名前 Koyoさん
職業/年齢 24歳 就職活動中
留学期間 28週間
開始時の英語力 TOEIC 470(L:235,R:250)
現在の英語力 TOEIC 770(L:415,R:335)

「日本の就活スタイルは自分に合わない」 異文化に触れながら将来的に幅広く活躍したいKoyoさんが踏み出した一歩

――それでは、まず初めに英語学習を決意した経緯をお聞かせ願います。

昔から海外で生活して働くことに憧れがあったからです。

――なぜ海外で生活することに憧れを持ったのですか。

僕の生まれ育った環境の影響です。実家では僕が幼い時からホームステイで外国人を年に1度くらい受け入れていました。家に来た外国人とボードゲームをして楽しんだのを覚えています。そこで肌の色だったり、言語の違いだったりを体験して、異文化について興味を持ち始め、いつか世界にも生活範囲を広げたいなと思うようになりました。それだけでなく、実家が佐世保で米軍基地が近くにあったことから、外国人とは家の外でもかかわることが多かったです。かなり恵まれた環境でした。

 

インタビューを受けてくださったKoyoさん。現在は海外で就職を視野に入れているそうです

――幼少期からすでに異文化と触れ合う環境が身の回りにあったんですね。では日本では就職活動をせずに、始めから海外での就職活動をされたのでしょうか。

いいえ。日本で就職活動は一通り行いました。ですが、自分には日本での就活スタイルが合いませんでした。

――具体的にどういった点が合いませんでしたか。

例えば、就活のはじめには自己分析するのですが、それはすごく自分と向き合う面で便利でいい機会だと思いました。そのおかげで自分の短所や長所などを知り、自分の個性を見出すことができました。しかし、おかしなことにエントリーシートの記入方法や就活のフェーズはすべて同じ。せっかく個性を見つけ出したのにそれでは他と同じ色に染められてしまう。出る杭は打たれてしまう。そういう雰囲気が僕には合いませんでした。

インタビュアーのShunri。手前はKoyoさんが半年で使用した教科書

――そこで、幼少期からの憧れであった海外での生活、そして就職をいよいよ本格的に考えられたんですね。

はい。それが英語の学習を決意した経緯です。日本を出て異文化に触れながら幅広く活躍したいと思うようになりました。

――海外で就職するのには英語力は必要になるのでしょうか。

英語力は間違いなくみられますね。もちろん業種にもよりますが、海外で働くとなると取引先や顧客だけでなく社員も英語を話しますので、英語を使ったコミュニケーションは必要になってきます。

――英語力を測る1つの指標としてTOEICテストが有名ですが、海外就職にはTOEICのスコアは必要ですか。

英語を使ってコミュニケーションがとれるかどうかは、面接の時に判断されます。ですが書面で英語力をアピールするのにはTOEICのスコアが必要になるときがあります。

一般企業が求めるTOEICスコア|転職・就活・中途採用で求められる点数

――海外で働くにはTOEICのスコアが必要なのですね。Koyoさんはなぜ、フィリピン留学を選ばれたのでしょうか。

決め手は安さと経験です。海外就職を考えた当時は、大学生の中でも平均の英語力だったので留学を決意しました。そんな時、安い値段で通えるフィリピン留学が流行っていることを知りました。ちょうど大学の時に所属していたNPOの活動で、すでに2回フィリピンに来ていた経験があったで全く抵抗はありませんでした。

フィリピン留学(セブ留学)は値段は安い|欧米留学より安い根拠を解説

――数あるフィリピンの語学学校の中でサウスピークを選ばれた決め手は何ですか?

サウスピークのホームページを見て、「本気」の学校であることに惹かれました。体験談記事を読んで生徒の本気度合いが伝わってきました。

――Koyoさんも本気で頑張りたいという思いがあったということですか。

もちろんです。もし、英語が話せないまま海外就職なんてすると仕事を回してもらえない可能性もあります。ある意味恐怖さえ感じていました。そうならないためにも、本気になるしかありませんでした。

本気の生徒が集まるサウスピークEOP校(日本語禁止校)のダイニングエリア。開放感があり、自習される方々に好まれる場所です

「想像を超えた難しさ」1ヵ月顔が筋肉痛になるほどの発音矯正がもたらした劇的な変化

――サウスピークで一番効果を感じた授業はありますか?

発音矯正レッスンが自分の中で一番効果を実感しています。

――そうなのですね。授業を受けてみて、最初はどういう印象でしたか?

