TOEIC700点の英語力のレベルと勉強方法とは? 就活での評価は?

本記事ではTOEIC700点レベルの英語力についてお話します。

TOEICは、就活や転職時の採用基準の一つとして頻繁に用いられることから、日本人に最も人気のある英語試験の一つです。

 

そのため、英語学習者の中には就活や転職活動のために、TOEIC700点以上の取得を一つの目標にしている人もいると思います。

しかし、TOEIC700点レベルの英語力では、就活や転職時に評価されにくいという事実があります。

 

記事の本文でも詳しく説明しますが、TOEIC800点以上を獲得していないと周りとの差別化に繋がりづらいのです。

 

そこでこの記事では、TOEIC700点の英語力と、そのレベルまで到達するための具体的な学習方法を紹介した上で、TOEIC800点を取得するためにするべきことについて話していきます。

 

この記事を読んで、目標スコアの取得を効率的に目指してください。

TOEIC700点レベルの英語力とは?(読む、聞く)

TOEIC得点別割合

TOEIC LR試験におけるTOEIC700点台の割合

TOEIC LR試験において、700点以上を取得する人は全体の約30%です。

そのうち700~795点を取得する人が約15%なので、700点レベルまで到達すると日本人の上位3割の英語力を有していることになります。

TOEIC700点の内訳(Reading part350点、 Listening part350点)の場合

TOEIC L&R試験では英語の聴き取り能力を測る「Listeningパート」と英文読解能力を測る「Readingパート」に分かれています。

「Listeningパート350点+Readingパート350点=TOEIC700点」とした場合、TOEIC700点レベルの英語力は以下のようになります。

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TOEIC Listeningパート 350点レベルとは?

Listeningパートで350点を取得している人の場合は、聴き取った英語を日本語に訳すことなく、英語のままで理解できはじめるリスニング力です。

英語を英語のままで理解できている間は、少し早い会話やアナウンスの意味の概要も掴むことも可能です。

仕事で使用する英語に関しては、相手のいっていることも8割程度はわかる状態ですが、そのように理解できるのは仕事場で頻繁に使用される会話や、自分の専門の分野に限った話でしょう。

 

また、英語を聴き取るためには集中しなければならないレベルですので、会話の参加人数が増えるとついていけない場合も多いです。

一対一の会話など、分からないことを随時質問して確認できる環境であれば、相手の言っていることはほぼ理解できますが、Native English Speaker同士が話しているスピード感の中では、たまに知っている単語が聴き取れるくらいの状態です。

TOEIC Readingパート 350点レベルとは?

Readingパートで350点取得できている人は、英文法・英文読解の基礎を習得しているといえます。その上で、仮定法、分詞構文、WouldやCouldなどの丁寧表現の使い分けなど、難易度の高い英文法表現も時間をかければ、しっかりと理解できるだけの基礎力もあります。

 

しかし、それぞれの文法項目に対する理解がやや浅いため、限られた時間の中で正答を選ぶ際に正確性が下がってしまうことが見受けれらます。実際に英文を読む際には背景知識がある分野であれば、辞書を調べつつ読み進めることができ、文章の内容もある程度正確に理解できるレベルです。

 

背景知識がない分野や自身の興味のない分野の文章に関しては、辞書を使いつつも理解できない箇所も散在し、かなりの労力を必要とします。職場においては、社内の英語資料も読み解くことができ、業務に必要な内容も理解可能ですが、時折解釈にズレが生じる場合もあるので、英文を読む際には常に気を張る必要がある状態でしょう。

 

仕事に関する背景知識が蓄えられれば、自主的に英文を読んで新たな情報や知識を手に入れることも可能です。TOEIC700点は、英語を使って問題なく業務ができる最低限の水準だといえます。

TOEIC700点レベルの英語力とは?(話す、書く)

TOEIC700点レベルになると「話す経験や訓練の有無」でスピーキングにかなりのばらつきがあります。

700点台でも話す訓練を受け、十分に経験を積んできた人であれば、かなり流暢に英語を話せる人がいる一方で、話す訓練を一切してこなかった人の場合、700点台のスコアを持っていてもほとんど話せないこともあります。

TOEIC700点台のスピーキング力

TOEIC700点レベルは英語で話すことの準備が十分に整いはじめる段階です。

TOEIC700点台のリーディング力でも書きましたが、この段階においては自分の意見を伝えるために必要な文章を構成できるだけの文法知識は持っています。

表現の使い分けや分詞、仮定法のような複雑な文法も読めば理解することが可能です。

 

 

「知っている知識をどれだけ実際のスピーキングにつなげることができるか」は、人によって大きく異なります。

英語を話す場面においては、言いたいことを伝えるため、短時間で適切な英文法を自分の知識の中から引き出してくる必要があります。

この知識の棚卸しをする過程は、話すための訓練、もしくは経験を積まなければ伸ばすことは難しいです。

 

 

そのため、人によって能力の幅がかなりあるのが、700点台のスピーキング力の特徴の一つです。

ただし、この事実はTOEIC700点台の文法知識があれば、訓練を積むことで、ある程度は英語を使って意思疎通ができるようになることを意味しています。

 

