。

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執筆者
柴田 はるじぇー @HAL_J
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柴田 はるじぇー @HAL_J

セブ島にある語学学校サウスピークの英語学習アドバイザー。著書に「3ヶ月でTOEIC300点上げるフィリピン留学」「20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ」