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【理系×英語】建築エンジニアに英語は必要?必要性とキャリアビジョン

「英語は出来るに越したことはない」。業界に関わらず、多くのビジネスマンが感じていることではないでしょうか。

建築の業界も例外ではありません。「最近海外のプロジェクトに参加することになった」や「海外の取引先とやり取りをすることが増えてきた」など、実務でも英語が必要となる機会が多くなってきています。

メールを通した連絡のやり取りや電話での確認など、実務で英語を使う機会は、どのようにプロジェクトに参加するかで異なり、多岐に渡ります。

日本の学習システムでは3~6年は英語を学んできましたが、その学習で今何が出来るでしょうか。英文を読めるのか、聞き取れるのか、会話が出来るのか、仕事が出来るのか。英語が全く使えず、改めて学習をし直そうという人もいるはずです。

実務で使える英語とはどの程度の英語力なのか、どのように英語と実務を結び付ければいいかが明確に分からない、そういった人も多いのではないでしょうか。

建築業界を取り巻くトレンド 建築エンジニアに英語力が求められる理由

景気対策としての公共事業の発掘や、オリンピックなどの国を挙げてのプロジェクトは、国内の建築需要を大きく底上げし、様々な形で仕事に携わることが多くなります。一方で、建築業界でも企業が国外に目を向ける始め、社内統制や仕事の標準化など、社内整備に力を入れているのも事実でしょう。

企業が国外に目を向ける理由は大きく3つあり、今後もさらに国外進出が加速していくと考えられます。

① 国内少子化と経済のグローバル化による人材の不足

少子化による人材の不足から、海外からの建築労働者が増えています。より優秀な人材を確保するために、企業はグローバルな視点で人材の確保に乗り出してきています。

(参考①:鹿島グループ中期計画 2018~2020
(参考②:清水建設中期計画2014~2018)

参考記事:建築エンジニアに英語力が求められる理由、その業界背景

② 世界の中で価格競争に対抗するため、人件費の安い国と共同事業

グローバル化は、「ヒト・モノ・カネ」において起こっています。「カネ」の部分では、プロジェクト受注の価格競争に勝つため、人件費の比較的安い国でかつ日本から遠くない国、アジア諸国の企業との提携が増えています。

(参考:「国土交通省インフラシステム海外展開行動計画2018」を決定

また、人材育成をはじめとした、現地法人の設立など、お金の面でも企業が国外に目を向けはじめています。また、原料費や加工費の安い国外工場を利用することも増えており、プロジェクトベースでの提携に留まらず、現地の会社を子会社化するなど、事業提携も起こっています。

参考記事:建築業界における海外展開動向について

③国内受注数の減少

耐震診断などに見られるように、地震大国である日本の建築技術は、一定周期でくる地震後に制度を改正し、その制度にすり合わせる形で建物が改新されています。一方で、新規に何かを作ることは少なくなってきており、経済成長の顕著な発展途上国でのプロジェクト案件など、国内受注数の減少が国外プロジェクトへの受注へと移行させている現状もあるでしょう。

参考記事:建築業界における国内受注数の現状とアジア進出動向

建築エンジニアが英語で業務を行う際のハードル

その中で、日本のエンジニアが業務で英語を使う上で懸念されていることは、大きく2つ挙げられます。

① 仕事に対する考え方の違い

職人気質である日本のエンジニアは、若いころから「安全」を最優先にして設計するように訓練されており、設計時間と単価の関係から価格は高くなってしまいます(安心>技術>>>価格)。

一方で、価格が安いと言われる海外のエンジニアは、「価格」を抑えることで仕事を受注している以上、技術や安全は二の次になりがちです(安さ>>>技術>安心)。また、ヨーロッパをはじめとする欧米の作業現場でも、実際にそこで働く人は東欧など人件費の安い労働者が仕事をしているのが現状です。

価格の安さから、国内外の現場で海外エンジニアとの共同作業の機会が増えています。また、一時的な国内需要の増加に留まらず、その先を見据えて、海外展開の割合を増やそうとしている中で、英語を使う機会が増えてくるでしょう。

② 仕事の仕方の違い

仕事を通したコミュニケーションの取り方にも違いがあります。国内の場合は、技術力があってはじめてコミュニケーションがなされる土壌があり、若いころから様々なことに対応できるようにゼネラリストの育成に力を入れています。

一方、国外では、コミュニケーションが取れてはじめて技術が生かせる土壌があります。仕事は高度に分化されており、工学的設計をするエンジニアと図面の作成や計算だけをするテクニシャンとが明確に分かれています。

コミュニケーションをするにあたり、ゼネラリストとして活躍するためには、エンジニアとテクニシャンの両方に技術やの伝達をするための英語力が必要になってきます。

参考記事:建築エンジニアが外国人と仕事をする際に直面する困難と向き合い方

建築エンジニア x 海外キャリアにおいて求められる英語力

アジア諸国でも、年々人件費が上がってきています。また、国際化の波の元で日本で教育を受けて技術を学んだ彼らが今、各国で仕事をしています。「人件費」を基にした国外の会社への仕事の依頼は、すでに遅れていると言えるでしょう。これからは、そんな彼らと対等に戦っていく必要があり、英語力の取得は必須事項となります。

