はじめに

一般的に、TOEIC L&Rスコアは600点からが「履歴書に書けるスコア」とされています。ですが2018年度の新入社員平均TOEIC L&Rスコアは489点同じく内定者のスコアは538点となっていますから、最低限のラインの600点であっても語学力をアピールする上で強みになってくれます。

就職活動をする上では、より高いスコアを獲得して英語力を証明することはもちろん、粘り強く物事に取り組む姿勢などの内面的なこともアピールできますから、学習過程を振り返って準備しておきましょう。

英語学習者の皆さん、こんにちは。フィリピン・セブ島の語学学校サウスピークです。

「3ヶ月で平均点TOEIC 226点UP」を達成したサウスピークの実績

私達は2013年の開校以来のべ3,000人以上の卒業生を輩出し、全生徒「平均3ヶ月でTOEIC L&R 226点UP」を達成しました。TOEICを活用して英語力を伸ばした全生徒の膨大なデータを保有・分析しています。ですから、サウスピークはTOEICスコアのレベル別に分けた効果的な学習方法を確立しているのです。
参考記事:2017年度TOEIC LR試験受講者全員のデータから分析。3ヶ月で「平均」TOEIC226点UP

本記事では、TOEIC L&Rスコアを就職活動にどう活かしていくかについて考えていきます。4記事をシリーズとして、600点・700点・800点・900点の各点数について分析します。第1弾の今回は、TOEIC L&R 600点についてです。

【この記事の目次】
TOEIC 600点レベルの英語力とは?
就活で履歴書に書けるのはTOEIC 600点から
就職活動でTOEICスコアはどこまで求められるのか?
TOEIC 600点での就活|英語力の評価

TOEIC 600点レベルの英語力とは?

TOEIC600点レベルは、中堅の国立大学・私立大学に一般入試において英語科目を選択した学生達が最低限到達している水準です。高校で学ぶ英文法・英文読解の内容をひと通り理解し、かつリスニングもそれなりに出来る、基礎が固まっている状態だと言えるでしょう。

就活で履歴書に書けるのはTOEIC 600点から

この600点という点数、一般的に履歴書にかけるTOEIC L&Rスコアの最低ラインと言われています。ですから英語力をアピールしたい、TOEIC L&Rスコアを履歴書に書きたいと考えている方が確実にクリアしなくてはいけないのがTOEIC L&R 600点です。

とは言ってもすべての就活生が履歴書にTOEIC L&Rのスコアを持っているわけではありませんし、2018年度の新入社員平均点TOEIC L&Rスコアは489点同じく内定者のスコアは538点となっていますから、最低限のラインの600点であっても語学力をアピールする上で強みになってくれます。
参考:新入社員 TOEIC L&R 最新データ 2018年度

また、TOEIC L&Rで600点以上のスコアを保持していて、より実用的な英語力をアピールしたいという方はTOEIC S&W試験などでスピーキング・ライティングの力を証明し、他の就活生との差別化を図るのも良いでしょう。

就職活動でTOEICスコアはどこまで求められるのか?

TOEIC(R)試験を運営する一般財団法人国際コミュニケーションズ協会(IIBC)がまとめた「上場企業における英語活用実態調査」報告書には、一般上場企業でTOEIC(R)試験がどのように利用されているのかまとめられています。

 

「採用時にTOEICスコアを参考にするか」 出典:一般財団法人国際コミュニケーションズ協会「上場企業における英語活用実態調査」報告書

TOEICの運営団体であるETSが上場企業を対象に行った調査によると、約7割の企業が採用時にTOEICスコアを参考にしています。また、「入社時に期待するスコア(平均)」として2011年時点で550点、2013年時点で565点という結果が出ていることからも、今後就職活動を行う方はTOEIC 600点を目安にスコアを取得するべきといえるでしょう。

出典:一般財団法人国際コミュニケーションズ協会「上場企業における英語活用実態調査」報告書

TOEIC600点での就活|英語力の評価

これまでに述べたように、TOEIC L&Rスコア600点は就職活動においてアピールできるスタートラインです。よって、人事担当者の目を引く点数というわけではありません。

またTOEICを実施するIIBCが発表した「新入社員 TOEIC L&R 最新データ 2018年度」によれば、「鉱業」「石油」「商社」「マスメディア」「公共団体」業界では新入社員のTOEIC L&R平均スコアは600点台。この業界を志望しているなら他の就活生もTOEIC 600点レベルの英語力を持っていると考えておきましょう。

とはいえ、TOEIC 600点レベルの英語力を評価してくれる企業は多くあります。以下は「採用時にTOEIC L&Rスコアを参考にしている企業」と「求められるかスコア」をまとめたものです。

TOEIC L&R スコア 企業名(部門
TOEIC650点以上 オリックス株式会社
三菱日立パワーシステムズ株式会社
東芝機械株式会社(工作機会営業)
株式会社本田技術研究所(二輪研究開発)
矢崎総業株式会社(生産管理)
タケモトピアノ株式会社(海外営業)
TOEIC600点以上 日本アイ・ビー・エム株式会社
全日本空輸株式会社
エイヴィエルジャパン株式会社
日産トレーデイングジャパン株式会社(輸入貿易事務)
日本オラクル株式会社(セールス)
第一実業株式会社(営業)
TOEIC500点以上 株式会社日立製作所
株式会社夢テクノロジーYUME TECHNOLOGY CO.,LTD.
川崎重工業株式会社(プラント関係)
パナソニック株式会社(ソフトウェア設計)
株式会社サンリオコーポレーション(海外営業)
TOEIC470点以上  富士重工業株式会社

もちろんTOEIC L&Rスコアだけが評価対象になるわけではありませんが、TOEIC対策の英語学習は英語力を高める上で必ずプラスになりますし、 英語力に限らず自分の能力や努力を定量的に示す姿勢は他者に評価してもらう・知ってもらう上でとても重要な軸になるでしょう。

今後の人生やキャリア形成に大きく影響する就職活動ですから、皆さん満足のいく結果を出したいと思っているでしょう。少しでも英語力をアピールしたい気持ちがあるなら、後悔することのないように英語力を向上させ、強みにしてくださいね。

参考記事
TOEIC就職・転職・留学・実用リサーチ記事一覧
就職活動でTOEICのスコアはどこまで求められるか?
◆ 事例1 : 転職活動・就職活動対策のためのフィリピン留学
企業が就職・就活・転職で求める英語力・TOEICスコア一覧|項目別TOEICスコアデータ(就職、就活、昇進、海外赴任など)

この10年間の大学生のTOEICスコア変動

【TOEIC スコアと就職活動シリーズ】
TOEIC 700点での就職・就活|TOEIC 700点を就職・就活にどう活かすか
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