こんにちは。ワーホリライターのはなえです。

ワーホリに行く大きな目的の1つが英語力の向上です。ワーホリに行こうと考えている人は、どうすれば英語力を伸ばすことができるかを考え、それを実行しようと考えていることでしょう。「ワーホリで海外へ行けば英語がペラペラになるはずだ」と考える方もいるかもしれません。

しかし、海外で生活するだけでは英語力は伸びません。

※ワーホリに行く目的は大きく5つ。それぞれの目的とそれを達成する方法については、失敗しないワーホリをするために|ワーホリでよくある目的5つと、それを達成するために大切なことで詳しく述べてあります。

ワーホリに行くだけでは英語力が上がらない3つの理由

ワーホリへ行っても英語力が伸びない理由は次の3つです。

1.ワーホリで行くような大都市は、英語ができなくても生活できる

日本人がワーホリをするような大都市には、必ず日本人コミュニティーがあります。そこでは、英語を使わなくてもシェアハウスや仕事を探すことができますし、携帯電話の契約や銀行口座の開設で困ることはありません。

2.ネイティブスピーカーと話す機会が少ない

ワーホリをする日本人の中には英語初心者も多いです。語学学校に通う場合、周りにいる人は自分と同じくらいの英語レベル、もしくは英語を第二外国語として話す人たちばかりです。

英語を話す練習にはなりますが、そのコミュニティーにいるだけでは本場のネイティブスピーカーと英語を話す機会はさほど多くありません。

3.自己学習を怠ると、新しい英語表現を使えるようにならない

ワーホリで2〜3ヶ月海外へ滞在していると、海外で生活することに慣れます。渡航直後は英語が全くわからなかった人も、自己紹介や最低限の日常英会話を話すことができ、なんとなくリスニングができるようになった気がすることもあるでしょう。

しかし、自分から新しい表現を覚えようとしなければいつも同じような英語を繰り返すだけになってしまいます。これでは「海外へ行って英語力が確実に伸びた」とは言い難いです。

※こちらの記事では、ワーホリでよくある失敗談について具体的に述べてあります。
ワーホリでよくある失敗談とその対策(2018年最新版)

ワーホリ中に英語力を向上させるための方法

語学学校のクラスメイトと記念撮影

ここからは、ワーホリ中に英語力を伸ばすためにはどのような行動が必要か、卒業生の体験談を引用しながらお伝えします。

1.できるだけレベルの高い語学学校へ行く

英語力向上を目指す場合に1番イメージしやすいのが「語学学校へ通うこと」です。1番効率のよい方法だと思えますが、英語の基礎力がない状態で行くと初心者クラスへ入学することとなり、そこで同じように英語が苦手な日本人や韓国人と授業を受けることになりかねません。

参考:【朗報】黄金ルートは、フィリピン留学→ワーキングホリデー!ワーホリブロガーに聞いたフィリピン留学活用法

そこで、ぜひ挑戦していただきたいのが、英語力を一定レベルまで上げたあとに語学学校に行くことです。

・英語で専門分野を学習する

英語初心者向けの語学学校は、英語「を」学ぶ場所ですが、上級者向けの学校には、英語「で」専門分野を学ぶところもあります。

一部の学校では、コースが終了したあと専門的な分野を学んだ証明としてDiploma(専門士)を取得できます。

15人くらいで宗教や歴史などのトピックに対し討論する授業でした。クラスメイトは日本人や韓国人などのアジア人、南米人を中心に6ヶ国前後の国籍の人が集まっており、英語ができないと入れないクラスでした。

成績評価は小テストや週1回のプレゼンテーション、出席率で決まりました。プレゼンテーションでは、憲法9条に関する戦争と平和の話やヒトと動物の違いなど、日本語で語るのも難しいような内容も含まれていました。卒業時には、Diplomaをいただきました。

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2.英語環境で生活する

毎日英語を話す環境に身を置くことは、英語力を伸ばすための近道です。ワーホリで海外に滞在していても、日本人と過ごしてばかりだと英語を話す機会を失ってしまいます。海外という環境を生かし、勇気を持ってできるだけ英語環境で生活してみるのがよいでしょう。

具体的な方法を以下に挙げました。

・英語環境で仕事をする

ローカルレストランで仕事をすると、仕事中の指示を全て英語で受けることになります。はじめは大変ですが、その経験が英語力を上げることに役立ちます。

働いていた2つの店での接客は全て英語でした。1つ目の職場はデパートの中にあったため、毎日多くのお客さんと話せて刺激的でした。そこでは食品を販売するほかに製造もしていました。レシピはもちろん全て英語。小麦粉、薄力粉などの材料や製造工程など理解するのに手こずりましたが、スタッフが親切だったので気軽に質問できました。

2つ目の職場、ビーガンレストランでは、アレルギーを持つ方向けの特別な料理を作る機会もありました。カナダ人のウエイターから「お客さんは○○アレルギーなのでそれを抜いて料理を作って」など指示を受けて調理をする必要があり、リスニング力が鍛えられたと思います。

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・外国人のいるシェアハウスで生活する

シェアメイトのジンバブエ人と食卓を囲んでの一枚

英語環境の仕事を探すのが難しかったとしても、シェアハウスであれば英語環境を作ることができます。英語を話してシェアメイトと仲良くなることで、一生の友達と呼べる仲間もできます。

ワーホリ中の出会いで特に印象に残っているのは、2ヶ月ほど同じ部屋で暮らしていたジンバブエ人のクライです。育ってきた文化が違いすぎて、はじめの頃は打ち解けるのが難しく、頻繁に口論をしていました。しかし、仲良くなってからは、部屋で飲みながら、夜遅くまでお互いの国や価値観について話し合っていました。今でも連絡を取り合う仲です。(中略)

1年間で30人以上の人とルームシェアをしました。色んな価値観に触れられた、という点でワーホリの目的を十分に達成できたと思います。

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※シェアハウスを探す方法は、【ワーホリ中のシェアハウス探し】シェアハウス探しの方法、気をつけるポイント、トラブルまで解説 〜オーストラリア編〜を参照にしてください。

・現地の人と交流する場へ行く

上記のほかに、現地の人が集まるバーやパブ、ミートアップなどの集まりに行く方法もあります。

3.英語の自己学習をする

海外へ滞在するとはいえ、英語力アップのために欠かせないのが、自己学習です。どのような英語力を高めたいかにより学習方法は異なりますが、基本となるのは「知らない表現を覚えて、使うようにすること」です。

サウスピークの卒業生は、このような方法でワーホリ中も英語学習を継続していたようです。

・仕事で使う英単語や英語フレーズを覚える

サウスピークで習ったように、音読とリスニングを継続しています。使っている音源は、YouTubeです。音声を聞きながら紙に書き出すことで、聴き取れない箇所がはっきりと分かります。

そのほか、インターンの仕事で使うような専門的な単語や熟語を学習するため、長文を読み、それを音読しています。

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・現地のテレビ番組や洋画・洋楽で学習する

毎朝お気に入りのニュース番組を見てから出社することが日課です。分からない単語が聞こえたら調べて単語帳に登録し、覚えて自分で使えるようにしています。

朝の番組は芸能人の話などが楽しいですし、観光の仕事に関すること(事故情報など)も知れるので役立ちます。ニュースを毎日見ているうちに、だんだん聴き取れるようになってきました。テレビだと映像があることで何を話しているかのイメージがつきやすいです。英語で聞くには難しいトピックについては、シェアメイトが簡単な英語で解説してくれるので助かっています。

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・スマートフォンのアプリなどを活用する

仕事で車に乗っている時間にポッドキャストを聴いていました。やり方のポイントは同じ教材を何度も聴き込むということですね。

はじめに同じ音源を何度か聴いてから文字起こしされているサマリーを読み、分からない単語や表現を調べます。その後、音読をしてからさらにリスニングをしていました。(中略)

ポッドキャストの特徴は、リスニング教材にはない「発音の訛り」があるところです。シリア紛争やヨーロッパの話について話す現地レポーターの英語は自分が聴き慣れている発音とは違っていたので、さまざまな英語を聴くよい機会になりました。

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ワーホリに最低限必要な英語力はTOEIC600点、より楽しむためには800点

ワーホリをするのに最低限必要な英語力は、TOEIC600点

TOEIC600点とは、高校で習得する英文法を一通り理解し、リスニングもそれなりにできるレベルです。600点未満の場合でも、知っている英単語や文章をつなげて意思疎通はできます。しかし、英文法の基礎力や語彙力が足りず、一定のレベル以上の会話をするのに難しく感じることが多いです。

ワーホリ中に英語環境で仕事をした人のほとんどがTOEIC600点をクリアしています。

※こちらの記事では、TOEICスコア別にワーホリ中経験できる仕事についてまとめています。
ワーホリで求められる英語力・TOEICスコア一覧まとめ

※参照:TOEIC600点レベルに届く最短勉強法(TOEIC600点への道)

ワーホリをより楽しむために必要な英語力は、TOEIC800点

一方、ワーホリ中にネイティブスピーカーと仕事をしたり、英語で専門分野を学んだりしたい場合の目安はTOEIC800点です。このくらいのレベルだと、海外にいる環境を最大限に活かした生活をすることができ、活動範囲も広がります。

※参照:TOEIC800点を徹底分析(勉強法・体験談あり)|TOEIC800点の英語レベルとは?

英語力を伸ばすためのワーホリ滞在国の選び方

ワーホリで渡航できる英語圏の国は、オーストラリア、カナダ、イギリス、ニュージーランド、アイルランドの5ヶ国です。

滞在先を選ぶには、その国でできる仕事や物価、気候、アクティビティーなどを考えることが多いです。この項目では、英語力向上のみを考えたときのそれぞれの国の特徴についてまとめました。

オーストラリア

日本人がワーホリで渡航する国、第1位はオーストラリアです。オーストラリア英語は、「オージーイングリッシュ」と呼ばれ、アメリカやイギリスの英語と少し異なった発音や言い回しの特徴があります。とはいえ、数ヶ月も滞在すればそれにも慣れてしまうことでしょう。

大都市には日本人の数が多く、日本人コミュニティーに落ち着いてしまう可能性があります。英語力を伸ばしたい場合は、日本人以外と積極的に話す努力が必要です。

カナダ

カナダの英語は、日本人の私たちに馴染みのあるアメリカ英語と似ています。多くの移民を受け入れるカナダは、発音のなまりが少ない標準的な英語を身につけたい方に向いています。

カナダも滞在場所によってはワーホリ中の日本人が多く、日本語のみで生活が完結してしまう状況もありえます。

イギリス

英語教育最先端の国で英語を学びたい人にとっては、イギリスが適しています。年間1,000人、抽選に当選した人しか渡航できませんが、滞在期間が最長2年ということもあり貴重な体験ができます。

イギリスのビザは、厳密にはワーキングホリデービザではなく、YMSビザ(労働を目的としたビザ)となっています。一定以上の英語力があり、英語を使って働く経験をしたい人におすすめです。

ニュージーランド

ニュージーランドでは、オーストラリア同様、キュウイ(ニュージーランド人のこと)独特の英語表現や発音が使わることも多いようです。

それぞれの街自体があまり大きくないため、街中の仕事を探すのはオーストラリアなどと比べて難しいかもしれません。

アイルランド

ヨーロッパの英語圏内でワーホリできる国は、イギリスとアイルランドのみです。アイルランドの英語はイギリス英語に近いです。

ヨーロッパ各国から英語を学びに来る人が多く、アジア圏からの留学生は他の国に比べて少ないため、英語漬けの環境に浸りたい方には打ってつけです。

番外編:香港

英語圏ではない香港でも、多くの場所で英語が話されています。日本人は少ないため、ワーホリ人気国でよくある「日本人とばかり仲良くしてしまい、英語を話さないまま帰国」とはなりにくい環境といえます。

香港では、ネイティブスピーカーでない人々の英語に多く触れられるのが1つの特徴だと思います。

例えば、将来アメリカへ行ってアメリカ人とだけ働くのであれば、アメリカ英語ができればよいです。しかし、海外または日本でさまざまな国籍の人に囲まれて英語を話す場合、1つの国の英語に捉われすぎない感覚や、それぞれの国の人が話す英語の発音を聴き取る力も必要となります。

香港人の中には、リンキングなどの英語特有の発音が苦手な方もいます。でも、英語を聴きとる力は日本人である僕より明らかに上でした。育った環境や教育の違いはあるとはいえ、香港人の英語力が高いことに驚きました。

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ワーホリに行っても英語力が伸びなかった場合、就活で役立たない

ワーホリで培った英語力を就活・転職活動で活かしたいと考える場合、履歴書に書けるような指標でアピールできるようにしておくことが必須です。

ワーホリのことを話すと、ほとんどの場合「海外で何を学んだか」という質問をされます。そこで「英語を話せるようになりました」とだけ伝えても説得力がありません。TOEICスコアなど、客観的に示せる指標を持つことで、ワーホリ経験が就活・転職活動で評価されます。

※履歴書に書ける最低限のTOEICスコアは600点、外資系企業入社を希望している場合には700点以上の英語力が大前提です。就職・転職に関するTOEICスコアについて、さらに詳しい情報はTOEIC就職・転職・留学・実用リサーチ記事一覧を参照ください。

【ワーホリ後に外資系医療機器メーカーへ転職されたEmiriさんの体験談】
転職活動中の面接では、TOEICの点数を評価してもらえました(875点)。放射線技師の資格があっても、MRIの知識がなかった私には英語だけが取り柄でしたので、とても有利に働いたと思います。転職した会社では英語関係の仕事を任せられるので、英語が身についていなかったらと思うとゾッとします。

サウスピーク留学と、カナダでワーホリ中の病院見学を経て外資系医療機器メーカーへ就職をされたEmiriさんの転職成功ストーリー

ワーホリ中も英語力を伸ばすための学習を継続し、帰国後の就職・転職活動へ活かしましょう

この記事では、

  • ワーホリへ行くだけでは英語力が伸びないこと
  • ワーホリ中も英語学習を継続することが大切であること
  • ワーホリ経験で得た英語力を就職・転職活動へ活かすためには、TOEICなどの客観的指標が必要であること

を述べました。

個人のワーホリの目的にもよりますが、人生の貴重な1年間を海外で過ごすならそのあとのキャリアに活かせる結果を残すことをおすすめします。ワーホリ中は、仕事や旅行でめまぐるしい毎日が過ぎていきますが、ぜひ帰国後のことも視野に入れて海外生活を楽しみましょう。

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