個人差は大きいものの、一般的なレベル感としてTOEIC700点台から外国人の友人と、お互いの信念や人生哲学の違いなどの深い会話もできるようになる段階です。

旅行に出かけても英語が通じる国であれば、周りの人に聞きながらそれほど困らずに目的地にたどり着くこともできるようになります。

TOEIC700点台のライティング力

ライティングに関しては、TOEIC700点台から実用的に英語を使えるレベルに到達します。

スピーキングに比べて時間をかけることのできるライティングでは、大きなミスなく文章を作れるようになります。

特に、日常的な内容や仕事に関係することなど、背景知識が自身にある場合には、書いた英語によって誤解が生じることは稀になってきます。

 

これらの文章に関しては、時間もさほどかけずに書くことが可能です。

700点台の人が、誤解されることのない英文を書くコツは、

  • 慣れ親しんだ英単語を使う
  • なんとなく分かっているだけの英単語は使わない
  • 小学生になった気持ちで、できるだけ簡単な言い回しを意識して書く

の3点です。

 

これで最低限の意思疎通ができます。

しかし、自分の不慣れな分野や、読み手と事前に共有されている情報がない状況で書いた文章においては、意味が通じないことあります。

どのように表現したら良いのか分からず、独力では文章を完成できない、あるいは時間をかけないと書けない場合もあるでしょう。

TOEIC700点レベルに届く勉強法

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TOEIC700点を取得するためには、高校レベルの英文法を理解した上で、長文の英文読解とリスニング問題に慣れていく必要があります。

そのためには基礎を抑えた後に、とにかく数をこなすしかありません。

ここでは、それぞれの具体的な学習方法を説明していきます。

この章に書いてある通りに学習を進めていけば、着実に英語力を伸ばしていけるのでぜひ参考にしてください。

TOEIC 700点を目指す 英文法の学習方法

TOEICで700点台を目指すためには、高校範囲の英文法までは漏れなく理解しておく必要があります。

それらの知識を運用する際に、限られた時間の中でどれだけ正確な知識を引き出せるかが、600点から700点、さらには800点を目指す際には重要になってきます。

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⇒高校英文法について一通り不明点がないか確認するための参考書です。

学習方法……丸暗記することよりも理解することを優先して、最低2周してください。

別冊の回答英文をリスニングCDを使って暗記するまで聴き込みましょう。

 

 

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上記の本で基礎を固めてから、次はTOEIC LR試験用の参考書で問題演習をし、学んだ内容を定着させましょう。

一つ注意事項を挙げると、上記の参考書は解きっぱなしにしてはいけません。

解けなかった問題はかならず解説を読み、どうして解けなかったかを、しっかりと理解しましょう。

英文法の理解が曖昧だったのであれば、参考書の該当箇所を読み返し、100パーセント理解できているか確認します。

その後は繰り返し音読し、リスニング音源を聴き込みましょう。

目安の回数は「1英文あたり、リスニング20回+音読10回」を2セットです。

すなわち「1英文あたり、リスニング40回+音読20回」行いましょう。

音読・リスニング学習を通じて、英文法の理解がさらに深まり、また試験問題のパターンに慣れることができます。

そうすれば、問題を目にした瞬間に、ほぼ自動的に答えを見抜くことができるようになります。

数多くの問題集に手をつけるのではなく、ここで紹介している参考書を着実に仕上げましょう。

紹介したすべての英文法教材には、復習用のリスニング音源が付属しているため、通勤・通学時間に完全に暗記できるようになるまで聴き込みましょう。

 

(関連記事:二宮金次郎のように歩きながら英語を学び、1,000時間の英語学習を成し遂げましょう

TOEIC 700点を目指す 英文読解・リスニングの学習方法

リスニング・英文読解の精度を上げるためには、まず英文を読むこと自体に慣れることと、英語の語彙を増やすことが必要です。

いろいろな読解問題集に手を出すよりも『公式TOEIC Listening & Reading問題集 4』と『公式TOEIC Listening & Reading問題集 3』の2冊を使ってください。

この2冊の公式本で4回分の模試をやり込むだけで、TOEIC800点に到達することは可能です。

これらの教材が難しく感じる人の場合には、下記の3冊を必要に応じて使用ください。

Listening Partが300点に満たない人向け

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Reading Partが300点に満たない人向け

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英文法の不明点を本書で確認し、またプラチナセンテンスと巻末にある英単語を音読とリスニングでやり込み定着させましょう。

目安の回数は「1英文あたり、リスニング20回+音読10回」を2セットです。

「1英文あたり、リスニング40回+音読20回」行いましょう。

特に現時点でReading Partが300点未満の学習者は、本書を十分にやり込んでください。

 

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英単語力に不安が有る方向けの英単語帳

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⇒特にReading Partの点数が低い人に有効です。

