オーストラリアのワーキングホリデー(以下、ワーホリ)2年目のMikaさんに5つの仕事の体験談をうかがいました。

ワーホリ中の仕事については、これから渡航されるほとんどの方が気にされる点ですよね。この記事では、Mikaさんの実体験をもとに、仕事の見つけ方や時給、仕事内容、辛かったことまで紹介しています。

リアルな体験談を知りたい方には間違いなく参考になる記事ですので、ぜひご覧ください。

本記事の目次

Mikaさんがオーストラリアのワーホリ中に経験された5つのお仕事の比較

メルボルンで現在働いているカフェ

Mikaさんが働いた場所は、ジュースバー、ファーム、ハウスキーピング、カフェ、ジャパレスの5ヶ所です。それぞれの職場について、勤務した都市と仕事の見つけ方、給料、英語使用頻度を表にしています。

職場 都市 見つけ方 時給 英語使用割合
フルーツジュースバー ケアンズ レジュメ配布 15ドル
ファーム タスマニア 紹介 5~32ドル
ハウスキーピング ブルーム 紹介 平日23ドル 土曜29ドル 日曜34ドル
カフェ メルボルン 紹介 17ドル
ジャパレス メルボルン Webサイト 18.9ドル  祝日42ドル

※ファームの給料は歩合制。時給換算したときの給料を掲載しています。
※英語使用割合は、△:ほとんど話さない、◯:お客さんとだけ英語、◎:お客さんともスタッフとも英語

まずは、時給のみを比較してみましょう。

日本人が多いと言われるケアンズの時給は低めです。ワーホリの渡航先として珍しいブルームは、他と桁違いに給料が高いことが分かります。ジャパレスも含め、土日祝日に給料が上がるというのがメリットです。

英語使用頻度について、Mikaさんの場合は職場環境が英語であっても話をする機会自体は少ない場所もあったとのことでした。そのようなシチュエーションだと「英語環境である=給料がいい」というわけではなさそうです。

しかしながら、仕事の価値は給料だけではありません。仕事の数だけ、それを得るためのストーリーや大変さ、やりがいがあるようです。以下、1つひとつの仕事について詳しく話を聞きました。

※Mikaさんの仕事以外のワーホリの話については、オーストラリアでのワーホリ2年目!語学学校やセカンドビザ取得、5つの都市移動をされたMikaさんへインタビューを読んでみてください。特に「5つの都市の比較」は今後渡航される方の参考になります。

ワーホリの仕事1.フルーツジュースバー(ケアンズ)

―――Mikaさんはオーストラリアでのワーホリ中に5つの全く違うタイプの仕事を経験されているようですね。1つ目の仕事は何ですか?

フルーツジュースバーのスタッフです。

―――仕事はどのように見つけたのですか?

ケアンズでは、レジュメを直接配ることもしたのですが、ローカル(地元の人)の店は「雇っていない」の一点張りでした。ナイトマーケットへ行き、奇跡的にオージーがやっているフルーツジュースバーでの仕事が決まりました。

―――お仕事で英語は使いますか? また、そこで働いてよかったことがあれば教えてください。

仕事場には、オーナーと自分1人、もしくは完全に1人ですので英語は使いますね。そこまで難しいコミュニケーションは必要ではありませんが。

オーナーが親切なのでゆったりと働けています。フルーツジュースが飲み放題であるのは、働いたメリットの1つです。

ワーホリの仕事2.ファーム(タスマニア)

 

タスマニアのストロベリーファーム

―――次の仕事の話に移ります。1記事目で、セカンドワーキングホリデービザ(以下、セカンドビザ)を取るためにタスマニアのファームへ行ったと話されていましたね。仕事はどのように見つけたのですか?

日本で仲良くしていた友人に紹介してもらいました。到着してすぐに宿も仕事もあったので、時間の無駄がなかったです。

―――私もワーホリ中、11月にタスマニアへ行きました。そのときは多くのワーホリ中の方がウェイティング(働き先のファームが決まらずにバックパッカーズホテルなどで待機すること)をしていた記憶があります。Mikaさんは到着後すぐ働けてよかったですね。

だいたい、タスマニアでウェイティングしている人は「チェリーピッキング」待ちですね。ワーホリをする人の間で、チェリーピックングはお金を稼げると有名です。別名「タスマニアドリーム」と言われています。ピッキングスピードが早い人は、1日300ドルくらい稼げるそうです。

私が聞いた話によると、大手のチェリーファームは働くまでに待たされることも多いようです。大規模でないファームだと、朝早く行けばその場で仕事をさせてくれるという話も聞いたことがあります。とはいえ、時期などに左右されるとは思いますが。

私は初めチェリーではなくストロベリーファームに行き、そのあとブルーベリーとチェリーの仕事もしました。

―――なるほど。時期を見て、人が狙わないところをあえて攻めたのですね。ファームジョブは実際のところ稼げますか

11月初めの週はストロベリーがまだ実っておらず……作物のほとんどない畑を歩いているだけでした。給料は歩合制だったので全く収穫がない1週目は、時給換算すると5ドルくらいでした。

―――1時間5ドルですか……歩合制だとかなり作物の量に影響されますね。そのあとはどうでしたか。

2週目からはストロベリーの数が増えました。1番いいときで時給32ドルくらい稼いだと思います。

―――時期によって稼げる金額の差が大きすぎて驚きました。

チェリーファームでパッキングをしたときの服装。室温5~10度、極寒の冷蔵庫の中でチェリーの仕分け、パッキングをします(全身ユニクロ極暖、手袋3枚重ねています)

