サウスピーク卒業後に香港でワーキンングホリデー(以下、ワーホリ)をされたAratakaさんに、香港での生活や英語の必要性についてお話をうかがいました。

Aratakaさんのワーホリスケジュール

  • 2017年5月〜7月
    • サウスピーク留学
  • 10月〜翌年6月
    • 香港にてワーホリ 飲食店4店舗で仕事
  • 6月〜8月現在
    • 東南アジア周遊旅行中

Aratakaさんの体験談 〜仕事編〜はこちらです。
英語圏以外のワーホリの実態! 経済発展の著しい「香港」で多国籍文化に触れながらワーホリを満喫したAratakaさんの体験談 〜香港での生活と他国のワーホリとの比較〜〜仕事編〜

シェアメイトに英語を教えてもらいながら、7ヶ月間居心地のよい環境で暮らした

―――ワーホリ中に住む場所はどのように探したのですか?

部屋探しにはAirbnbを使いました。Airbnbというと民泊というイメージがあると思います。しかし香港では、シェアハウスばかりを扱っている不動産会社が物件を載せているケースが多数あり、僕が住んでいたところもそのうちの1つでした。値段が安く、居心地も良かったのでそこにそのまま7ヶ月住みました。

街中の不動産会社へ行って物件を探すと安くても8,000香港ドル(約11万円)で、1〜2年の契約が条件となってきます。どうしても個室で住みたいとなるとこのくらいが相場になってくると思いますが、シェアハウスであれば3,500香港ドル(約5万円)くらいから探す事が出来、短期の契約も可能です。ワーホリで香港に滞在する場合は、家を契約するよりもシェアハウスの方が現実的であると思います。

僕は運良く月2,500香港ドル(約35,000円)と他より安いシェアハウスに住むことができました。

※カナダでワーホリをされたTakayukiさんも、滞在先をAirbnbで探されたそうです。
カナダでワーホリをはじめる時は、バックパッカーズよりも安くて英語の練習ができるAirbnbがおすすめ!

―――シェアハウスではどのような国籍の方と住んでいたのですか?

メンバーは香港人2人とドイツ人、ジンバブエ人と僕の5人でした。みんなマナーが良く、清潔で快適な生活ができました。またジンバブエ人もドイツ人も、中国語を勉強中で、英語は母国語レベルで話していました。僕のワーホリでは、仲良くなった人たちが英語の先生となってくれたのもよい思い出です。

周りの人との出会いに恵まれ、多くのことを語り合ったのがいい思い出

香港の街を走る2階建てバス

―――香港で暮らした感想を聞かせてください。

物価は正直高いです。交通費以外は何をするにも日本と同じかそれ以上かかります。

ただローカル食堂やスーパーで売られている食べ物はそれほど高くなく、特に缶ビールは安かったです。ときどきシェアハウスのメンバーで家飲みしたことが、香港生活をより楽しくしてくれました。

※香港の酒税は、アルコール度数30%以下であればかからないそうです(度数30%以上のウイスキーやウォッカなどは必要)。

清潔さに関しては日本と同じような環境を求めるのは難しいです。とはいえ街は驚くほど発展しており、生活に困ることはまずないと思います。

また、公共交通機関はとても発達していました。なかでもバスは数えきれない路線があり、香港の中であればどこでもバスで行くことができます。10分から15分の間に1本来るので、香港の道路を見るとバスだらけです。さらに夜はナイトバスが走っています。基本的に24時間バスに乗ることができるので、深夜に仕事が終わっても安全に帰宅することができました。

―――物価や交通機関について、日本と似ている点も多く暮らしやすそうですね。香港人との交流は楽しめましたか?

僕は、出会う人に恵まれたと思います。ワーホリ中、日本に対してネガティブなイメージを持っている人には会いませんでした。逆に日本のアニメや日本食、日本旅行が大好きで、僕を歓迎してくれる人がほとんどでしたね。香港人は家族や仲間との結束を非常に大事にするので、一度仲良くなると大変なくらい離しません。

香港の人は食事と一緒にお酒を飲むという習慣があまりありません。食事中はお茶を飲み、そのあとお酒を飲みに行くということが多いです。ですから、ローカルの中華料理店ではお酒を置いてない店が多くあります。逆にお酒を飲んでいる間は全く何も食べなかったりします。それでいて一気飲みが大好きです。

最後の店で仲良くなった香港人の同僚とは本当に良く飲み、たくさん話し、多くのローカル食堂に連れて行ってもらいました。その都度彼の知り合いや、仲の良い店員さんに僕のことを紹介し、握手をした後の1ショットは欠かしませんでした。仲良くなった方と同じテーブルを囲みながら、濃い時間を過ごせたことも貴重な思い出です。

香港の市街地中央に位置するビクトリアハーバーに浮かぶ船

―――ワーホリ中はどのようなところに旅行しましたか?

香港は面積が狭いのでたいていの場所は日帰りで行くことができました。香港は街全体が観光地のようなところがあります。どこを歩いても楽しいですし、イギリスを感じられる2階建てトラム(路面電車)や2階建てバス、香港島を行き来するスターフェリーに乗ることなど、生活すること自体が僕にとっては観光でした。毎日の通勤でバス2階席の1番前に座るのが僕の楽しみでした。

香港には日帰りで行ける島がいくつかあります。香港人の同僚とは、船で長州島へ行きました。島のローカルフードを食べ、花茶を買い、帰りのフェリーではデッキに出て香港の夜景を楽しみました。日本人だけでは行かないような所に香港人と行くことで香港をより楽しめました。

※花茶:茶葉にお湯を注ぐと、つぼんでいた花が開くお茶。見た目が綺麗。

 

またシェアハウスで一緒だったドイツ人と中国のシリコンバレーと呼ばれる深センに1泊旅行をしました。中国には香港から電車で行くことができます。

深センでは彼のお兄さんの家に泊めてもらい、その知り合いを含めて食事をしました。「現金を使わない」と言われる深センでは、実際にQRコードを使って支払いをする人を見かけました。

中国本土の他の地域はまだまだ英語が通じない場所は多いらしいですが、深センも香港同様開けた場所でした。多くの外国人が働いており、英語はしっかり通じました。

 

香港でのワーホリは、第二外国語として英語を話す人々から刺激を受けられる

香港の観光地、ビクトリアピークからの夜景

―――香港では英語はどのくらい通じるのでしょうか。

香港人は広東語に加え、英語と中国語も話します。イギリス統治時代は英語が義務教育だったため、年配の方々も英語でコミュニケーションを取られていました。また大学進学時にイギリスをはじめとする欧米へ留学する人や、海外で育った方も多く、その人たちはかなり堪能な英語を話していました。

中国からの人が多い中華料理店などの中には全く英語が通じない店もありますが、公共交通機関などに従事する人たちは基本英語を話すので、生活をしていて困ることはありませんでした。

第3外国語として中国語や広東語を学びたい人にはもちろん、英語を学びたい方にも香港ワーホリはうってつけといえます。

 

―――英語圏のオーストラリアやカナダと比べ、香港でワーホリをするメリットはどのようなところにあると思いますか?

目的が何より英語習得で、ネイティブスピーカーたちに囲まれての生活を望むなら香港より、英語圏に行った方が早いと思います。香港人は基本英語を話せますが、やはり彼ら特有の英語ではあります。香港以外の国籍の人も、第二外国語として英語を話す人々が多いと感じました。

逆に香港では、ネイティブスピーカーでない人々の英語に多く触れられるのが1つの特徴だと思います。

 

―――ネイティブスピーカー以外の英語を聞くことに何かメリットがあるのでしょうか。

例えば、将来アメリカへ行ってアメリカ人とだけ働くのであれば、アメリカ英語ができればよいです。しかし、海外または日本でさまざまな国籍の人に囲まれて英語を話す場合、1つの国の英語に捉われすぎない感覚や、それぞれの国の人が話す英語の発音を聴き取る力も必要となります。

香港人の中には、リンキングなどの英語特有の発音が苦手な方もいます。でも、英語を聴きとる力は日本人である僕より明らかに上でした。育った環境や教育の違いはあるとはいえ、香港人の英語力が高いことに驚きました。

 

―――実際に海外で生活したからこそ、同じアジア人である香港人の英語力の高さを感じられたのですね。 日本人がワーホリをする環境として、香港はどうでしたか?

香港はワーホリができる国としてはマイナーなので、日本人のコミュニティが少ないです。ですから、日本人に甘えようにも甘えることができない環境に身を置くことになります。

英語圏のワーホリでよくある「ワーホリに行ったけど結局日本人と過ごし日本語を使っていた」というのは、香港では難しいように思います。

 

―――香港滞在中に日本語を話す機会はありましたか?

日本人のお客さんが来ない限り、ほとんど日本語を話すことはありませんでした。

日本食レストランで仕事を探せばオーナーや数人の日本人スタッフと一緒になることはあるかもしれませんが、周りが日本人だらけの環境を作るのは香港では難しいと思います。僕自身は、日本人でワーホリ中の人と出会うことはありませんでした。

ワーホリ終盤に、現地駐在の日本人と仲良くなりました。その方の話によると、他の国と同じように香港在住の日本人向けフリーペーパーというものがあり、日本人でワーホリ中の人が集まる会もあるとのことです。

年季の入ったマンションと近代的な高層マンションが見える街の一角にて

―――英語を学べること以外で香港に行ってよかったことはありましたか?