ここまで難しいのか、と思いました。当初の自分としては「先生が言ってる音と自分が出してる音は一緒じゃないか」と思っていたからです。始めは、なんでこんなに言い直されるのかと疑問でしたが、レコーダーで自分の声を録音して聞いてみると全然違うんです。それに気付いてからは必死に練習しました。すると時が経つにつれ聴き取れる音が増えてきました。3ヵ月もすると話せるだけでなく聞く力も付いた実感を得ました。

――なぜ発音矯正のレッスンで聴き取りの力も上がったのでしょうか。

自分が出せる音は聴き取れるという法則は、すべての言語学習に当てはまると思います。赤ちゃんが成長していくにつれ、話せる言葉と聴きとれる言葉は同時に増えていくと思います。新しい言語を学ぶとき、僕たちは聞くこともできないし話すこともできない、赤ちゃんと同じです。正しく発音ができるにつれて、正しく聴き取れるようになるのは、僕たちにとって当たり前のことだと思います。

――聞こえるけど声に出せない、声に出せるけど聞くことができない子供は確かにいないですね。次に、予習と復習についてお聞かせください。

予習は正しい発音やイントネーションがわかっていない段階で行うのでそこまで時間をとっていませんでした。それよりも復習の時に、口をどう動かせばいいとか、強弱のつけ方がわかっている状態で何度も繰り返し練習しました。始め1ヵ月は特に練習しました。その間は顔が筋肉痛になってしまったほどです。

――発音の練習はどこで行っていましたか。

ボイストレーニングルームという、音読以外禁止の自習室です。すべてのブースに鏡が設置してあるので、自分の口の形を確認しながら練習することができました。音読専用の部屋なのでどんなに大きな声を出しても怒られなかったので、思いっきり練習できて良かったです。

教科書にはたくさん練習した跡があります。日本語を話すときには使わない筋肉を使うので、かなり苦労したそう

「日本語で考えてからじゃ使い物にならない」 ディベートを通して英語脳を作り上げたグループレッスン

――発音矯正レッスン以外に英語力向上の実感を得られた授業はありますか。

グループレッスンが日常会話における英語力向上に大きく貢献しました。

――グループレッスンとはどのような授業ですか。

グループレッスンの様子。先生だけでなく、他の生徒の前で英語を話します

曜日によって、写真描写とディベートを1人の先生に対し、3人の生徒で行います。写真描写では先生が準備した画像を3つの文で説明することが要求されます。そして特に僕が好きだったのは、ディベートです。そもそも、日本語で行うディベートが好きだったので抵抗は全くありませんでした。ディベートの授業ではまず、先生が賛否両論あるお題を生徒に与えます。例えば「高校に制服は必要かどうか」といったテーマです。そして生徒にはランダムに賛成、反対、自分の意見のポジションが与えられます。自分の考えていた立場と別の立場で考える必要も出てくるので、日本語でやってもやりがいがあるような内容になります。

――英語でディベートをするとどのような効果があるのでしょうか。

聞かれた質問に対して瞬間的に返す能力が問われます。日常会話では瞬発力が一番大事なので、この能力は人とコミュニケーションする上で必須と言えます。例えば、何か質問されてから「ウーーン……」って考えてから文を作ってるようじゃ会話が成り立たないです。しかも僕は海外就職を考えていたので、そういう人間は通用しない。お客さんにも同僚にも失礼です。

――瞬発力がコミュニケーションを取る上で大事なのですね。その力を身につけるために心がけたことはありますか。

心がけたのは、間違ってもいいから素早く質問に答えること。日本語と英語では文章の構成の順序が異なるので、その違いに慣れることが必要です。英語で質問されて、頭の中で日本語に訳して、日本語で返答の文を考えて、頭の中で英語に訳してから答える。そんなことしていたら遅すぎます。英語で話すのにいちいち日本語で考えていたら使い物になりません。英語で聞いて、英語で答える。それができる英語脳になる必要がありました。もちろん僕も最初、全くしゃべれなかったです。当初は間違えるのが怖くて、話す前に毎回5秒くらい考えちゃうんですよね。でもそれって、会話じゃないですよね(笑)

――たしかに。学校の先生は答えを待ってくれますが、それを日常会話でやるとなると……

そのうち友達がいなくなりそうですね(笑) だから、間違えてもいいからとにかく早く返す。間違えてもいいんですよ。なにも恥ずかしくないんです。学校なんだから。中には失敗を恐れて会話に参加できていない生徒がいましたが、すごくもったいないと思います。

積極的に話しているKoyoさん。英語を使って楽しそうにコミュニケーションしています。

覚えた単語や表現を使って、文を作っていたそうです。そのあとは、先生に添削をしてもらいます

授業中にわからない単語が出てきたときは、英語で質問して英語で聞いて、英語で理解していたそうです

Koyoさん「議論でつかえる表現をポケットサイズのメモ帳に書き込んでいました。いつでもどこでも使えるし、暇なときに見ていました」

 

「もはや住んでいるのでは」Koyoさんが音読ルームの住人と言われた理由

――それでは、自習に関して1番効果を感じた学習法はありますか。

僕は自習では音読が1番好きで、効果を実感しました。主にボイストレーニングルームで勉強していまして、そこに住んでるんじゃないかといううわさが流れるくらい居座っていましたね。友達からだったり、新入生の方から「あ、ボイストレーニングルームの人ですよね~」って言われるくらい。それが会話の始まりなんですよ(笑) ボイストレーニングの住人といわれていました。

――具体的にはそこでどのくらいの時間勉強されていましたか?

