TOEIC試験に対しては、TOEICで点数がとれても英語が話せるかどうか分からないという批判があります。そのような意見に対する考え方についてまとめました。結論から言うとTOEIC試験だけでは、英語が話せるようにはならないという意見は正しいです。しかし、そのような批判を考慮した上でも、TOEIC試験にはどのような利点があるのか、また英語が話せない問題をどのように解決するのかもあわせて提示致しましたので、TOEIC試験の有効性を考える上で参考にして頂ければと思います。



1.TOEIC試験はどんな試験か
2.TOEICに対する批判とその反論
3.その他のTOEICの利点
4.TOEICだけでは英語が話せない問題をどのように解決するか
5.目的と必要となる最低基準としてのTOEICスコア


1. TOEIC試験はどんな試験か

セブ市でも受講が可能です

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TOEICは受験者数が非常に多く年間200万人以上が受講しています。また、年に10回開催され、全国各地に試験会場があり、非常に受験しやすい試験です。

TOEICはリスニングセクションが45分間で100問、リーディングセクションが75分間で100問という形で構成されており、120分で合計200問を解く試験です。いわゆる英語の4技能である読む、書く、聞く、話すのうちの読む力と聞く力を測定するテストです。

TOEICで測ることのできる能力

  • 聞く力 ◯
  • 読む力 ◯
  • 書く力 ×
  • 話す力 ×
  • また、スコアは5点刻みで測られ、リスニングとリーディングで各々5点〜495点の間のスコアがあり、合計10点〜990点の間で測定されます。



    2 TOEICに対する批判とその反論

    TOEIC800点以上でも英語が話せないじゃないかという指摘もあります。

    TOEIC800点以上でも英語が話せないじゃないかという指摘もあります。

    さて、上記のようなTOEICですが、これだけ受けられている試験ですので、中には批判もあります。一番よくある批判は「TOEICで点数が取れても英語が話せるかどうか分からない」というものです。前述したようにTOEICは読む力と聞く力を測るテストですので、この批判は当たり前に正しいです。TOEICはリーディングとリスニングしかないので、英語のアウトプット面、スピーキングとライティング能力は分かりません。なので、TOEICの点数は高いけど、英会話が得意ではないという人も当然ながらいます。

    サウスピークでは、上記のような批判を考慮してもTOEICは十分有効な試験であると考えています。基本的にはTOEICで点数が取れることは英語ができるための十分条件ではないが、必要条件であると考えているからです。つまり、TOEICの点数が高いことは英語ができることを示す訳ではないですが、英語ができるのであればTOEICの点数は取れるはずという考え方です。


    サウスピークのTOEIC試験についての考え方

    (1) ◯ TOEICができても英語ができるとは限らない → 成り立つ
    (2) ×  TOEICの点数が300点だけど英語できる → 成り立たない



    (1)はTOEICの高得点者でも英語が上手く話せない人もいるので、当てはまります。ただし、TOEICの点数がある方が文法や単語の基礎もあるので、英語で話したり書いたりする上でも有利であると考えています。また、サウスピークの場合は英語の4技能をバランス良く学べるカリキュラムになっていますので、TOEICの点数に見合った英会話能力も身に付きます。気になる方は、こちらのスピーチ動画をご覧下さい。

    (2)英語が出来る人はTOEICの点数も取れます。「TOEICの点数は300点と低いけど、英会話ができます」という人がたまにいますが、それは基本的にはありえません。リスニングが正確に聞き取れないのにどのように会話するのか不思議です。


    3 その他のTOEICの利点

    (1) 基準が明確で社会的な評価が高い。

    TOEICは5点刻みで点数が明確です。また日本ではTOEICは広く認知されていますので、就職活動などでも利用することが可能です。実際問題としては、企業が英語力のある人材を雇いたい場合には、TOEICを基準とすることが普通です。なぜなら、企業の採用面接者が英語面接をすることができず、英語力を測ることができない場合が多いからです。

    また、TOEICよりも良い試験があると言ってIELTSやTOEFLを勧める人もいますが、IELTSの点数をどの程度なのか評価することのできる採用担当者が少ないため、就職活動などには利用しにくいというのが現実です。

    (2) 受講しやすい

    TOEICの一回当たりの受験料は5,725円と他の英語試験に比べて比較的安いです。ちなみにTOEFL 230ドル(約27,000円)、IELTS 25,380円です。また、年間10回の試験が全国に多数ある会場で受講できるため気軽に受験が出来ます。

    (3) 英語学習を長期的に行なう上でモチベーションとなる

    TOEIC試験はスピーキング能力とライティング能力を測ることはできませんが、その他の聞く力と読む力を客観的に測ることができます。指標がない状態で英語学習のモチベーションを維持するのは難しいため、定期的にTOEICを受講することをお勧めします。

