本記事では、「実際にインドネシアで働いたときのシミュレーション」を行います。実際にインドネシアで働いている方をモデルにしているので、よりリアルなくらしがイメージできます。

インドネシア(ジャカルタ)で働いたときの支出

(メーカー勤務 独身男性 ジャカルタ5年目)(単位:インドネシアルピア)

住居費 10,000,000
水道/光熱費 60,000 /500,000
ネット料金(通信費・光ファイバー) 500,000
携帯電話料金(プリペイド)(業務用のため会社負担) 1,000,000
食費(交際費含む) 4,000,000
合計 ?15,565,000(日本円で12万円相当)

インドネシア(ジャカルタ)でのリアルなくらし

クニンガンエリア在住。クニンガンには、ビジネスエリアでありオフィスビルも多く、日本人駐在員・現地採用も多く住むエリアです。遊ぶところも多く、レストラン、バー、カフェも多いです。ジャカルタ自体そこまで広くなく、各所にあるこういったショッピングエリア・ショッピングモールにお店が密集しているイメージが正しいといえるでしょう。

現在住んでいるコンドミニアムは、3LDKで家賃が12,000,000IDR(日本円で約9万円程度)。
普通は、1LDKでも10,000,000IDR(7~8万円程度)はしますが、このコンドミニアムは築100年のため少し割安です。また、駐在員ではなく現地採用はKost(コス)と呼ばれる集合住宅に住むことも多く、5,000,000~6,000,000IDR(約4~5万円)くらいで安く住むことも可能です。Kostは、インドネシアの伝統住宅形式で、外国人が住むような綺麗なKostも存在し、暮らしに特に困ることはありません。

インドネシアの交通事情

平日は、朝8時に出発して、20時に退社する生活です。営業職のため、専属ドライバーが運転する営業車に乗り、顧客企業のある工業団地に日々営業に行きます。所要時間は、片道1時間半、帰りは2時間かかることも。ジャカルタの渋滞は日に日に悪化しており、自動車の販売台数も増加、MRT(地下鉄)の工事も進み、慢性的に渋滞です。渋滞中は車内で仕事をすることもあるし、帰りには読書にあてることもあるが、基本的に移動時間は睡眠時間となっていますね。休日は渋滞のせいで、外出することが億劫になることもあります。

仕事では日系企業の訪問がメインですが、顧客企業担当者がインドネシア人であることも多いです。インドネシア人担当者と商談を行う際は、インドネシア語で話すことが必要になります。今ではインドネシア語で指示出しまでできるようになりましたが、就職前からインドネシア語を話せたわけではなく、インドネシア就職してからの独学で身につけました。「インドネシアの東大」と名高いインドネシア大学に留学していた友人から、インドネシア語の参考書を1冊もらい、勉強しました。

インドネシア語は習得が簡単で、文法がめちゃくちゃでも、単語を並べればインドネシア人には通じてしまいます。ですので、とにかく話すことが大事だと感じました。インドネシア語を話せば、インドネシア人に受けが良く、喜んで貰えます。話も弾むし仲良くなれるので、仕事も円滑に進みます。よって、インドネシアで働くなら、インドネシア語を習得することがお薦めです。

インドネシア人と仕事をしていると、「インドネシア人は人間関係を重視する」と感じます。このことも、インドネシア語を学ぶべき理由のひとつといえるでしょう。インドネシア人にとっても、英語しか話さない日本人よりも、インドネシア語を話す日本人の方がコミュニケーションにおける心理的な抵抗感が少ないようです。

想像してみると、当然なんでしょうけどね。「英語で話しかけてくるアメリカ人」と、「日本語で話しかけてくるアメリカ人」だと、私達日本人にとっても全く印象は違う、ということ同じことです。

インドネシアの食事事情

食事は、オフィスの中にKanteenという安いインドネシア料理が提供される食堂で済ませています。イメージとしては、ローカル屋台とレストランの間といったところでしょうか。20,000〜30,000IDR(150円〜250円)あれば、一食済むので経済的です。衛生面に関しては注意が必要で、レストランでは汚い水を使って洗い物をしていることも多いです。よって、皿は乾いた布や紙で拭くことが大切です。場合によってはアメーバ赤痢になることもありますし、友人も何人か発症していました。私も自宅で料理する際でさえも、食器は煮沸消毒しています。

インドネシア・ジャカルタで暮らし、働くということ

 

インドネシアで働いて感じることは、とにかく色んな人と知り合えること。日本で働いているときよりも、異業種・異職種の方と知り合う機会に恵まれていると感じる。インドネシア、特にジャカルタでは、日本人コミュニティもたくさんある。もはや「友達の友達は、友達」というレベルで世間が狭い。それゆえ、ネットワークは広がりやすい。

週末は、音楽サークルの活動に励んでいます。ジャカルタには日本人も多いので、昔の日本人駐在員が作ったサークルが今も続いていることがあります。大体みんな、なにかしらの団体に所属していることが多いですね。県人会や、大学の同窓会といったコミュニティも数多くあり、日本人同士の結束は強いです。ただ、日本人コミュニティにはしがらみもあるので、あえて参加しない日本人もいます。

日本人コミュニティには、一部上場企業のジャカルタ支社にお勤めの社長もいて、仕事関係なく、お酒を交わすことも多い。社会的地位が高い人の話はやはり勉強になる。日本ではそんな方々と知り合えることも、気軽に食事に行けることもなかったが、ジャカルタでは壁がなく、すぐ仲良くなれる。

インドネシア人は、良くも悪くも寛容で、適当という印象。例えば、午前中に頼んでいた仕事は午後になれば、忘れているということもよくある。一度話しても不十分であれば、2度依頼する必要がある。一方、自分もミスすることはあるが、お互いに寛容になれる。日本なら一度でもミスすると責められることが多いが、インドネシアでは、「ミスすることは当然」という雰囲気を感じる。ミスがある前提で働くため、お互いにカバーし合える。

日本では指示されることが多いが、ジャカルタでは自分で考えて、行動しなければいけない。上司も忙しいので管理できないし、仕事をまるっと任せて貰える。やらせてもらえる。インドネシア人に言うことを聴いてもらう必要がある。指示が曖昧だと、動いてくれない。今では、指示を出すタイミング、順序、明確さを意識するようになった。「できるころに、次のことを言おう」「誤解が生まれる前提」。確認作業をするとか。付き合い長い部下ですら、仕事の進捗状況をリマインドする。自分の勉強になる。日本人に対しても、こういう言い方すればわかりやすいだろう、と意識するようになった。
彼らも人間。駐在員は頭ごなしに怒って指示出しする人もいるが、そういう言い方されたら言うこと聞きたくない。「どうしたら言うことを聴いてもらえるのか」を考える。

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