サンカルロス大学へ通うSawaさんへのインタビュー2記事目では、大学での学校生活についてお話をうかがいました。

1記事目はこちら:高校卒業後はフィリピンの大学へ!セブのサンカルロス大学へ通うSawaさんに聞いた、リアルな大学生活と必要な英語力 ~留学のきっかけと準備編~

フィリピンのサンカルロス大学経営学部マーケティングマネジメント専攻に在籍中

大学のクラスメイトと共に

―――Sawaさんは、何学部に所属してらっしゃるのですか。

経営学部のマーケティングマネジメントコースに属しています。

マーケティングのほか、ファイナンスやアンテレプレナーのコースもあります。

―――大学では、どのような授業を受けているのですか?

1学期は、まずマーケティングとは何かというところからはじまりました。そこから、教授の出した課題についてどのようなサービスマーケティングができるかディスカッションする授業、また、経営の基礎的なことやイノベーションについても学習しています。

マーケティングについて、具体的には、フィリピンで売られている商品についてなぜその価格設定になるのかを分析したり、自分で作った商品をどのように売るか考えたりします。

―――フィリピンの大学の授業の進め方について教えてください。

プレゼンテーション(以下、プレゼン)ばかりですね。出されたテーマについて調べ、そこから何を学んだかを述べていくスタイルです。

―――そこまでプレゼンが多いと、準備が大変そうですね。

毎回グループで交代にプレゼンの準備を行います。2日間で調べて、それについてパワーポイントを作るよう言われるんです。

授業によりますが、1回のプレゼンは約10分。それに対し、10分の質疑応答があります。教授によっては、深く突き詰めた質問をしてきますね。

その他、初めの授業は教授が話し、その次からは「あなたがやって」と指名されることもあります。教科書の中に12チャプターある場合、各チャプターに割り当てられた担当グループの生徒が授業を行い、成績をつけられます。

教授が話すより内容が薄くなるので「これでいいのだろうか」という疑問はありますが…

―――生徒自身が考える授業が多そうですね。

そうですね。他にも土曜日などだと大学側が開くセミナーに参加する授業もあります。

マニラからの会社の社長や香港大学の教授などがセミナーを開き、それに対して感想を書く授業もありますね。セミナーには強制参加ですので、欠席すると成績から減点されます。

日本人は、英語の授業についていくのが大変だが、気配りもしてもらえる

大学が忙しいときのリラックスタイムは至福の時

―――大学の授業はプレゼンが多いとのことですが、授業を受けてみてどうですか。

予想していた以上にアウトプットの授業が多かったです。教授が説明した上でアウトプットするクラスを想像していましたが、資料を渡されて何の説明もないまま自分で読んで、内容を要約してプレゼンするという感じです。

日本人は英語の授業が大変ですね。周りの人がかなり話せるので。

コミュニケーションの授業では、「コミュニケーションとは何か」というところから始まりそれを突き詰めた質問をされます。そして、教授からランダムに当てられます。

英語ができるフィリピン人でも大変ですが、日本人にとってはかなり難易度が高いです。

―――日本の学校では、質問に対して核心まで突いた話をする場面は少ないですよね。特に高校までだと先生から一方的に教えられる授業が多いので、卒業後にいきなり海外の大学に行って、英語で質問に答えるのは簡単ではなさそうですね。

教授からは「WHYを大切に」と言われます。

「なぜ?」と聞かれたときに答えられるようにしておかなければなりません。答えられない場合は準備不足、減点となります。

―――厳しいですね。

何か答えないといけないんですよ。「I don’t know」とは言えないです。それを言うと席に座らせてもらえない。もしくは、言い方を変えて教授が聞き返してくるんです。

―――海外の大学に進学するのは簡単なことではないですね。

そうですね。とはいえ、教授も「日本人は英語ができない」というイメージはあるようです。

話を理解していない生徒がいるときは質問するように促したり、授業のときに前の座席を指定してくれたりします。そういう点に関しては、親切です。

サンカルロス大学の時間割は、ブロックごとに決まっている

―――大学の時間割について教えてください。

大学では、日本の高校のように「ブロック」と呼ばれるクラスに分かれています。そのブロックごとに時間割が固定されているんです。ブロックごとにクラスメイトが変わることはないため、クラスメイト同士お互いの状況を理解し合って授業に臨むことができます。

1年生の1学期は自動的に決められますが、2学期からは自分で学校のウェブサイトへログインして、時間割を見ながら自分の所属したいブロックに入ります。個人で選択できるため、仲のよい友達と大学生活4年間ずっと同じブロックで授業を受けることもできます。

―――仲のよい人と同じ授業を受けられるのは、心強いですね。授業は何時からあるのですか?