すべての時間です。睡眠と食事と授業以外。13時間くらいになるのでしょうか。

――それは完全に住人ですね(笑) それだけ音読に効果があったのでしょうか。

めちゃくちゃ効果ありますよ。TOEICで言うと、リスニングに関しては音を聞くことに慣れること。リーディングに関しては、文章の頭から意味を理解できるようになるので、文章を読むスピードが上がります。日本語で考えると文章の後ろから意味を取るほうが楽なのですが、声に出して文章を読み上げると返り読みができなくなるので、自然と前から読む癖がつきます。慣れてくると文章の意味が、文の切れ目ごとに頭に入ってくるので理解も断然早くなります。

Koyoさんが半年で使用した教材とノートは、持ち上げるのにも一苦労。その数35冊以上

――音読はどのように行うのでしょうか。

まずオーディオの音声を2回リスニングします。そのあと音読を2回。そしてそれを5セットして合計10回ずつリスニングと音読を行います。それを翌日、1週間後、1ヵ月後に同じく10回ずつ繰り返す。ですから最低でも同じ文章を40回くらいずつ読んでいました。目標はオーディオの話者くらいペラペラと声に出せるレベルだったのでとにかく大きな声で、音声を真似ることに集中していました。

――うまく真似るためのコツなどはありますか。

問題で扱われている文章には、アクセントを表す記号がぎっしりと書き込まれています

僕の場合は、話者の心情だけでなく、性格や背景まで想像して音読していました。そうすることで、音読が単調なものではなくなって、イントネーションや英語のリズム感を楽しく身に付けることができました。声の大きさは自分の音を正確に聴き取るために大きいほうがいいと思います。

――楽しく音読学習されていたのですね。

半年という長い期間で、モチベーションを保ち続けたKoyoさん

そうですね。6ヵ月の留学期間はかなり長いので、短期的な集中力よりもいかに習慣化するかが重要だと思いました。勉強でさえも自分の想像力でいくらでも面白くできると思って、音読などでひと工夫してみました。その結果、それがうまくいって継続につながりました。成功するには継続しかないと思います。中には途中からモチベーションが下がる人もいるんですが、勉強しながら何か面白いと思えるものを見つけていったらいいと思いますね。

かつて異国の地で味わった不甲斐なさ。英語を通して聞こえる、伝える、見えてくる新しい世界

――留学の前後で、Koyoさんの中で大きな変化はありましたか。

ありました。留学をする前にNPOの活動でフィリピンに訪れて、コミュニティー開発という仕事に携わりました。ですが当時は自分がリーダーだったにも関わらず、英語力が皆無で歯がゆい思いをしました。現地の人と関わる仕事なのに、表面的に単語をならべただけのコミュニ―ケーションしかできなかったのが本当に惨めで、不甲斐なさを感じました。

――英語が話せなかったことで悔しい思いをされたのですね。

サウスピーク入学後、今度もフィリピンでNPOの活動をする機会がありました。留学を後半の2週間お休みして、マニラで通訳として参加させていただきました。

――そこではどんな変化がありましたか。

まず前回一緒に働いた現地のメンバーに自分が話せるということに驚かれました。たくさん話せるようになったので、より自分のことを伝えることができたので「こんな性格だったんだね」って彼らも驚いているようでした。逆に僕も彼らがどんな考え方を持っているのか、彼らのバックグラウンドがわかるようになってより一層活動が面白くなりました。

――英語力を身につける前には見えなかったものが見えてきたのですね。

言語の壁を感じなくなると人と関わることが楽しくなります。自分が海外で行う活動がどう社会に貢献するのかを理解することで、やりがいを見出すことができました。

――夢である海外での生活に近づきましたね。これからも夢に向かって頑張ってください!

最後に、本気で半年留学を駆け抜けたKoyoさんとファイティングポーズ。夢の海外というリングの上で、思う存分戦ってください!

番外編:Koyoさんのその後

Koyoさんはサウスピークを卒業後、見事インドネシアでの就職が決定しました! 番外編では彼にその時の経験や思いをインタビューしました。

――夢の海外就職おめでとうございます! 就活を通して、サウスピークで培った英語力が活きたと実感した時はありましたか?

