名前:Kyoyaさん
職業/年齢:学生(三年生を休学中)/21歳
海外インターンを経験するためにオーストラリアへ渡る。ホテルインターンでは、キッチンスタッフとして6ヶ月間働いた後、メルボルンで語学留学中。

お金がかかる留学ではなく、自分で稼ぐ海外インターンを決意

ーーオーストラリアでインターンをするに至った経緯を教えていただけますか?

高校生のときから、もし大学で国際系の学部や学科に属すのであれば、在学中に海外の大学に留学したかったんです。

ーー英語使って何かを学ぼうと思われたんですね。

はい。しかし学費や生活費を親に払ってもらうとなると、金銭面での負担が大きくなってしまいます。それなら自分で稼ぎつつ、英語が使えるワーホリや海外インターンが良いのでは?と思いました。

ーー「留学したい!」と思われて、大学に入学されたわけじゃないですか。留学ではなく海外インターンで納得できました?

はい。もともと海外で働くことに興味を持っていたので。外国人の考え方は、日本人と違うと聞いていて、直接感じてみようと。

ーー海外インターンの勤務地として、どうしてオーストラリアを選ばれたのでしょうか?

まずは、英語圏だということ。また高校時代に知り合った留学生にオーストリア人の方がいたからですかね。

ーー現地にオーストラリア人の友人がいたことが、オーストラリアを選んだ大きなきっかけですか。

やはり現地に知り合いがいるだけでも、気持ちは楽になるじゃないですか。その方はオーストラリア人なので土地勘もありますし、支えてくれるかなと思いました。

半年で150万円稼いだものの、今までにない過酷な日々

ーー働かれていたインターンについて話していただけますか?

はい。私はキャンベラの4つ星ホテルで、キッチンスタッフとしてインターンをしていました。時給はだいたい$23〜26(約2000円〜2300円)だったので、契約期間の半年で150万円以上は稼いだと思います。

ーー半年で150万円ですか。大学生でそこまで稼ぐなんて夢がありますね。

そうですね。オーストラリアの最低賃金は日本よりも高いですから。しかしインターンとして働いていましたが、日本でアルバイトをしていたときとは比べ物にならないほど忙しかったです。

ーーアルバイトとインターンの違いをどういったときに感じられましたか?

日本でアルバイトしているときは、任せられた業務の手順さえ覚えると、その業務を淡々とこなすだけじゃないですか。

ーーはいはい。

でもインターンの場合、仕事の手順を覚えて余裕ができると、新しい仕事が降ってくるんですよ。だから任される仕事の量がどんどん多くなる。慣れることはなかったです。

ーー忙しそうですね。

今まで味わったことがないほど、仕事をすると疲れました。家に帰っても趣味に時間を費やす労力がなかったです。仕事のない日も、ずっと寝ていましたね。

ーーそのインターン、ものすごく大変なんですね。

はい。私と同様にインターンとして採用されていた人が8人います。結局、半年間の契約を終了した時点で残っていたのは、私を含めて2人だけでした。

日本で英語学習の癖をつけておくのが大事

ーーそんな過酷な経験をされた大学生のKyoyaさん。ワーホリやインターンを成功させるために必要なことは、どういったことだと考えられますか?

まずはワーホリやインターンを開始する以前に、英語に慣れておくことです。TOEICでもTOEFLにしろ目標を決めて、勉強する。僕はオーストリアでインターンを開始するまで、英語学習をしていなかったんです。そういった方は多いと思いますが、英語に慣れている状態にしておけば、無駄だ苦しみなんてなかったんじゃないかと思うんです。

ーー無駄な苦しみとは?

私の場合、英語を聴くこと(リスニング)から逃げていたんです。例えば、高校生のときに進路選択を迫られましたが、リスニングの試験がない私立大学を志望しました。そうやってリスニングを避けてきたので、こちらに来ても当然、英語が聞き取れません。

ーー言っていることが理解できないと辛かったですか?

