「留学に点数をつけるなら? う〜〜ん……難しい質問ですね」。少しの沈黙が続いた後に返ってきた答えは『最低でも100点以上』という予想外の返答だった。

今回、お話しを伺ったのは大学院卒業と新卒入社のわずかな期間を縫ってサウスピーク日本語禁止校に4週間の留学をされた岡本和之さん。2月〜3月という転職中の方が多く在籍する時期に留学したことも関係し、その後のキャリアに大きく関わる出会いがあったのだとか。

フィリピンの語学学校の中でも3ヶ月〜6ヶ月という中長期の留学期間を選ぶ生徒が比較的多いという特徴を持つサウスピークで、4週間という短期間で集中して取り組んだこと、コミュニティーとしてのサウスピークの潜在能力とその活かし方についてフォーカスを当てて話を伺った。

サウスピーク留学、新卒入社企業での経験を経て、現在は外資系コンサルティング会社で経営コンサルティング業務を担当する岡本さんのメッセージを、ぜひ就職活動中の学生や転職を考える人たちに受け取って欲しいと思う。

名前 岡本和之さん
年齢 26歳
出身校 横浜国立大学大学院、経営学修士号
職業 経営コンサルタント(外資系コンサルティング会社勤務)
留学期間 4週間

記事の目次

・がっつり英語学習のラストチャンス!
・目的に合わせた臨機応変なカリキュラム
・本気留学する人たちが集う、だからこその出会い
・基礎を固めて適応スピードがアップ
・新しい環境での経験が人生を豊かにした

がっつり英語学習のラストチャンス!

ーー自己紹介をお願いします
岡本和之、26歳です。出身は愛知県で、ほどよく田舎な蔵の街で生まれ育ちました。趣味は中学からはじめたバレーボールで、今でも週末に社会人のバレーチームに参加して楽しんでいます。あとは、ウイスキーにはまっていて、本場の蒸溜所を見るためにスコットランドへ一人旅いくくらい、好きで。(笑)

出身大学は横浜国立大学の経営学部で、卒業後は大学院へ進学し経営学の修士号を取得しました。現在は外資系のコンサルティング会社で経営コンサルタントとして働いています。

ーー大学院卒業後、一度別の企業に就職されているんですよね?
はい、大学院卒業後は新卒で日系のコンサルティング会社に就職しました。実際に働いてみると、入社前に「仕事において自分が大事にしたいポイントはここだ」と思っていた部分、いわゆる「軸」のようなものが実はそこではなく、別の部分にあるということがはっきりとわかってきました。

新卒の就活の際、「軸といっても、あくまで働く前の『仮説』で、最終的には働いてみないと分からないな・・・」と思っていたこともあり、実際に働いてみた上で、自分が本腰を入れて身を置きたいと思うドメインと、身を置くべきポジションをきちんと見出そうと考えていました。

働きながら情報を集める中でそれが見えてきて、せっかく採用していただいたのに本当に申し訳ないと思いながらも、早期にポジションを変えた方が中長期的にプラスになると考え、一年間全力で走り切ったのちに転職をしました。もちろん、2度と同じ理由で早期に転職しない前提で(笑)

ーーなるほど。新卒で就職した会社を退職した後にサウスピーク へ留学されたのですか?
いえ、サウスピークでの留学は大学院卒業直前の2月から3月の1ヶ月間ですね。この時に、日本語禁止校で出会った社会人生徒の方々との出会いが、のちに転職を決意することにも繋がりました。

目的に合わせた臨機応変なカリキュラム

ーー留学を決意した経緯を教えていただけますか?
社会人になったら、まとまった時間を使って英語学習をすることが難しくなると思ったので、働く前に1ヶ月だけでも良いので、ひたすら英語に向き合う時間をつくりたいと考えたんです。

英語学習の目的は、話せる人や得られる経験、情報の幅を広げるためですね。大学在学中も、東南アジアを練り歩くなど、海外に行っていろんなものに触れるのが好きだったのですが、仕事をするようになっても海外旅行に行きたいと思っていて。英語が話せるだけで、現地で得られる知識や出会いがまるで変わってくるので、英語をさらにつかえるよう、留学しようと思いました。

TOEICの点数など定量的な目標はなかったですが、英語の学習方法を学んで帰ろうと思ってましたね。日本に帰ってからの勉強が本番と考えていたので、帰国後も継続的に学習できるよう、学習の肝を押さえることが留学の目標でした。

ーー留学前後で体感した自分自身の変化はありましたか?
正しい発音を意識して話せるようになり、1回でちゃんと伝わるようになったと思います。フォニックス[*1]などをしっかりと学んで、発音時に舌をどこに置いたらきちんとした発音をできるのかわかり、聞き返されることがかなり減りました。それが自信になって、英語で話すことへの気持ちのハードルが下がった実感があります。

はじめに組んでいたカリキュラムから、もう少し発音のレッスンの時間を増やしたいなと思ったら、その場でフレキシブルにカリキュラムを変更していただけたのですが、これがかなり良かったですね。

[*1]フォニックスとは、綴り字と発音との間に規則性を明示し、正しい読み方の学習を容易にさせる英語学習方法の一つ。サウスピークの発音矯正レッスンでも採用している。

ーー留学されてから1年数ヶ月が経過しましたが、現在も英語学習は継続されていますか?
はい、しています。特に現在の会社では、仕事で英語をつかう場面も多く、生きた英語に日々触れる中で、自分でも勉強をするようになりました。

サウスピークで勉強方法を身に付けたことが役に立っていると思います。

本気留学する人達が集う、だからこその出会い

ーー先ほどのお話の中でもあった、サウスピークでの出会いを通して感じた自分自身の変化について教えてください。
2月から3月に留学したということもあり、4月づけで転職するという社会人の方々と出会えたことがすごくよかったです。

また、大学1年のうちからこうした留学に来るような行動力をもった1年生の方など、当時の自分よりも若いみなさんが一生懸命勉強している姿を傍目で見て、「自分も見習って頑張らないと!」という良い危機感を感じることもできました。

ーー転職されたのもサウスピーク留学での縁がきっかけだったとか?
そうなんです。転職エージェントにお世話になりつつも、基本的にはリファラル(紹介)で転職活動をしたのですが、サウスピークで出会ったみなさんに本当に助けていただきました。内定をいただいた5社のうち、3社はサウスピークで出会ったみなさんからのリファラルで面接を受けていました。

私が留学した2月から3月は、4月1日付けで新しい会社に転職する方々が入社までの時間で留学されていました。転職合間に語学留学に来るほど、向上心を持ち続けている素敵な方々で、とても有難い縁だったなと今でも思います。

外資系のコンサルティング会社に転職される方も多かったですね。日本に帰ってからも定期的にみなさんと集まる中でリアルな仕事のお話を伺って、かなりの大変さと同時に大きな魅力を感じたことも、転職を決めたきっかけの一つになっています。

ーーコミュニティーとしてのサウスピークがキャリア形成に繋がったという感じですね
正にそうですね。出会いに恵まれて、サウスピークさまさまだなという感じです……(笑)。留学前から、英語を学ぶということ以上に、かっこいい方々との繋がりをつくれたらいいなと思っていました。それもあって「本気留学」を謳うサウスピークを選んだということもありました。

今でも、社会人の方々だけでなく、大学生のみなさんとも飲みにいくのですが、就活の相談やエントリーシートの添削を依頼されたりもします。大学3年生から海外インターンに半年いくというような強者もいて、刺激をもらっています。上にも下にも繋がりができて、本当に良かったと思っています。

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基礎を固めて適応スピードがアップ

ーー現在、働かれているコンサルティング企業でのポジションや業務について教えてください

職種は経営コンサルタント職で、担当する企業はグローバル企業が多いです。業務としては、お客さまの経営課題を洗い出した上で経営戦略を提案し、提案だけで終わることなく具体的な業務改善にまで踏み込んで、成果が見えるまで支援しています。

お客さまがグローバル企業ということで、海外案件も多く、英語を使う機会が増えました。

あるプロジェクトでは、弊社海外支社と毎日英語で電話会議をしてグローバルの知見を借りたり、その支社の現地マネジャーを日本に呼び、協働してプロジェクトを推進していきました。

仕事外でもマネジャーと交流することができ、私が在学中に支社がある国に旅行に行った際の話で盛り上がったり、お寿司やすきやきなど日本の食文化を紹介したり、英語でたくさんのコミュニケーションをとることができましたね。

また、別のプロジェクトでは、お客さまの海外支社に訪問して経営課題についてディスカッションを行ったり、海外にある製造現場まで実際に足を運んで現地スタッフの方々に業務調査やヒアリングを行ったりもしています。

こうしたプロジェクトに携わる中で、英語をつかう機会も増えていますが、もっともっとつかえるようになりたいです。

ーー仕事上での英語での苦労、また対処方法について教えてください
やはりビジネス英語は旅行英語とは違い、かなりスピード感がある上に専門用語も飛び交うので苦労します。インドとのやりとりが多かったときは、インド訛りを理解するまでに時間がかかりました。

サウスピーク留学の1ヶ月間で、リスニングや発音矯正の基礎固めを徹底していなかったらと思うとおそろしいです。英語の基礎を身につけていたこともあって、英語をつかう環境への適応は早かったように思います。

新しい環境での経験が人生を豊かにした

ーーサウスピーク留学を振り返って、点数をつけるなら?
難しい質問ですね……(笑)。期待値を100とすると、最低限100点以上にはなります。これは私個人の留学の出来不出来への点数というより、サウスピークという特殊な環境に対しての点数です。

転職にも繋がったように「コミュニティーとしてのサウスピーク」という魅力が大きいですね。講師やスタッフ、一緒に学ぶ生徒のレベルの高さに関しては、自分自身の努力ではどうにもならないことですし、そうした自分ではどうにもできない部分で最高の環境を用意してくれたという点で100点以上の価値を感じました。自分自身の努力でどうにかなることは点数に入れてません。

生活インフラや住環境など、人によっては新興国であるが故に合わないこととかもあると思いますが……、食事などは日本と同レベルの食事が食べたいなら、たまに外食すれば良いと思いますので、解決できる方法はいくらでもあるかなと。

ーーサウスピーク留学を検討している方にアドバイスをお願いします
ありきたりになりますが、迷っているなら行くべきですし、学生の方であればできるだけ早く留学した方が良いと思います。

サウスピークでの留学とそこでの出会いを通して、かなり意識が変わるはずなので、せっかくならぼくのように卒業ギリギリとかではなく「就職活動をはじめる前」「ゼミを決める前」などの重大な進路決定をする前にいくべきですね。

早ければ早いだけいいと思います。意識が変わると、その後の行動が変わって、同じ大学4年間でも全く違う質のものになるかもしれませんし、もちろん学生生活に限らず、その後の人生もきっと変わるはずです。

ーー6ヶ月間の長期留学や留学後に海外インターンをされる休学組も最近は増えてきました
とても良いことだと思います。1年や2年、社会に出ることが後になったくらいで人生にマイナスは全くないと思っています。むしろ、「ふつうはしない選択」をし、他の人があまり経験していない「希少な経験」を持つことが、いずれ自分の強みになってくれるかもしれないと思います。

よく言われるような「留学やインターンそれ自体が目的化するのは良くない」ということも、全く思いません。当初それ自体が目的になっていたとしても、経験を通して意識や考え方の質が変わるかもしれないからです。

はじめから高尚な目的や理由を持つ必要はないと思っています。実際に動くことの方がずっと大切だと思うので、自分が思ったように動くことを勧めたいです。

ーー最後になにか一言、お願いします
最近はフィリピン留学の注目度もあがっていますが、それでもまだまだ留学のハードルは高いかもしれません。誰しもが経験していることではないので、周りに行った人がいないとリアルな情報はつかみにくかったり、留学期間は日本での友人たちとの時間は過ごせなかったり、知らない土地で生活することに不安を覚えたりするかもしれません。

しかし、「不安のない経験」から本当に価値のある何かを得ることは難しいのだろうとも一方で思います。不安や緊張がないと、何かを一生懸命考えたり乗り越えようとは思わないだろうと。正直に言えば、ゆったりとやっていたいなと思うことも多々あるのですが、安全地帯を飛び出してこそ、成長はついてくると考えて、自分を奮い立たせています(笑)

その一つの機会として、サウスピーク留学をすることを決め、その経験に大きく成長させてもらうことができました。不安があっても、思い切って一歩踏み出すことで、きっと今までとはちがう世界が見えるのだと信じています。