では、実務で使う英語力はどの程度なのでしょうか。

① コミュニケーションレベル(TOEIC500程度)

基本的な英語力で最低限のコミュニケーションが可能です。何かをして欲しい、ここを変えて欲しい、納期を守ってほしい、などいわゆる中学生レベルの英語で十分に実務が可能です。

しかし、技術的な話を自らすることが難しく、プロジェクトの中でエンジニアというよりもオペレータとして働くことになることが多くなります。マネージャの指示の下、言われたことをその通りに作業をするだけが求められるこのオペレータこそが外注化、国外の会社に依頼されている部分です。今後建築エンジニアとして価値を出していくのであれば、TOEIC500点以上の英語力は必須といえるでしょう。

② 専門的な用語を用い、話せるレベル(TOEIC700程度)

英語力に加えて、専門用語を交えて話せる能力も必要とされます。施工であれば、細かな寸法の指示やその材料の名前、設計であれば工学単語や設計意図など、エンジニアである以上、これらの専門用語を交えてコミュニケーションをとる必要があります。

契約書を読めることや、各国の基準書を読み込むことが出来たとしても、それを正確に伝えることが出来なければ、意味がありません。ここで言えば、「英会話」が目的ではなく「実務英語」が必要です。

③交渉や議論が出来るレベル(TOEIC900程度)

大きなプロジェクトになるほど、部署間の調整や決め事が多くなります。「うちの部署としてはここまでは出来るが、それ以降はもう少し時間がないと納期に間に合わせられない」など、調整をして何か物事を決めれるレベルの英語力を持つことも必要になります。

また、いわゆる現場の対応が優れており「日本的な仕事の仕方」と言われる、詳細の部分を現場が対応してくれる、ということは、国外の仕事では難しいでしょう。その場合の、納期の変更や金額の交渉など英語を使った調整力が必要になってきます。

エンジニアとして一般的に必要となる英語力はどのようにプロジェクトに参加するかで異なります。英語はコミュニケーションツールのひとつです。エンジニアであれば、言語以上にスケッチを描いて伝える力、目の前の紙とペンでの対話が出来ることも英語以上に必要になってきます。

もちろん、それを全て口頭で説明できることも大事ですが、一緒に働く国外の技術者は必ずしもネイティブではありません。彼らも私たちと同じで、英語を母国語としておらず、実務に支障がない程度の英語力の人がほとんどです。英語を話せる、それ以上にエンジニアとして技術の対話が出来るかどうかも重要なポイントとなってきます。

参考記事:グローバル建築エンジニアになるために必要な英語力と目安とは

英語ができる建築エンジニアが構築できるキャリア

実務を進める上で、英語を使うということは、国外の技術者と対話をすることです。国内外のプロジェクトを経験しているのであれば、次は、国際的な環境の中で、彼らをマネジメントすることが重要になってきます。

英語で業務を進めるためだけでなく、チームをまとめることや教育において使用することが出来れば、世界で戦えるエンジニアといえます。現在では、海外で建築を学び、さらに日本に留学をして日本の建築を学び、世界各国で仕事をしている人が多くいます。彼らに共通することは、コミュニケーションツールとしての英語は「出来て当たり前」ということです。

一部の企業では、英語力があまりない管理職が現場に出向き、通訳を通して仕事を進めていることもあります。しかし、プロジェクトを円滑に進め、細かいコミュニケーションをとることで現地の人と良い関係を気付いていくためにも、自分の言葉で会話することが大切です。

その意味で、最低限の英語力がない管理職というのは、国外の会社ではほとんど見られません。国際的な環境の中で仕事をする場合、技術は勿論、英語、さらには現地の言葉も使える人、そういった人がプロジェクトの指揮を執っているのが現状です。
顧客と地域が異なれば、進め方も変わります。その中で臨機応変にプロジェクトを進めることが出来るマネージャー職を目指すといいでしょう。
また、英語環境でのプロジェクトマネジメント経験があれば、仕事の幅も大きく広がります。国内の企業に関わらず、国外の企業で働くこともあるでしょう。今まで、日本の窓口として対応してた人も、今度はプロジェクトごとにそれを世界中の企業に依頼する側になることもあります。

建築業界と英語

建築エンジニアとして、今後のキャリア形成の上でも、まずは簡単な意思疎通ができる英語力(TOEIC500点程度)が必要と言えます。英語は単なるツールであるという側面を持つと同時に、英語が出来ることで、仕事の幅や人脈の広がりを与えてくれます。単にTOIECの点数を取るための学習ではなく、使える英語を身につけることで、今後建築エンジニアとしての活躍の場が広がっていきます。

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Naoki Kitayama

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