英語を学ぶことももちろんできますが、香港ワーホリの魅力は英語以外の面にあると考えています。

先祖を辿れば中国人である彼らは、香港で生まれ育ち、イギリス統治の影響を受けながら英語を話し、多国籍の人種と共存しています。人が何人住んでいるか分からない混沌としたマンションや、どれくらい広いか分からないくらいの大きさの市場、東洋と西洋の混在。経済発展のスピードは凄まじく、街は人で溢れ返っています。

世界でもトップレベルで発展する香港の街に身を置いて生活したことは、自分にとってかけがえのない財産となりました。とにかく香港は魅力たっぷりな場所なのです。

 

サウスピーク留学は、日本人スタッフからの学習アドバイスや質の高い発音矯正レッスンがためになった

サウスピーク留学中のAratakaさん(写真奥)と友人たち

―――ワーホリ前にサウスピーク留学をしてどうでしたか。

留学先をサウスピークに決めた理由は、日本人経営だったことと日本語の教材が使えるという点でした。英語学習につまづいても日本人スタッフの方に学習相談しながら1つずつ解決しながら進めることができたと思います。

また、周りが本当によく勉強するので、油断できず勉強に駆り立てられるのがサウスピークの良いところだと思います。留学前はTOEIC200点台でしたが留学後400点台になりました。

※サウスピークで推奨されている日本人向けの英語学習法は、こちらの記事で具体的に述べられています。
サウスピーク学習オリエンテーション資料

―――サウスピークの授業のうち、特に学んでよかったと思うのは何ですか?

僕としては、発音矯正の授業が今英語を話す上でとても役に立っていると思います。英語の技能には「読む、書く、聞く、話す」の4つがあります。このうち、自分で勉強を続けるのが難しいのは話すこと(発音練習を含む)です。

英語を話す上で発音の基本が非常に重要だということは、香港で生活して痛感しました。発音矯正の授業なしでワーホリをしていたら、正しい英文を作ることはできても、相手に意思が伝わらないことが多少あったのではないかと思います。フィリピン人講師から発音を習い、思う存分音読できるサウスピークの環境は非常に恵まれていました。

※サウスピークでは、フィリピン人講師によるマンツーマンレッスンで短時間で効果的に発音を学べます。詳しくはこちらの記事をご参照ください。
英語発音矯正レッスン – フィリピン語学留学で最も効果的なレッスン

香港の隣マカオにある、聖ポール天主堂跡

―――ワーホリ開始後はどのように英語の勉強を継続していますか?

ワーホリ中は留学中に使った教材『出る語句1800』『高校英文法を1つひとつ』『高校英文読解を1つひとつ』を使い、出勤前に復習していました。

またシェアハウスの住人や同僚との会話の中で、わからないことがあれば躊躇なく聞いていました。幸いにもとても優しい人々に出会い、どんなことも丁寧に教えてもらえました。今は、英語で書かれている簡単な本を持ち、読書しながら旅行しています。

正直なところ、僕の英語力はまだまだ低いです。この旅行が終わったらもう一度フィリピン留学をしようと思っています。

 

―――サウスピークのワーホリ準備講座は役に経ちましたか?

ワーホリ準備講座は、サウスピーク卒業後に旅を計画していた僕が「旅の前にワーホリをする」きっかけとなりました。講座の中で卒業生の実体験を聞けたことで、ワーホリにより興味を持てましたし、準備をする上でも役に立ちました。渡航前にサウスピークに留学したおかげでこの香港ワーホリがあったと思っています。また、英文履歴書をフィリピン人講師に添削してもらったことで現地到着後すぐに仕事探しに取りかかれました。

 

人それぞれのワーホリ経験は人生の財産! 個人的にはマイナーな国がオススメ

サウスピーク留学中の仲間と。この中には同時期に別な国でワーホリしたメンバーも数人いるそう

―――最後に、ワーホリを考えている方へメッセージをお願いします。

少しでも興味がある方には是非ワーホリを実行することをオススメします

ワーホリでは、現地に行ってから自分で家を決め、仕事を探す必要があります。その途中で仕事をクビになったり、仕事が見つからず無職の期間を過ごしたりすることも、全てが貴重な体験になります。人それぞれのワーホリがあり、旅行として長く滞在しても味わえない経験が盛りだくさんです。

もし語学力と資金面が問題で立ち止まっている人がいても、あまり情報を入れ過ぎずに飛び出していいと思います。僕としては、ワーホリをできる国としてあまり知られてないところ(2017年に協定が結ばれたスペイン、チェコなど)に行くと面白いのではないかと思います。

ワーホリをできる年齢には制限があります。今しかできないことをやりたいという人は是非チャレンジしてみてください!

 

Aratakaさんは香港でのワーホリ中、人との出会いに恵まれ、第二外国語として英語を話す香港人やほかの国の方々と刺激あふれる日々を過ごされたとのことでした。現在はアジア周遊中でカンボジアからラオスへ北上中だそうです。これからも安全に旅を続けられるよう、応援しています。