フィリピン留学 失敗事例(4) 30代前半の女性、転職活動中、留学期間4週間、留学開始時点の英語力TOEIC800点、日系中堅語学学校に留学

「周りの生徒のレベルが低すぎました。レッスンから学ぶことも思った以上に少なかったです。」

フィリピン留学 Before After
留学開始前 : TOEIC試験800点(L400, R400)
⇒留学終了後 : TOEIC試験830点(L420, R410)

私は30歳をすでに超えていたため、大学生がいなくて生徒の平均年齢が高い学校を選びました。生徒は社会人が大多数を占めて、そしてビジネス英語を学べると打ち出している語学学校を選択しました。

しかし、入学してすぐに担当のフィリピン人講師から「あなたの英語力は生徒の中で一番高いわ!」と言われて驚きました。周りの生徒のレッスンを聞いてみると、”How are you?” “I’m fine. Thank you.”というやり取りをしていて、「こんなにもレベルが低いのか…」と脱力しました。

他にもレッスンが終わった夕方以降に私が自習学習をしていたら、「なんでレッスンが終わった後なのに勉強しているんですか?」と尋ねられたりもして、「この人達は英語学習をいったいなんだと思っているんだろう…」とさらに呆れました。そういうやり取りをするくらいだったので、夕方以降に自習室で自習学習をしているのは私だけでした。

気になって生徒の属性を調べてみると、TOEIC試験で600点を取れない初級者がその学校の6割を占める事を知りました。特に長期留学で滞在している人達はほぼ全員が初級レベルでした。この人達はあまり英語を勉強する意志もなく、「異業種交流」という名の飲み歩き・夜遊びばかりしている人達でした。彼らは毎晩楽しそうに飲み歩いていましたが、私は英語力を伸ばしたかったので最初の数回だけは付き合いましたが、以降は時間の無駄だと思って付き合うことはありませんでした。

また、支給された教材が白黒コピーの海賊版教材で質が低すぎて使い物にならなかったです。そのため日本から持参した英語参考書を使用したいと担当のフィリピン人講師に相談したら、「これまでそういう依頼があったことがないので対応できない」と断られました。

他にも、レッスンを担当してくれていたフィリピン人講師達は私が期待していたよりも英語ができなかったです。私でも気づく細かい文法ミスを頻発していましたし、政治や経済といった難しい話題をこちらから持ちだした際にまともな意見が返ってくることはありませんでした。「講師の質が高い」という評判を事前に聞いていましたが、私は別に高いとは思いませんでした。

この語学学校の日本人経営者の人達も英語がほとんど出来ずにジェスチャーと相槌でやり取りしているくらいだし、他の生徒の英語力も高くありませんでした。そもそも英語力が低いスタッフと留学生ばかりなので、「講師の質」を判断するなんてできるわけないよな、とこちらに来てから分かりました。講師の発音も少し訛っていましたし。

フィリピン留学では英語を話せる機会自体はたくさん得られたのは良かったですが、レッスンや周りの生徒から学ぶことは少なかったです。私は4週間留学しましたが、もっと短くても良かったかもしれません。また、周りの友人にもフィリピン留学は勧められないと思いました。

【失敗事例4】語学学校の選択を誤った人の失敗分析

この事例は完全に選ぶ語学学校を誤った事例です。フィリピンにある語学学校は入学試験がありませんし、生徒にも大学受験のような差し迫った目標がありません。そのためこのように勉強に不熱心で、語学留学を口実に遊び歩く人達が集まっている語学学校がけっこうな割合で存在します。特に日本人経営の新設校は遊び半分というか、遊び8割のような語学学校すらあります。

だからこそ、TOEIC試験800点以上の上級者であれば、「勉強第一」を打ち出している語学学校を選択しないと、英語力を高めることは難しいです。普通に語学学校を選んでは、緩めの学生に囲まれることになります。そういう語学学校では英語力は伸ばしにくいです。

この方はレッスン後の自習学習で英語力を伸ばせましたが、「勉強第一」の方針の語学学校を選べば、他の上級者生徒との切磋琢磨もあり、さらに英語力を伸ばせたことでしょう。

また、勉強を真剣に行う他の語学学校と較べて、こういう語学学校は講師の採用基準も低めです。そして、真面目に勉強する生徒が少ない語学学校なので、フィリピン人講師のレベルも上がりません。4年間日本人向けの語学学校に勤務していたけれど、未だにTOEIC試験が700点台というフィリピン人講師の実例があります。”How are you?”みたいな基本表現ばかり繰り返しているので、教える側のレベルも上がらなかったのでしょう。逆に生徒のレベルが高い語学学校だと、レッスン中に難易度の高い英語表現を使用する必要があるため、フィリピン人講師のレベルも合わせて上がっていきます。そして、英語力が上がったフィリピン人講師達は海外でより給与が高い仕事へとステップアップしていきます。

20代前半のフィリピン人講師と話すだけで、まともな教材を採用していない語学学校では、TOEIC試験で800点以上の上級者は学ぶことはかなり少ないです。上級者の方が満足するためには海賊版教材では駄目です。良質な教材、日本の有名教材を揃えることは必須です。

「語学学校はどこも同じ」では決してありません。この方の場合は、「使用している教材」を語学学校に確認すべきだったのと、また本書のように「適切な語学学校を選ぶための指南書」に事前に目を通すべきでした。

語学学校の生徒の質にも注目

サウスピーク 日本語禁止校
サウスピーク日本語禁止校は「TOEIC(R)試験で600点以上の生徒のみ入学可能」としております。上級者の方はこのように入学基準がある語学学校を選ばれるのがお勧めです。

(参考記事)TOEIC600点以上の生徒のみ入学可能なサウスピーク日本語禁止校を開校しました。

(次の記事へ)2章 フィリピン留学 語学学校を選ぶ5つの基準…基準 その1「語学力向上」か「観光・国際交流」か、どちらを重視するか。
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執筆者
柴田 はるじぇー @HAL_J
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柴田 はるじぇー @HAL_J

セブ島にある語学学校サウスピークの英語学習アドバイザー。著書に「3ヶ月でTOEIC300点上げるフィリピン留学」「20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ」