TOEIC900点を徹底分析(勉強法・留学体験談あり)|TOEIC900点の英語レベルとは?

TOEIC L&R試験受験者なら誰もが憧れる「TOEIC900点」。TOEIC900点を取得したらどの程度の英語力に到達するのか。またTOEIC900点に到達するために必要となる学習法について本記事では紹介していきます。

サウスピークへの留学でTOEIC930点に到達したHiroyukiさん。留学中に使用した大量の教材を撮影。

サウスピークへの留学でTOEIC930点に到達したHiroyukiさん。留学中に使用した大量の教材を撮影。

(目次)
TOEIC900点のレベル感とは?
サウスピークに留学してTOEIC900点を超えた人達の体験談
TOEIC900点レベルに届く勉強法
TOEIC900点を目指す人達に送る言葉。

TOEIC900点のレベル感とは?

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TOEIC L&R試験で900点を取る人達の英語力はどの程度のレベルでしょうか。

TOEIC Listening Part

Listening Partにおいては細かい箇所は聞き取れないかもしれませんが、質問文にある回答内容くらいであれば理解が出来ます。英会話慣れしている人の場合は、何回受けてもListening Partで450点を切ることは有りません。Listening Partが得意な人であれば、むしろ1問聞き取れなかった箇所があるだけで、冷や汗をかくものです。

TOEIC Reading Part

Reading PartにおいてはPart5, Part6の文法問題もよほどの難問以外は普通は解けます。また、Part7の情報取捨選択も「not問題」が若干めんどくさいなと思いながらもScanning(必要な情報を探しだす)、Skiming(ざっくりと大筋の情報を把握する)をしながら最後まで解けます。

新形式のReading Part難化に伴う変化

2016年5月に新形式にTOEIC L&R試験が変更し、Reading Partの問題が難化しました(トリプルパッセージの登場)。そのため以前の形式よりも問題を終わらせるのが難しくなりました。そのためReading Partを全部終わらせられないけれど、900点以上という受験者も出てくるようになりました。

具体例を挙げます。Listening Partで満点近く取れる人の場合だと、「Reading Partが全部終わらなかったけれど、900点を獲得出来た。」という人も以前より多くいます。この場合、900点(L480, R420)という得点配分になります。

このようにTOEIC L&R試験が全部終わらなくても、Reading Partが苦手でも900点に到達する受験者が新形式では増えました。

TOEIC900点は英語学習の本当の意味でスタートライン

TOEIC800点過ぎたあたりから「海外の映画を字幕無しで観られるようになりました!」というような発言をする人がいますが「見栄を張るな」と言いたいです。TOEIC試験しか勉強していない場合、映画を字幕無しではまず理解できません。※話されている英語の内容を完全に理解しているとは言っていないので嘘ではないですが。

これはなぜかというと単純な話で「TOEIC L&R試験に出てこない砕けた言い回しや専門的な語彙が頻繁に登場するから」です。新形式のPart3やPart4で多少砕けた言い回しが出るくるようになりましたが、それでも全然足りません。HuluやNetflix、Amazonプライムで海外ドラマ・洋画を観たら、「全然聴き取れなかった…」と呆然とすることでしょう。

他にも、解雇するfireや説教するreprimand といった感情が伴う表現も出てきませんね。粉飾fabricationみたいなヤバめの英単語も出てきません。辞任するstep downみたいな日常用語でも、悪い印象を与える恐れがあるからか出てきません。

日常用語でも感嘆表現のAwesomeやHilariousは新形式 Part3, Part4で出てきそうですが、負の感情を伴うRidiculousとかSillyなどの罵り言葉は出てきそうにありません。

このように「TOEIC L&R試験は語彙制限試験である」ため、仕事で最低限必要となる英単語しか登場しません。そのためTOEIC900overの人でもTOEIC試験対策だけしかしたことがない場合、日常英会話はあまり聞き取れなかったりします。

逆にTOEIC試験と相性の良い「職場で使われる英語表現」であれば、かなりの部分理解出来ます。

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これはReading(英文読解能力)に関しても同じで、CNNやBBCのウェブ記事を読もうとしても分からない英単語だらけで愕然とすることでしょう。例えば、政治に関する語彙はTOEICではほとんど出てきません。基本的な知識が伴う表現DemocratやRepublicanという超基本単語でさえ、あと4年に一度頻繁に登場する preliminary election という基本表現も、米国の政治について理解していないと「なんのこっちゃ?」となります。※【補足】日本に関する英文記事であれば、なんとなく背景事情が推測できるので、表現が分からなくてもけっこう読めます。

以上述べたように、「TOEIC900点に到達すれば、英語ペラペラでなんでも出来るんだろう」というのは決して正しくない幻想です。

帰国子女でない日本人の場合、TOEIC900点に到達しても「そんなに自分は英語できないんだけど…」と確固たる自信を持てない人が大多数です。自信を持つよりもどちらかといえば「TOEIC900点に到達してやって、英語学習のスタートラインに立てたかな」と思うものです。

TOEIC900点の難易度(日本人受験者の上位3%)

TOEIC900点の割合
客観的なデータとしては、?ETS公式サイトのスコア分布 詳細 (第202回) によると、TOEIC900点は受験者の上位約3%であることがわかります(895?の受験者が全体の3.4%)。

?企業が期待するTOEICスコアとビジネスパーソンの平均スコアによると、国際部門に期待するスコアは655~865点です。また、海外部門の平均スコアは679点と大きく900点には及びません。このような例からすると、TOEIC900点は海外でバリバリ仕事をこなす人の中でも上位層であるような印象をうけます。

【補足】TOEIC900点 Speaking能力は?

TOEIC900点ホルダー達は高いListening能力とReading能力を備えています。しかしながら、TOEIC900点を取っても、英語で話す経験をしていない人の場合、まず話せません。当たり前ですが、TOEIC L&R試験は話す・書くための能力を測る試験でないため、900点を取得しても全く話せない人はけっこういます。

英語が初級レベルの人「TOEICで900点以上とれる人というのは「帰国子女」もしくは「英語圏の学校への留学経験者」でみんな英語ペラペラなんだろうな。あと、リスニングやリーディングも完璧なんだろうな。」と考えてしまうかもしれませんが、これは過大評価です。

もちろんSpeaking未経験の人でもさすがにリスニング能力は高いので、相手が何を話しているのかはそれなりに理解はできます。でも、まともな応答は出来ません。英語で応答するには「即座に頭の中で英作文を組み立てる能力」が必要ですが、この能力が発達していないので喋れないのです。

Speaking対策をしたTOEIC800点以上の人が英語で話すとどうなるか


TOEIC800点以上の人達は高い基礎力を備えているため、英語が全く話せない状態でも1?3ヶ月で上記動画のようにかなり高い水準で英語を話せるようになります。

上記Hayatoさんは事前準備有りのスピーチです。次に紹介する動画はTOEIC900点以上の方々の、事前準備が1分間の即興スピーチです。


Shuntaroさん、事前準備1分間の即興スピーチ 1分28秒からスピーチ開始。


Hiroyukiさん、事前準備1分間の即興スピーチ 1分23秒からスピーチ開始。
(Hiroyukiさんの留学体験談)TOEIC670点から930点までアップ!「翻訳コンニャクが開発されないので英語の勉強をしました

サウスピークに留学してTOEIC900点を超えた人達 (体験談1)大学生、就職活動前に留学した高橋さん

(留学体験談記事)毎日100単語覚えた高橋さん。8週間でTOEIC605点から905点まで伸ばす! 

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TOEIC900点レベルになって高橋さんが出来るようになったこと

まず読解面では文章を読む際にTOEICレベルでは返り読みをしなくなりました。Readingが8割程度までしか解けなかったものが、最大10分程度余るようになり、日々の情報収集に英語を利用するようになりました。

次にListeningではイヤホンで聞く環境ならば、先読み等のテクニックを使わなくても、Listeningの内容が9割方理解しながら聞けるようになった。フィリピン人との会話では聞き直しがかなり少なくなるなどの変化がありました。

話す場面においても英作文を即座に作成する能力を鍛える瞬間英作文の学習を行った結果、日常でのホテルの予約トラブルに英語で対応(二重予約の原因の説明・クレジットカードの支払取消等)などの少し難易度の高い会話交渉が出来るようになりました。最後に、書く事でも英文Eメール等の頻出単語の運用語彙に増えたことで、メールを書くスピードが上がりました。

900点到達のための勉強法のポイント

「自分に足りないのは単語力だ」と感じたため、フィリピン留学期間中には1ヶ月で英単語を3,000語覚えることを目標にしました。

1ヶ月で3,000語覚えるには、1日100語覚えるという計算になります。これはもちろん簡単なことではありませんが、僕と同じTOEIC600点レベルからスタートする人であれば、可能なペースだと思います。この目標設定を初めにしたおかげで、今回TOEIC900点到達ができたのだと考えています。

ゴールが見えていると迷いなく一直線に勉強することができます。具体的な期間における定量的で明確な目標を最初に決めることが大事だと思います。計8週間で1万語近い単語を覚えてTOEIC900点に届きました。

サウスピークに留学してTOEIC900点を超えた人達 (体験談2)大学生、就職活動前に留学したKojiさん

(留学体験談記事) 大学休学中に12週間のフィリピン留学でTOEIC900点まで到達したKojiさん

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TOEIC900点レベルになって出来るようになったこと

洋画を観る時の楽しさが圧倒的に変わりました。サウスピークに来る前は、リスニングが苦手だったため、洋画を観る時は字幕を有りにして、その日本語字幕をひたすら目で追っていました。

TOEIC900点(Listening475点)取得後は、日本語字幕をチラチラと横目で見る必要は有りますが、話されている英語はある程度聞き取れるようになりました。そのため映画のストーリーに以前よりもずっと没入することができ、英語があまり出来なかった頃よりもはるかに洋画を楽しめるようになりました。

TOEIC900点到達のための勉強法のポイント

TOEIC試験の1週間前は、TOEICの公式問題集を解くなどのTOEIC対策を集中的に行いました。それ以外の時はバランス良く勉強を行っていました。私は飽き性のため、1時間ごとに学ぶ内容(単語、文法など)を変えて、勉強を途中で放り出さなくて済むように工夫して学習を行っていました。

その他にTOEIC900点に到達した学生の体験談

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休学中にフィリピン留学と海外インターン。12週間の留学でTOEIC700点から905点まで上げたharukaさんの体験談

2ヶ月の留学でノート3冊分の英作文と300時間のスピーキングの練習を行ったTomoyukiさん

大学生のJunさん 夏休み8週間の留学で目標のTOEIC900点に到達

※サウスピークは日本で初めて、「平均」TOEIC200点UP/3ヶ月を達成した学校です。一部の生徒だけではなくて、全てを含めた「平均」です!⇒2015年、生徒成績データ。TOEIC200点UPを達成!

TOEIC900点レベルを目指す勉強法


TOEIC800点から100点を上げてTOEIC900点を目指すとなると、1日3時間の学習を続けた場合4ヶ月?5ヶ月(400?500時間の学習)が必要となります。最低限これくらいの学習が必要です。この学習時間は最低限で、実際はより多くの時間がかかるかと思います。ともあれまずは長時間勉強しましょう。

【参考記事】TOEIC L&R試験の点数を上げるために必要な勉強時間

次に学習方法ですが、まず「TOEIC L&R試験対策のための参考書に取り組む」必要があります。具体的には新公式問題を3冊(新形式Vol.1, Vol.6, Vol.5)は終わらせる必要が有ります。それに加えて自分の弱点であるPartの個別対策本に取り組む必要が有ります。

試験対策の参考書を学習するのに加えて、他に多読・多聴の学習も必要になります。特定のTOEIC参考書を繰り返し解くだけでは、新しい英文に接した時の対応能力が低いままで向上しません。900点越えのためには、全く未知の英文に接してすぐに理解し対応出来るようになるための即応能力が必要になります。

留学経験者が900点まで到達出来るのは、この「全く未知の英文に接してすぐに理解出来る即応能力が高いため」です。留学して実際に英語でのやり取りを多く経験すると、例えばPart2の短文応答問題であれば、たとえ英語を聞き逃しても、「会話だったらこういう流れになるよな」となんとなく答えを推測できるようになります。

新公式問題を3冊(新形式Vol.1, Vol.6, Vol.5)を音読・リスニング学習でしっかりと丸暗記するくらいにやりこんだら、次はVol.4, Vol.3, Vol.2, Vol.1と古いVersionのものを軽めに流して取り組みましょう。3回くらい通しで読み・聞くくらいで良いです。それで未知の英文に接する練習をしましょう。※もちろん全く知らない英語表現があったら、そこだけは重点的に後で暗記しましょう。

TOEIC問題集に加えて、ビジネスに関わる英文を読み込み・聴き込みましょう。TOEIC L&R試験三昧だと正直けっこう気が滅入ってくるので、気分転換に試験以外の英文を読みましょう。

教材としては、英語書籍やPodcastでビジネス寄り、もしくはそれほど砕けていない日常英会話表現を取り扱っている教育系のものがお勧めです。例えば、NHKの入門ビジネス英語がTOEIC L&R試験との相性が良いです。入門ビジネス英語を毎月購入するのが億劫な方は、2015年のものが総集編として出版されているので、そちらを購入下さい。

(入門ビジネス英語 2015年総集編)NHK CD BOOK 入門ビジネス英語 10億人に通じる! やさしいビジネス英会話 

他にも900点を目指す人であればNHK英語教材で最難関の実践ビジネス英語に着手されても良いかもしれません。難易度は非常に高いですが、最先端のビジネス事情や洒落た会話表現について学べるのでお勧めです。こちらも毎月購入するのが億劫な方は総集編が2016年に発売されたので、そちらを利用下さい。

(実践ビジネス英語 総集編 2016年発売)NHK CD BOOK 実践ビジネス英語 ニューヨークシリーズ ベストセレクション 

そして勉強の時間配分ですが、『TOEIC試験対策の参考書に取り組む時間 2時間 + 多読・多聴のための学習 1時間』くらいの比率がお勧めです。TOEIC試験対策の時間を多めに取るようにしましょう。

語彙力強化のダメ押し 語源学習法

最後にもう一つだけ学習すべきことを紹介すると、それは「語源学習法」です。膨大な英単語を暗記する必要あるため、暗記を手助けしてくれる語源に関する知識を身に付けましょう。下記の語源本は早期に終了させましょう。語源の知識無しで膨大な英単語を覚えるのは極めて困難です。

参考書籍として、語源で英単語 増補改訂版 (連想式にみるみる身につく)?が、語彙力強化にお勧めです。

(最後に)TOEIC900点レベルの世界を目指す人達へ

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私(柴田 @HAL_J )はアメリカ留学中はTOEIC L&R試験対策の勉強はほぼしませんでした。電車での移動時間にTOEIC Listening Partの勉強はしていたけれど、Reading Partは未着手でした。Listening Partはまだ日常英会話に多少関連していたので勉強する気になれました。一方、Reading Partは普段の生活に全く関係ないので帰国してから勉強すれば良いいやという認識でした。TOEIC対策よりはその時に関わっていたインターン業務の資料を読み込むを優先していました。

こういう勉強方針であったため、7ヶ月の滞在期間でTOEICは100点弱しか伸びませんでした。伸び方について補足すると、Listening Partは日々の生活のおかげで満点近くまで伸びましたが、Reading Partは伸びていませんでした。

留学生活を振り返って思うのは、「普通の日本人がTOEIC L&R試験の点数を上げるためにはTOEIC試験対策をする必要がある」ということです。当たり前の結論ですね。試験対策をせずに900点overになるのは「帰国子女」や「長期間英語を使って、仕事が出来ないと首になるというような緊張感を持って仕事をしている人たち」という特別な人達だけです。

そして、この記事の冒頭で「TOEIC900点はそんなに凄いものではない」と書きました。でも、「TOEIC900点は英語学習の真のスタートラインにはなり得ます」。ここまで到達すればその後は自分の興味のある分野に関して英語文献・資料を使って学習を続ければ、さらに高い段階まで到達することができます。

また、「900点獲得したけれど全く喋れない」という人でも、今ならフィリピン留学で学べば900点にふさわしいSpeaking能力を身に付けることは3ヶ月もあれば可能です。

よく「TOEIC試験は日本と韓国でしか受験されていないから役に立たない」と言われますが、これは事実です。しかしながら、TOEIC900点にすら到達出来ないようでは、そこから先のさらに難易度が高い世界には入っていけません。TOEIC900点まで到達したら基礎学力はバッチリですので、後は自分が学びたいことを自由に学ぶことが出来ます。

そういう意味でTOEIC L&R試験は「英語学習の真のスタートライン」まで導いてくれる非常に良い試験です。まずはTOEIC900点まで目指しましょう。

TOEIC900点を目指して英語学習をしている方へ

東京・新宿の英語塾エングリットで学ぶ

TOEIC900点を目指して学習をする方には東京・新宿にて開校予定の英語塾エングリットがお勧めです!確実に目標スコアに到達出来るように、徹底サポートします。※毎週説明会を開催しています。

フィリピン・セブ島の語学学校サウスピークで学ぶ

3ヶ月でTOEICが平均200点伸びる語学学校、サウスピークについて5分で分かるページを引き続きご覧下さい。下記の画像をクリックしましたら、まとめページに飛びます。
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執筆者
柴田 はるじぇー @HAL_J
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柴田 はるじぇー @HAL_J

セブ島にある語学学校サウスピークの英語学習アドバイザー。著書に「3ヶ月でTOEIC300点上げるフィリピン留学」「20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ」