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エンジニア向け英語学習法 コラム

【理系×英語】機械設計エンジニアに必要な英語力と、シチュエーション

機械設計エンジニアの主業務はCADなどを使って製品設計を行うことです。機械設計エンジニアにとって英語力は不要と思われる方も多いかと思います。

しかし、国内企業に属して機械設計を行う場合でも、海外生産や海外で販売する場合には、図面を英訳する、海外のサービスマンをトレーニングするなど英語を使う機会は意外とあります。

特にグローバル社会となり、国内だけでなく海外にも販売拠点を広げて世界で製品販売をしなければ継続して利益をあげていくのが困難になった今、機械設計エンジニアにも英語力が求められています。機械設計エンジニアがマスターすべき英語力について紹介いたします。

機械設計エンジニアが英語を使うシチュエーション

機械設計エンジニアが英語を使うのは、どのような機会が考えられるでしょうか?

例えば、
・海外発信の最先端技術の情報収集
・海外企業とのやりとり
・企業の海外展開
・外資など海外エンジニアが多い企業への就職
などが考えられます。

機械設計エンジニアが英語を使う機会①「技術力の向上」

IT業界ほどではないにしても機械設計エンジニアの業界においても、技術は日進月歩で進歩しています。では、進歩した最先端技術はどのように公開されるのでしょうか?ほとんどの場合は英語で発信されます。

日本企業が開発した技術であっても、アメリカをはじめ海外にて英語で公開されるケースがほとんどです。機械設計エンジニアが新しい技術に興味をもって情報収集するには、英語を読む力は必須といえます。

たとえば、機械設計の最先端技術を集めたMechanical Engineering Jornalなどの学会誌も英語で書かれています。また、世界基準といわれる規格も英語で発信されているものがほとんどです。

例えば、2017年現在、12,000種類を超える規格が発行され、世界の法令基準にされるなど世界的に使われているASTM規格や、アメリカ軍が必要とする様々な物資調達に使われる規格で光学や機械加工でも使われるMIL規格などもアメリカ発信の規格です。

機械設計エンジニアが英語を使う機会②「海外企業との取り組み」

製品開発において、海外の企業がもっている特許を利用する、海外企業の部品、製品を購入して自社開発製品に組み込む機会は少なくありません。

海外企業と契約をする場合、契約書の分量が国内とはくらべものがならないくらい多いのはご存知でしょうか?もちろん、一語一句すべてを完璧に読める必要はありません。

しかし、読み飛ばしすぎると鍵となるキーワードを逃したりして、後々大きなトラブルとなることがあります。国内企業の場合は、ある程度話し合いで決まることも多いです。しかし、海外企業のほとんどは、契約書にすべてを掲載し、契約書にしたがって何事も判断します。契約書の不備や思い違いがあると致命傷になってしまいます。

最近はネットやアプリで翻訳することが可能ですが、機械設計業界特有の専門用語(例えば部品の強度検討ででてくる縦弾性係数やポアッソン比など)が頻繁にでてくるので、自動翻訳では誤って翻訳してしまうなど対応できないこともよくあります。斜め読みでも英語を速読する力が必要になります。

機械設計エンジニアが英語を使う機会③「企業の海外展開」

市場が国内に限定された製品というのは、ほとんどありません。たいていは、海外に輸出したり、海外の現地で生産したり、製品の海外展開が行われます。機械設計エンジニアのアウトプットは図面です。図面に製作すべき製品、部品の仕様をすべて掲載します。

では、海外で生産する場合はどうするのでしょうか?機械設計エンジニアが海外の人が図面を読めるようにする、すなわち図面を英文化する必要があります。図面では、長々とした文章ではなく、極力コンパクトな文章を使うことが多いため、文章を書く力が必要というよりは、キーワードを英文化できれば良いといえます。

例えば、「指示なき角Rは0.5にする」を英文化すると「R0.5  UNLESS NOTED」などがあります。使用する単語は専門用語が多いため、学生時代に学んできた英語ではなく、機械設計向けの英単語を覚えていく必要があります。

しかし覚えることができなくても調べながら書いていけばいいのでそこまで重要視する必要はありません。調べる手段さえ把握していれば問題ありません。

機械設計エンジニアが英語を使う機会④「外資系企業での好待遇」

外資系企業では、スキルに応じて給与を決める傾向があり、自信がある人にとっては好待遇をうけるチャンスが生まれます。特に若い人にとっては海外企業に就職することで好待遇を勝ち取った人も多くいます。外資系企業で機械設計エンジニアとして働く場合は、当然ながら、英語が必須になります。

図面が英語であるだけでなく、ミーティングや折衝もすべて英語になるため、読む、書く、話すすべての英語力が求められます。では、外資系企業は国内企業に比べてどれくらい好待遇を受けることができるのでしょうか?

