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忖度なんて存在しない?! 100人以上のフィリピン人を束ねる駐在員に聞いたマネジメント論

大手メーカーに勤め、海外駐在し、現地社員を率いて業務を遂行する。英語を使い、積み上げてきた専門性を発揮してはたらく姿は、メーカーエンジニアなら一度はあこがれたキャリアではないでしょうか。

今回は、日系大手メーカーのフィリピン支社技術部長として、100人以上のフィリピン人社員を束ねる高橋さんにお話を伺いました。

プロフィール

氏名:高橋則昭
年齢:40代
職種:技術部長(100人以上のスタッフを取りまとめる)
経歴:
入社以来 10年間 電子機器の生産技術・製造技術に関わる業務を日本で担当。
現在フィリピン赴任7年目で技術部長を務める
2002~2010年 中国出張(年間1/3)
2012年より フィリピン法人にて勤務

「10」を伝えるために、英語力が必要になる

ーー高橋さんは、技術部長として多くのフィリピン人社員を束ねられていますので、フィリピン人のマネジメントについてまずおうかがいしたいです。日本人とフィリピン人のマネジメントにおいて、気を付けるべき点に違いはありますか?

実は、フィリピン人社員のマネジメントの方がやりやすいとさえ感じます。英語できちんと理解してもらえれば、彼らは速やかに業務を遂行してくれます。

ただ、言語の壁を感じることもありますね。例えば、日本人は「1」伝えれば「10」やってくれます。日本人はいわば、忖度のプロフェッショナルです。「あとはこんな感じでよろしく」で伝わるんです。

一方、フィリピン人社員はそうはいきません。「1」伝えたら「1」しかやってくれません。良い風にいえば「言われたことはやる」、悪く言えば、言ったことしかやりません。

ですので、やってほしいことは100%伝える必要があります。その際に、英語力に不安があるまま赴任してしまうと自分自身が苦労するでしょう。私も伝え方が悪かったなと反省することも多いですよ。

例えば、私も赴任当初は、フィリピン人スタッフと私とで仕様書の理解が違っていて、その結果締め切りギリギリに提出された製品の出来が全然違う、というミスはしょっちゅうありました。締め切りにバッファを持たせて前倒しで対応する、という工夫はいまだにやっています。

ーーフィリピンにご赴任される際や働く中で、高橋さんご自身が英語に苦労されることはありませんか。

幸いにも、私もTOEIC750点の部下も、問題なくフィリピン人社員とコミュニケーションがとれています。いまだに新しい英語表現に出会えば、日々学んでいます。

私自身、大学卒業時点でTOEIC600点程度あり、海外志向が強かったこともあり、フィリピン駐在前に中国出張を8年ほど繰り返していましたので、慣れていました。

ーー英語力が高くないと、海外駐在は難しいのでしょうか。

英語力があるに越したことはないですが、後からキャッチアップできる方であれば、やる気次第だと思います。

たとえば、実際別の部署に50代でまったく英語できないのに、海外駐在に抜擢されていた方もいました。彼は5年ほどで英語もタガログ語(フィリピンの現地語)もできるようにあり、いまやペラペラです。

家族を養うためにお金を稼ぐ、というフィリピン人の労働観とマネジメント

ーー日々接するフィリピン人社員の皆様ですが、キャリア観・労働観など価値観の違いを感じられることはありませんか。

もちろん個々人違いますが、家族を養うだけお金を稼げればそれで充分、と考えている者が多いように感じます。

一方、キャリアビジョンが明確な若手社員もいますが、そういった社員ほど早期に退職し、同業他社へ移ってしまうというマネジメントとしての苦悩もありますよ。

フィリピンは経済成長している国なので、転職しやすくなりつつあるんですね。日本とは違って、終身雇用の前提がないので、若くてデキる社員ほど3~5年で転職する傾向にあります。

ーーそんなフィリピン人社員をマネージするコツはありますか。日本人との付き合い方とで、違いあれば教えてください。

日本では飲みにケーションという慣習もあるかと思いますが、月に一度フィリピン人社員主催で管理職飲み会を開催しています。フィリピン人20人、日本人5人程度の規模感です。

日本人が主催すると義務感が生まれてしまうので、彼ら主催でコミュニケーションの機会を持つようにしています。社内では英語で、”Communication Dinner”なんて呼ばれているそうです。

また、技術者としてのスペシャリティ、腕を見せるか、英語力を武器にマネージャーとしての能力を見せるか、じゃないでしょうか。英語力に不安があっても、技術者としての腕を認めてもらえれば、だいぶ働きやすいです。

異文化マネジメントは、「伝えたい気持ち」が必要

ーー最後に、高橋様にとって異文化マネジメントに必要なマインドを教えてください。

結局、伝えたい気持ちを持つこと、になるでしょうね。

今日お話した通り英語力が必要なのは前提ですが、なによりも相手と話したい気持ち、考えを伝えたい気持ちが大事です。

フィリピン人社員だってひとりの人間です。気持ちが伝われば、多少英語が拙くても、意図をくみ取ろうとしてくれますし、逆に伝えたい気持ちがなければお互いに距離を置いたままとなるでしょう。

このマインドで働いていれば、大丈夫です。英語力は、働いているうちについてきますから

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サウスピーク編集室

Naoki Kitayama

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