英語で自分の考えを簡潔に伝えられた時に実感しました。当然のように面接では必ず英語力の確認をされます。たとえば「なぜ海外就職を選んだのか?」「なぜこの国で働きたいのか?」という質問はどの企業でも聞かれます。これらに対する自分なりの答えを事前に英文で作成し、先生に添削してもらった後に暗記したおかげで、端的に自分の意見を伝えることができました。面接官の方からは「英語力は問題ないですね!」とお褒めの言葉をいただけたので、サウスピークで学んできたことは間違いではなかったと実感しました。

――特にレッスンで学んだどのようなことが活きましたか?

特にレッスンではグループレッスンが活きました。面接は即興で文章を頭でつくり言葉にしなければなりません。ディベートなどで瞬発力を鍛えたおかげで、瞬時に論理的な返答ができました。
また、瞬発力はフィリピン人講師との日常会話でも意識していました。サウスピークの先生は会話の返答できるまで数秒待ってくれます。ですが、それは英語に慣れない頃に限って有効です。ある程度慣れてくると、すぐに答えると会話がどんどん展開していく感覚があります。これを楽しいと思えたので、曖昧な意見でもまず自分の立場をはっきりさせることを意識していました。レッスンだけではなく、日常においても学びのヒントを発見できたのがよかったです。

――海外就職で苦労したことはありましたか?

苦労したことは2つあります。1つはビザ取得要件が厳しいことで紹介してもらえる案件が少なくなることです。東南アジアの多くの国では就労経験が求められます。一方で僕は新卒で就労経験がありません。企業もビザ取得が難しい人材はできるだけ採用しないのが現実問題としてありました。この問題により人材紹介エージェントが提供してくれる求人情報が限られてしまうのです。事実、求人紹介してくれないエージェントもいくつかありました。
2つ目にどう貢献できるのか理解してもらうことです。海外では即戦力が求められます。「営業経験〇年以上」など、ある程度の経験や知識を持つ人材を求めている企業が多く、新卒を歓迎してくれる会社はありませんでした。その中で、僕がどんな貢献ができるのか理解してもらうことにとても苦労しました。僕の場合ですと、学生時代にボランティア活動で培った組織マネジメント能力を活かして効率的にマネジメントができること。または、留学期間中に毎週必ず計画を立てて実行していたことから、目標に沿って着実に計画をこなせる能力があることを伝えました。
「新卒」という肩書きのせいで、求人も少ないうえに実績を評価してもらいにくいためにたくさんの苦労を経験しました。

 

――海外就職でうまくいったなと思ったことはありますか。

うまくいったことは徹底的に自己理解を深めたことです。「そもそもなぜ海外就職へ踏み出そうとしているのか」考え抜きました。深掘りしていくと原点にはアメリカ人留学生のホームステイの思い出があったことを見つけたのです。これによりバラバラだった自分の関心が一本のしっかりとした線で結ばれた感覚になりました。自分の興味を明確にしたおかげで面接ではしっかりと自信をもって伝えることができました。海外就職に憧れだけで挑戦するのではなく、経験に基づく強い意志があったおかげで面接官にも僕の挑戦の本気度を伝えることができたと思います。

――就職が決まった現在の心境を教えてください。

今は心の底からウズウズしています! 僕のまわりには新卒から海外に出ていく決断をした人はいません。友人の誰も経験していない世界に飛びこむことにとても好奇心を掻き立てられています。たしかに言語や文化の違いに不安があるのも否定できません。それよりも、この先に新たな出会いや発見など刺激的な出来事がたくさん待っていると考えると楽しみでなりません。若いうちに誰にも真似できないたくさんの経験を積んで、いつか大好きな日本に持ち帰って還元したいなと考えています。そのときまで海外で頑張ります!

――海外就職を考えている人にアドバイス・メッセージをお願いします!

これを読んでくれている人は何かしら海外就職に関心がある方だと思います。僕からメッセージを送るなら「まよったらGO」ということです。もしもやりたいことがあるのならば、何でも挑戦した方が結果的にたくさんのお土産があって得です。
僕の場合は海外に出て「鳥の視点」を持ちたいと考えています。鳥のように人よりも高く広い視野で物事をとらえられる能力を身につけたい思いで海を渡ります。これが結果的に良いのか悪いのか今すぐには判断できません。いずれ日本に帰国または、海外に居続けるのか決めることでしょう。一番の問題は日本しか知らずに日本を選ぶことです。幸いにも私たちは世界中どこででも生きていける良い時代に生まれています。にもかかわらずこの狭い日本だけしか視野に入れないことに僕は疑問を抱きました。
ただ英語さえできれば誰でも、いくらでも可能性は広がる時代です。ここに胸が突き動かされるならぜひ海外就職も選択肢に入れてみてはと思います!