人材バンクの大手であるリクルートエイブリックが、2003年時に転職活動を行った人の平均年収を比較したデータがあります。データによると、30歳では、国内が482.6万円にたいして外資系企業が552.6万円と70万円高く、年齢35歳で国内が553.2万円に対して外資系企業が596.2万円43万円高い結果となっています。

外資系企業の場合、国内企業に比べて好待遇ですが、逆にスキルが使えないと判断されるとすぐに解雇されるなど厳しい雇用条件になることも多いので、英語での契約にも十分注意が必要です。すなわち、契約書を正しく理解する読解力も必要となります。

機械設計エンジニアに必要な英語力

機械設計エンジニアにとっても英語力が必要となるシチュエーションは様々あります。その中で優先順位をつけるならば、

①リーディング
②スピーキング
③リスニング
④ライティング

となります。ただし、国内企業で英語を使う場合という条件付きです。外資企業に就職した場合は4つすべてが同じ優先順位となります。国内企業に就職する機械設計エンジニアへの優先順位の理由については以下で解説します。

(出典:「上場企業における英語活用実態調査」報告書

また、国内メーカー企業の機械設計職種採用において、TOEIC600点以上が一つの指標となっています。以下に説明する英語力はTOEIC600点以上のレベルであることが前提となります。

前提:社内通訳・翻訳家が介在可能かどうかについて

海外とのやりとりをする場合、通訳や翻訳家が介在することが良くあります。通訳や翻訳家は社内にいる場合もあれば、社外に依頼することもあります。特に間違いが許されない契約書の作成、チェックでは翻訳家に依頼するケースがほとんどです。

また、例えば海外のサービスマンにトレーニングをする場合など、海外の現地担当者への指導時も通訳をいれてもらえるケースがほとんどです。英語ができない人に英語で話をさせ、意思疎通がうまくいかず、誤解して伝わるのは大きな問題になるためです。

このような状況では通訳・翻訳家の介在が可能になり、英語自体を使いこなす必要性はなくなります。

機械設計エンジニアにとって必要な英語力①「リーディング力」

機械設計エンジニアとって、必要な英語力として、まずリーディング力が挙げられます。先述した通り、日々最先端の技術情報を学び、スキルアップしていくには、海外のメディアに目を通す必要があります。たとえば、 nature.com です。

個人の能力開発において、翻訳者が介在することはありません。それに、専門用語も多く、門外漢である翻訳者が読解するには時間もかかります。

目安としては、TOEIC600点程度のリーディング力をつけましょう。完璧に英文を読解することはできませんが、専門用語を押さえていけば、ある程度理解できるようになります。

機械設計エンジニアにとって必要な英語力②「スピーキング力」

機械設計エンジニアにとって、外国人との英会話ニーズも存在します。

たとえば、海外・現地営業担当者からの製品に対する問い合わせ対応、生産担当者(組立や調査検査員)からの生産トラブル対応の問い合わせに答えるには、英語で説明できる力が必要です。

メールやチャットベースで説明をすることも可能ですが、対面のコミュニケーション効率に勝るものはありません。会話であれば、疑問はその場で確認することができますし、ハードルが低いといえます。英語で、口頭で説明できることがベストです。

通訳者を介してコミュニケーションがとれるケースもあるでしょう。しかし、人を介すと自分が言いたいニュアンスが適切に相手に伝わっているかどうかは、わかりません。


機械設計エンジニアにとって必要な英語力③「リスニング力」

機械設計エンジニア泣かせなのが、リスニング力です。

知っている英単語を聞いたときには認識しやすいですが、専門用語の場合は、聞き取るのがさらに困難になります。また、英語話者の出身地によって方言やイントネーションが変わるのも、我々のリスニングをむずかしくします。

むずかしいからといって、外国人エンジニアとの技術交流に参加しても「Pardon me?」ばかり繰り返していると会話が進まなくなり、話し相手がつまらなくなってしまいます。

しかし、業務上では、必要なタイミングでプロの力を借りることで対応することができるので優先順位としては低めになっています。

機会設計エンジニアにとって必要な英語力④「ライティング力」

ライティング力が最も優先順位が低くなっている理由は翻訳者に任せても問題がないためです。

たとえば、海外のユーザーから求められる資料作成など、海外製品や部品に対する問い合わせに対し早急に提出しなければならない英文資料など、緊急性のあるケースもあります。しかし、緊急性がない場合、機械設計エンジニアは自分がすべき設計に専念し、その日本語を英訳するのは翻訳者に任せるという方法がとれます。

もちろん、自分で英訳・英作文方が良いですが、できなくても困らないというのが現実です。英語のルール、マナーを知ったプロに任せた方が間違いない英文を作成することができ、安心です。

使用頻度と通訳者、翻訳者を使いにくいシチュエーションから

機械設計エンジニアにとっても英語力は重要です。もちろんまずは機械設計に関するスキルを磨く必要があります。

しかし、設計スキルだけでなく、英語ができるというのも大きな魅力になります。特にグローバル社会になり、国内市場にこもっているだけでは日本企業も継続して利益をだしていくのがむずかしい時代になっています。

このような状況のもと、機械設計エンジニアにも英語力の必要性が高まっています。これから英語を磨くならば、基礎力をつけたうえで、プロがかかわりにくいシチュエーションおよび、直面する頻度が高いシチュエーションで必要な英語力からはじめることをお勧めします。

それぞれのシチュエーションにあった英語力を伸ばしてさらに機械設計エンジニアとしてのスキルを高めていきましょう。

<参考資料>

Mechanical Engineering Journal

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サウスピーク編集室

Naoki Kitayama

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