もちろん。語学力を上げるには時間がかかるので、当分はどれだけ頑張っても、同僚の英語は聞き取れないのだと覚悟しました。だから日本で英語力を上げて入れば、そういった苦労する期間も短くできたと思います。

参考:英語力を向上させるために必要な時間

ーーリスニング力、スピーキング力を向上させたいなら、英語学習をする。英語学習を始めたいなら、まずは英語に慣れておくべきですね。

はい。日本で英語学習しない人は、いくら英語環境でも、英語学習の癖をつけるのに時間がかかりますよ。英語との関わりが0の人は、1にするだけでもいいと思います。洋楽を聴いたりするだけでもいいので、英語に慣れることから始めて欲しいですね。

※サウスピークでは英語初級者の方でも英語力を上げられるように、1人1人に合わせて留学中に使用する参考書を指定しています。

「コミュニケーションが大前提」ワーホリと海外インターン

ーーワーホリやインターンを成功させる上で、他にどういったことが必要だと感じられますか?

コミュニケーションから逃げないことです。

ーーコミュニケーションから逃げない?

仕事が終わった後に、一緒に働いていた同僚から食事に誘われたことがありました。彼らは英語のネイティブスピーカーなので、英語での会話のスピードが速いんです。インターン開始当初は聞き取れなくて、全く会話に入れませんでした。

参考:安河内哲也が語る、英語初、中級者にとってフィリピン留学が合う理由

ーー仕事で疲れているのに、食事の際も息抜きができないんですね。

それでも、食事に誘われたら、積極的に参加するようにしていました。本当は家に帰って寝たかったんですけどね。

ーー同僚たちとコミュニケーションを取るためですよね。

はい。結果的にインターンを辞めた人たちは、同僚とコミュニケーションが取れていなかったように思います。彼らは食事に誘われても断っていました。そうすると誘われることがなくなってしまい、少しずつ同僚との関係に距離が生まれます。

ーーどれだけ仕事が忙しくてしんどくても、コミュニケーションは大前提。ということですか。

コミュニケーションが取れていない人には仕事を任せませんからね。そういった人はインターンでさえシフトが減ってしまい、生活費すら稼げず辞めざるを得ないんです。

ーーやめる理由はそこにもあったんですね。

学生に伝えたい”働く意味”は働いてみないと見出せない

ーーワーホリインターンを通しての学びを教えてください。

お金は稼ぐこと自体に意味はなくて、稼ぐ目的に意味があるんだと思います。

ーー「なんのために稼ぐか?」が大事ということですね。

そうなんです。半年のインターン期間を通して、150万円以上を稼ぎました。「どうせなら、今までにないくらいお金を稼いでやる」と意気込んでいたところもあります。

ーーはいはい。

しかしいざお金を稼ぐために必死に働いても、必死に働いたぶん疲れてしまって、休日も疲れを取ることに精一杯なんです。

ーー休日はずっと寝ているとおっしゃっていましたもんね。

そのときに「俺、なんで働いているんやろ」と思ったんです。

ーー働く意味を考えたわけですね。

稼いだお金でたくさんの洋服を購入して、私なりに働く意味を作ったんです。

ーーああ、なるほど。「俺の働く意味は服を買うことだ」って言い聞かせたんですね。

そういうことです。でも最終的に、私は周りに友達や家族がいて、「その人たちと幸せな時間を過ごすためにお金を稼ぎたい」という目的に気づきました。

というのもオーストラリアは伝統的な日本社会と違って、残業しません。そのぶん早く家に帰って、家族や友人と一緒に時間を過ごすのが一般的です。そういったオーストラリアの文化を肌で感じることで、たくさんの時間を使って、たくさんのお金を稼ぐ必要はないと思うようになったんです。

ーーそれは150万円以上、必死に働いたからこそ思われるんでしょうね。

「お金さえ稼げればそれでいい」という考えが変わるのは、実際に働いたからですね。

ーー仮にインターンを経験することなく就職活動をしていたら、お金がより多く稼げるところに就職することになっていたでしょう。

そうですね。でも結局今のように、稼ぐ目的のほうが大事だと思うことになるはずです。その考えに今の段階で至ったのは、大きな学びですね。

ーーたしかに。学生のうちにワーホリやインターンをするんだったら、自分にとって働く意味を見出したい。それはものすごく大事なことなのに、働かないと分からないですからね。貴重なお時間ありがとうございました!!