    例えば、陸上選手もタイムを測らず、競争相手もいない状態で「速く走る」だけを目標に練習を続けることができるでしょうか? TOEIC試験を受けることは、陸上選手が自分のタイムを知り、次の目標を立てるのと同じく、英語学習者が自分の英語力を客観的に知り、次の目標を立てることに役立ちます。


    4 TOEICだけでは英語が話せない問題をどのように解決するか

    ↓ サウスピークの留学をすればTOEICだけではなく英会話力も伸びます。

    上記のような利点のあるTOEIC試験ですが結局英語が話せないならだめじゃないかと思う人も多くいると思います。では、英語を話せるようになるにはどうすれば良いのかについての1つの解決策は、TOEICである程度高得点が取れるようになった人はTOEIC SW試験を受けるようにするということです。

    TOEIC SW試験ではスピーキングとライティングに関する能力が測れる

    TOEIC SW試験ではスピーキングとライティングに関する能力が測れる

    TOEIC SW試験は、20分のスピーキングテストと60分のライティングテストで構成されており、英語を話す力と書く力が問われる試験です。これを通常のTOEIC試験と組み合わせることで英語の4技能を全て測ることができます。ただし、受講に当たって2つ問題点があります。

    (1) 試験の内容が難しい

    TOEIC SW試験は普段英語をアウトプットする機会の少ない日本人に取ってかなり難易度の高い試験です。サウスピークでもTOEIC SWの対策を行ない英語の運用力を高めるレッスンを行なっていますが、TOEIC700点以上はないと取り組むのが難しいと感じています。

    (2) 認知度が低い

    TOEIC SW試験の受講者は徐々に増えていますが、通常のTOEIC試験の受講者数とは大きな開きがあり、一般的な認知度はまだまだ低いというのが現状です。また、TOEICが990点満点なのに対して、TOEIC SWは400点満点と点数の基準が異なるため、就職活動などでTOEIC SWのスコアを提示しても正しく評価されない可能性があります。

    上記のような問題はありますが、サウスピークではTOEIC SW試験は英語の運用力を高める上で非常に有効な試験であると考えています。通常のTOEIC試験だけでは英語が話せるかどうか分かりませんが、TOEIC SWを併用することで英語の全ての技能を正確に測れるようになりますので、今後TOEIC SW試験がより注目を集めるようになるのではないかと考えています。TOEIC SW対策についてはこちらの体験談をご覧下さい。


    5 目的と必要となる最低基準としてのTOEICスコア一覧

    ここでは、何かをするために最低限必要な英語力についてTOEICスコアについて大体の目安をリスト化してみました。TOEICは英語が出来るための必要条件ですが、十分要件ではないため、このスコアがあれば十分と言い切れる分けではないですが、最低限必要な目安であると考えてください。(当然、これよりも点数が高い方が望ましいです。)

    最低限必要なTOEICの点数 可能なこと 備考
    TOEIC 500点 初歩的な日常会話や自己紹介 TOEIC500点以下の場合、道を尋ねたり、簡単な挨拶程度の会話をするのにも困ります。また、少しずつ会話が可能になりますので、英語学習自体も楽しくなってくる段階です。逆に言うと、500点以下の人の場合は英語を見ること自体がかなり苦痛です
    TOEIC 600点
  • ワーキングホリデー
  • 海外就職(アジア就職)
  • 海外旅行(世界一周など)
  • ワーキングホリデーに行く人が最低限取得しておきたい点数です。
    Chihiroさんのワーキングホリデーの体験談
  • 海外就職をする上で望ましい水準は800点以上ですが、最低限の水準は600点です。600点以下だとコミュニケーションが上手くいきません。また、履歴書に書ける最低レベルの点数です。600点以下は履歴書に点数を書かない方が無難です。
  • 自己紹介以外の会話ができるために必要な最低限の水準ですので、海外旅行や世界一周旅行を楽しむために必要な水準です。
  • TOEIC 700点 外資系企業の足切り水準 外資系企業で働きたい人は最低限TOEIC700点はないと履歴書の段階で落とされることがあります。
    TOEIC 800点 転職活動で武器として使える 転職活動で英語を自分の強みとして積極的に利用できる点数です。英語を武器として転職活動に成功したMasahiroさんHidekiさんの体験談

    また、友好的交渉であればネイティブと行なうことも可能な水準です。

    TOEIC 900点 アメリカなどで仕事をする上での最低水準 ネイティブと互角に英語でやり取りをする上で最低限必要な水準です。