TOEFLでは、リスニングセクションだけではなく、ライティングセクションなどでも聞き取り問題があります。3分から5分程度の長時間の聞き取りを行うため、TOEFLでは、「ノートテイキング(メモ取り)」が非常に重要となります。ノートテイキングを行わないと、重要な単語を忘れてしまったり、聞き取った順序がバラバラになったりしてしまうことがあるためです。

しかし、英語を聞き取りながらノートテイキングを行えるようになるためには、正しいノートテイキングの方法と練習が必要です。ここでは、TOEFLで必要なノートテイキングについて、気をつけるべき5つの点について説明します。

1. きれいに明瞭に書く。話し手を分ける

当たり前ですが、せっかく取ったメモが後から理解できないものであっては意味がありません。

メモを整理しておくとことで、メモを見返したときに理解しやすく、かつ思考の整理を簡単に行うことが可能となるようなものがよいでしょう。

例えば下記のように、話し手を視覚的にシンプルに分けることが有効です。TOEFLには教授(Professor)と生徒(Student)の会話形式のリスニング問題がありますが、その場合下記の図を最初に書き出し、どちらが何を言ったのかをまとめることで、思考が明瞭になるメモが取れます。

2. 最も重要なアイデアだけを書き留める。

TOEFLの音声は速いため、細部まで書き留める時間はありません。そのため、重要なアイデアのみを書き留める必要があります。ここでいう重要なアイデアとは下記のような内容が当てはまります。

<会話の場合>

▷会話や講義の話題 (例:レポートに関して)
▷要点、理由、および例 (例:アドバイスがほしい、講義で教授が説明した部分がわからなかった)
▷重要な用語とフレーズ (例:平日いるチューターの先輩学生に聞く)
▷異なる意見、質問、反応 (例:平日にはレッスンがあり聞きに行けない)
▷解決策や提案(例:予約をとれば、土曜の午前でもチューターが利用可能)
▷決定事項(例:チューターのスケジュールをオフィスに問い合わせにいく)

<講義の場合>

▷会話や講義の話題 (例:ダーウィンの進化論)
▷要点、理由、および例 (例:ダーウィンはガラパゴス諸島で進化論のヒントを得た )
▷重要な用語とフレーズ (例:ガラパゴスゾウガメ)
▷異なる意見、質問、反応 (例: ダーウィンは友人に勧められるまで本を出版しなかった)
▷解決策や提案(例:なし、講義の場合ない場合が多い)
▷決定事項(例:なし、講義の場合ない場合が多い)

3. 記号や略語を使う

メモは完全な文章で書いている時間はありません。そのため、頻出となる単語などについては、記号と略語を使用しましょう。当然、試験本番で的確な記号や略語を思いつく暇もないので、まずは下記のリストを覚えてください。

記号 / 略語 意味
&, + and
> より大きい、より良い
< より小さい、より悪い
@ 〜(場所)で
= 等しい
ditto (is the same as ~), agrees with ~
is/are not, disagrees with ~
O / ✓ 良い、正解
X / Ø 悪い、不正解
? 疑問、不明瞭、推測
〜になる、〜へ、〜の方へ
〜に戻る、〜から離れる、〜より前
上昇、増加
下降、減少
MI, MP メインアイディア、 主題
b/c because
w/ with
w/o without
ex.
aka, AKA also known as、言い換えると、別名
Sp. 1, Sp. A Speaker 1, Speaker A
Sp. 2, Sp. B Speaker 2, Speaker B
M male (speaker)
F female (speaker)
S, stu. student
P, prof. professor

上記を覚えた上で、自分自身の記号を作ってもよいです。書き易く、意味が明確であることが大切です。

4. メモは英語で書くこと。

英語で取ったメモのサンプル

 

問題に答える際にメモを翻訳し直す時間は無駄になります。そのため、メモは英語で書きましょう。

特定の英語の単語やスペルを思い出すのに苦労する場合は、日本語で簡単に記載する程度はしかたないですが、明確さと一貫性のために、基本は英語でメモを取るようにしてください。

5. 実戦形式で練習あるのみ。

上記が理解できても実際にうまくメモを取れるようになるためには、練習が必要です。サウスピークのTOEFLコースでは、授業や過去問を解くことでこのメモ取りが体に馴染むまで練習します。