マルタ留学の経験者|マルタ留学の実状を語る

サウスピーク卒業生で、先月、マルタ留学をしたMさん。欧米留学、フィリピン留学、フィジー留学、よりもさらにマイナーな「マルタ留学」の希少な経験者です。そんなMさんにマルタ留学について解説していただきました。

※Mさんが留学した「マルタ」の湊風景

Mさんのマルタ留学時の英語力は、TOEIC960点。サウスピーク留学当初の英語力は700点台中盤でした。上級者レベルの英語力で、マルタ留学に参加したという背景があります。

◆そもそも「マルタ」って、何処に在るの?

ーMさんがマルタ留学をされたのは2週間との事ですが、まず、何故「マルタで英語留学」の学校が存在するのか?マルタ共和国自体もマイナーですよね。

(Mさん)マルタは、マルタ共和国といってイタリアのシチリア島沖にある独立国になります。人口は40万人ほどで、日本の地方都市程度です。

面積は東京23区の半分ほどで、地中海に浮かぶ、小さな島という感じですね。美しい海に囲まれた、素敵な国でした。魚介類も美味しいですよ(笑)

物価は日本の8割程度で、日本の地方都市くらいのイメージでしょうか。イタリア本土よりは、少し安いという感じですね。治安は悪くないです。日本より良いかは分からないです。

◆イギリス領地で、英語が公用語であるマルタ共和国

ー何故、イタリアに近いヨーロッパの国で「英語留学」なのでしょうか?

(Mさん)はい、まずマルタ共和国が、かつてはイギリス領地だったという事情があります。ですので英語が公用語なんです。

もちろん、現地人同士では「マルタ語」または「イタリア語」で話している場面もあるのですが、学校やテレビなど公的な場では「英語」を使用している場面が多い印象です。

ただ、イタリア語、マルタ語の番組チャンネルなどもあります。
街中の看板なども、英語との併語表記という感じです。

これは、僕がかつて留学した旧アメリカ統治国の、フィリピンと背景が似ているかもしれません。だから「英語が通じない」って場所は無いですね。お店から、空港までほぼ。

ーたしかに、フィリピンも英語が公用語ですが、フィリピン人同士だと「ビザヤ語」「カタログ語」で話している場面がありますよね。似てるのかもしれません。

◆マルタ留学の歴史は40〜50年もある|日本人生徒以外の英語留学学校

(Mさん)あと、マルタ留学の歴史なんですけど、かなり古いんですよ。
例えば、僕が留学した学校は1991年に開校しています。古い所では1965年という学校もありました。

これは主に、ヨーロッパ人の非英語圏の生徒を対象として始まったんです。
例えばドイツ人、フランス人、イタリア人、などです。

ーなるほど、イギリス以外のヨーロッパ人にとっても英語は外国語だから、意識して学ぶ必要がありますよね。語族は近いので、日本人が英語を学ぶよりは、遥かにハードルは低いのでしょうけど。

◆そもそも日本人向けではない学校・カリキュラム

ー実際、英語を学んでみてどうでしたか?

(Mさん)日本人の初心者には向いてません。やはりヨーロッパ圏の人に向けたカリキュラムや学習環境の学校だと思いました。日本人向けに作られたカリキュラムではないのです。

TOEICだけが英語力ではないですが、700〜600点レベルだと厳しいモノがあると思います。まず授業形式なのですが、10人〜6人単位の集団授業になります。この集団授業は、ペースが早く、自分のために丁寧に説明してくれるわけではありません。

私は、マルタ留学をした時は、TOEIC960点で、サウスピークや仕事でも会話慣れしていたので大丈夫でした。サウスピーク留学当時(TOEIC700点台、会話慣れ無し)の状態だと厳しかったと思います。

ただ、一定以上の英語の土台があり、瞬間英作文やオンライン英会話をしていて、英会話の型ができてる中上級者の日本人には有益だと思います。駅前留学の英会話学校よりも先生の添削は厳しく、丁寧な印象でしたので、ある程度話せる方であれば、よりナチュラルな英語やビジネス向けの表現に直してもらうことができます

またクラスレッスンとは別に、オプションとしてライティング指導などの授業もあります。これも大人数の一斉レッスンなので、丁寧に添削してくれるわけではありませんね。

◆教材も、日本人向けではない|生徒は、ほぼ外国人

(Mさん)あと、教材も日本人向けではないですね。
サウスピークのように日本の有名参考書で学ぶ事は出来ません。

英語で英語を学ぶ市販教科書。例えばside by sideや、in companyなどですが、これも初心者には厳しいものがあると思います。日本人初級者は、まず日本語で内容を理解できないと、何が書いてあるのかも分からないと思います。

生徒は外国人が多かったですね。
僕の学校は、日本人向けオリエンテーションもあり、その時は日本人もいたのですが
集団グループでは、ロシア人、イタリア人、ブラジル人など、非英語圏の多様な方々がいました。

◆マルタ留学の費用(渡航費、学校費、滞在費)について

ー実際にマルタ留学の「費用」についてお聞きしたいです。

(Mさん)私の場合は2周間の留学になりました。日本からの往復渡航費(13万)、ビジネスクラスの授業講座(1週間450ユーロ✕2週間分=11万前後)、アパート代(2週間分:360EUR/週✕2=720EUR)、食費:3万程度でした。合計30万円ほどでした。

サウスピークさんのように、食事&宿付きではなくて、別料金になります。

1ヶ月だと、一般英語20レッスンで 865 EUR、ビジネスミニグループ30レッスンだと1845 EURかかるみたいです。これにシェアアパートorホームステイ、食費が別途かかります。シェアアパート、ホームステイは、1ヵ月1000 EURくらいですかねれに航空券(日本からだと13万くらい)を足します。

一1ヵ月留学したとして35万~45万(シェアアパートだと別途食事)ですかね。

留学前に私が調べた範囲の印象なのですが、費用は「欧米留学の8割程度」だけど、フィリピン留学と比べると1・8倍近いという印象を受けましたね。

ー少し高いですね。英語留学という費用対効果を考えると、コスパが悪い印象を受けます。

◆(最後に)マルタ留学についての結論

(Mさん)マルタ自体は、すごく良い所です。海は綺麗ですし、食事は海産物を中心としたイタリアン。治安だってそこまで悪くありません。だから、観光的な意味では魅力的な国だと思います。

ただ、英語学習という点を考えると、初心者向けではない。非英語圏の外国人向けであり、日本人向けに作られた学習プログラムではありません。

英会話の型ができてる中上級者の日本人にはかなり有益だと思います。もし数か月行くならば、費用はアメリカ、イギリス、オーストラリアの半額くらいになりますし。初心者にはフィリピン留学や、先にフィリピンに行く2ヶ国留学を推奨しますね。

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執筆者
Miyazaki
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Miyazaki

Webディレクター:コンテンツ戦略や広告設計など、サウスピークでは集客、マーケティングを担当している。京都在住、前職は発達障害の療育支援など、医療機関で働いていた。(Twitter):ベーコン研究所。