1日50~100個の英単語の暗記を行い、何周もするようにしましょう。

リスニングファイルを必ずダウンロードして聴きこんでください。

これら参考書に登場する全ての英語表現を暗記するくらいに繰り返し解きましょう。

それと同時に、問題に使われている英文を精読します。

一文一文を品詞分解し、知らない単語・英文表現は辞書もしくは参考書で調べて、暗記するようにします。

上記の学習方法のレベルが高すぎると感じる場合には、次の記事を参考にして、着実に自分の知識を積み重ねていってください。

自分の実力よりも少し難しい内容を継続的に学習することが、英語学習の鍵です。

(参考記事:TOEIC600点レベルに届く最短勉強法(TOEIC600点への道)

音読の重要性

TOEIC 700点レベルを目指す上で強調しておきたいのは「英語学習における音読の重要性」です。

このレベルを目指すためには「高校までの文法知識全般の理解」+「それらの知識の迅速な運用力」が必要になります。

「知識の迅速な運用力」を高めるためには、数多くの正しい英文に馴染むことが一番の近道です。

音読をすることにより、頻出する表現や単語にの理解を助けてくれます。

さらには、音読する際にその文がどのような構成になっているのかも同時に考えることで、より早いスピードで文法的な知識を引き出す訓練にもなります。

音読する速度でその文を構成する文法を理解できれば、TOEIC試験という限られた時間の中でも、正確に解けるだけの瞬発力があるといえるでしょう。

音読により多くの英文法に触れ、読解スピードを上げます

 

また、TOEIC教材を用いて音読することで、リーディングの対策だけでなく、同時にリスニングの対策も行うことが可能です。

リスニングにおいて英文を聴き取れないことには2つの理由が考えられます。

まずは、読まれている英文あるいは単語自体を知らないことです。

もし、その文章を読んでもわからないのであれば、それを聞いたときにはもちろん理解することはできません。

 

もう1つの理由は、単語や表現の知識はあっても、音として聴き取れていない場合です。

この場合には聞き取れる英語の音の幅自体を広げることは英語の発音について学ぶ事で改善可能です。

 

TOEICでは似た表現や単語が出題されることも多いので、公式問題集の音読を通して、それらの表現をインプットしておくことで、試験時のリスニング問題を理解できるようになります。

700点からさらに先のレベル、800点、900点を目指す上でも、音読は中心的な勉強法になるので、今後の英語学習のためにも音読習慣を身につけておくと良いでしょう。

(参考記事⇒ TOEIC800点を徹底分析(勉強法・体験談あり)|TOEIC800点の英語レベルとは?

TOEIC700点では、就活・転職においてあまり評価されないという現実

TOEIC700点を取得するメリットについて、大学生と社会人に分けて紹介していきます。

 

【大学生の場合】

大学生にとって最もTOEICスコアを有効活用できるのは、就職活動のときでしょう。

2013年には、上場企業の約7割が、新入社員採用の際にTOEICのスコアを参考にしており、その上565点以上のスコアを期待しているというデータが出ています。

2013年時点で約7割の企業が採用時に「TOEICスコアを参考にしている」と回答

(引用元:「上場企業における英語活用実態調査2013年」報告書

 

また一般的に、就職活動の際に履歴書に書けるTOEICスコアは、600点以上といわれています。

そのため、就活前の大学生がTOEICで700点を取得していれば、周りの就活生より一歩リードできているといえますが、この点数では大きな差別化には繋がりません。

 

たった100点のリードでは、面接官に対してそこまで大きなインパクトを与えられないからです。

さらにTOEIC700点前後のスコアを取得している人の場合でも、リスニングとリーディング点数配分によっては、英語によるコミュニケーションが十分にできない場合もあります。

例えば、リスニング300点、リーディング400点とした場合、英語の読み書きはできてもビジネスレベルの英会話は困難でしょう。

 

その点TOEIC800点レベルに到達すれば、リスニングとリーディングがバランス良くできるようになっているケースが多いです。

そのため将来、英語を使う業務をしたいと考えている就活生のみなさんは、TOEIC800点レベルの英語力を目指すことをおすすめします。

 

また、700点レベルの方がもう少し英語学習に時間を割いて、800点まで突き抜ければ競争相手はかなり少なくなります。

就活時にほかの就活生と明確な差をつけたい大学生のみなさんは、できるだけ早いうちにTOEIC800点を取得しておくと良いでしょう。

 

【社会人の場合】

社会人の場合、会社内での「異動・昇進・昇格」の際に、規定以上のTOEICスコアを求められることが多いと考えられます。

上記の写真にある通り、2013年時点で中途採用社員に期待しているTOEICスコアは710点というデータが出ています。

このデータをみると、転職の際にはTOEIC700点はあまり大きな武器にはならないかもしれません。

就活前の大学生と同様に、社会人の場合もTOEIC800点を取得しておいたほうが、転職活動で有利になりやすいでしょう。

TOEIC800点に到達するためには?

では、どのようにすればTOEIC700点台から800点に到達できるのでしょうか?

答えは簡単で、十分な英語学習の時間を確保すれば良いのです。面白くもなんともない回答ですが、長時間の勉強をした人たちだけが800点に到達することが出来ます。

この記事を書いた人

@HAL_J ※英語学習に関する有益な情報を発信しています。もし良ければフォローください。コメントいただければ相互フォローします。