私のブロックは、朝7:30から授業があって夕方4:00までのパターンです。

―――朝7:30に授業開始となると、日本の大学より早いですよね。

朝が早くてきついといっている同級生もいますね。ブロックによって時間割に違いがあります。

他のブロックは「9:30から夕方6:30」「7:30から12:00まで休憩なし」「7:30から夜9:00までが週2回」などです。

履修科目とトータルの授業時間は全て同じなのですが、それを網羅する形でブロックによって時間割が大幅に異なっているんです。どうですか?(笑)このスケジュール。

―――選択肢が極端ですね。昼に終わるけど休憩のないクラスもあれば、朝早くから、休憩を挟んで夜9時までのクラスもあるとは。日本人は選ぶのに苦戦しそうですね。

私もはじめはかなり悩みました。

―――日本の大学とは異なる点の1つですね。

レストランでフィリピン人の友人たちと食事

―――フィリピンの大学カリキュラムの中で、魅力を感じるところを教えてください。

フィリピンの大学では4年生になると600時間のインターンをします。卒論は学部によって必要かどうかは異なりますが、インターンは卒業課題として全員経験する必要があります。

―――日本の大学の多くが卒業論文を課題としています。それと比較して、Sawaさんの大学カリキュラムにあるインターン経験はビジネスに直結しそうですね。

大学生活の中でインターンを経験できることは、フィリピンの大学の特徴ですね。それが4年間の中で1番楽しみです。卒業前に海外でインターン経験をできると思うとワクワクします。

―――ちなみに、インターン先はどのように選ぶのですか。

マーケティング学科の場合は、インターン先のリストがあります。日系企業だと、ホンダとか。学部によっては、自分でインターン先を見つけて「ここに行きます」と言えばよいです。

どの国に行くかは問わないため、留学生の中には、母国に帰ってインターンをして、終わったら大学に戻ってくる人もいます。

大学の課外活動は「学生団体」の活動が盛ん

大学のステージへ立ったときの様子

―――学校の授業とは別に放課後の活動についてお聞きしたいと思います。フィリピンの大学にも「サークル活動」のようなものはありますか。

サンカルロス大学には、学校公認の学生組織があります。例えば、企業からスポンサーをしてもらいながらフリーペーパーを作るサークルや、レッドクロス(赤十字)などです。

そのほか、スポーツ系のサークルとしては、水泳、バスケット、バレーボール、バドミントンなどがあります。ダンスの団体はシノログ祭り(毎年1月に行われる、セブ最大の祭典)で踊りを披露していました。

活動とは別に、カメラマンやデザイナー、自作の商品を売るようなマーケティングビジネスをしてお金を稼いでいる同級生もいます。

―――課外活動も活発なのですね。スポーツなどのサークルのほか、学生組織や個人のフリーランスのような仕事をしている人が多いことに驚きました。

 

フィリピンの大学の授業では、学ぶよりも「学んだことをアウトプットする」場が多いということがよく分かりました。

次の記事では、Sawaさんの私生活について紹介しています。フィリピンのホームステイ生活や交友関係、大学生らしい一面についてもうかがってきましたので、ぜひお読みください。

3記事目:高校卒業後はフィリピンの大学へ!セブのサンカルロス大学へ通うSawaさんに聞いた、リアルな大学生活と必要な英語力 〜ホームステイと私生活編〜

海外の大学進学に必要なTOEFLの学習を始めるにあたり、必要な英語力

TOEFLの学習を開始するのに必要な英語力は、TOEIC600点(かつRが300点以上)、もしくは英検2級の英語力です。

TOEFLは大学での学習を始める英語力を持っているかどうかを測る試験ですので、学術的な問題も多く出題されます。それらの対策のためには、基本的な文法知識や単語を知っておくことが重要です。

サウスピークでは、事前学習の段階から基礎英語を固めるための自習を繰り返してもらいます。事前学習から英語力を積み上げていくことで、短期間で集中して目標スコアを達成することができます。

闇雲に学習するのではなく、自分の英語レベルを正確に把握しそれに合う対策をすることで、目標を達成していきましょう。

詳しくは、本気留学サウスピークのTOEFLコース 〜TOEIC600点から3ヶ月でTOEFL80点を目指すコース〜をご参照ください。