ーーーファームの仕事は大変と聞きますが、実際のところどうでしたか。

ファームによってピッキングの仕方は違います。私が働いたところはトレイ1つに対してストロベリーを5キロ入れなければなりませんでした。5キロのストロベリーはかなり重たく、運ぶときは腰が痛かったです。

また、ストロベリーを毎日収穫していると手が荒れるんですよ。私は一度手の皮が全て剥けてしまいました。これは人によると思います。ヨーロピアンでも手荒れに悩んでいる方はいましたが、友人は全くそういうことはなかったので。

さらに、タスマニアは紫外線が強いことでも有名です。ファームで働くには、長袖と長ズボン、あとは帽子が必須ですね。

―――大変そうですね。ファームの仕事を見つけるためのコツがあれば教えてください。

仕事探しのポイントは、人との繋がりです。「車を持っている人」、そして「滞在歴の長い人」と仲良くして情報を聞くことがよいファームを見つけるポイントです。

ワーホリの仕事3.ハウスキーピング(ブルーム)

ブルームの夕焼け

―――タスマニアの後はどこに行かれましたか?

次はブルームへ行きました。

―――移動距離が長いですね。ワーホリでブルームというのはあまり聞きませんが、なぜブルームへ行こうと思ったのですか。

ワーホリに行く前にすでに渡航している方の個人ブログを読んで情報収集をしていました。その中で「ブルームでは、長期で仕事をすると稼げる」と書いている方がいたので、気になって私も行ってみることにしました。

―――なるほど。ブログの影響は大きいですよね。 ※参考:2019年に読みたいワーホリブログまとめ 〜オーストラリア・カナダ・ニュージーランド〜

―――日本人の少ないブルームで仕事探しはどうでしたか。

仕事探しは大変でしたね。ブルームは、シドニーやメルボルンのように違法賃金でワーホリ中の人に働かせるようなところはないんです。ほとんどのレストランやホテルで最低賃金を守っているため、しっかり給料をもらえます。その分仕事を得ることは簡単ではありません。

ブルームでは、30件ほどのホテルやレストランで片っ端からレジュメを渡しました。最後に高級リゾートホテルに行ったときに、レジュメを受けってもらえずインターネットから応募してくれと怒られました。それで悲しくなり、泣いてしまったこともあります。

でも、それを感じ取ってもらえたかは分かりませんが(笑)、滞在先のオーナーの繋がりでホテルのハウスキーピングを紹介してもらいました。当時の自分の英語力では仕事を得るのは厳しかったと思うので、働くことができてよかったです。

―――仕事を得られて安心しましたね。やはりお給料はよかったですか?

そうですね。平日は23ドル、さらに土曜日は29ドルで日曜は34ドルでした。1日4時間の勤務で稼げたので、自由な時間がたくさんありました。

ブルームでは、人生初の国際マラソンに挑戦しました!

―――ブルームで仕事をする上で苦労したことを教えてください。

英語に関しては、このときに壁に当たりました。それまで経験したフルーツジュースバーとファームでは英語を話す機会自体が多くなかったですし、スタッフもワーホリで来る人の扱いに多少慣れていたと思います。しかしブルームは周りが地元のオーストラリア人ばかりなので、自分が話せないことがもろに分かって辛かったです。

大都市から離れているので、話されている英語自体もなまっていましたね。職場には地元に住んでいる50〜60代の女性も多く、英語を聞き取ることに苦戦しました。

性格のあまり好きになれない南米人の女性から「Mikaは英語話せないから……」と陰口を言われたこともあり、嫌だなと思いながら仕事をすることもありましたね……それでも6ヶ月間は働きました。

―――大変な思いをしながらも半年続けるとは、粘り強いですね。

ワーホリの仕事4.カフェ(メルボルン)

Mikaさんが現在も働いているカフェ

―――ハウスキーパーの次はどのような仕事をされたのですか?

一時帰国やタイ旅行を終えて、現在はメルボルンでカフェの仕事をしています。

―――カフェで働くために、勉強などはされましたか?

バリスタの学校に1ヶ月通いました。

―――メルボルンはカフェの街とよく言われます。バリスタを目指す方が行く学校もたくさんあるのですか。

はい。バリスタの学校の種類は多く、1日コースもあれば1ヶ月のコース、有名どころだと5週間で授業料2,600ドルという学校もあります。私はお金をかけすぎずに長期間トレーニングをしたかったので、4週間の授業料990ドルと、他よりリーズナブルな学校へ通いました。

―――バリスタの学校での授業内容を教えてください。

1日1時間座学でコーヒーについて学び、そのあと学校内のカフェで3時間働くという内容でした。カフェでは、店のオープニングからクローズまで全てやりながら、お客さんへコーヒーを出します。今は、1クラスの人数は8〜9人でカフェでの練習は週に3~4日らしいですが、私のときはクラスメイトは5人のみでした。ほぼ毎日カフェでコーヒーを作る練習をできてよかったです。

ーーー学校を卒業した後、仕事探しはどのようにされたのですか。

学校に通っている間は「仕事を探そう」と思いつつなかなかモチベーションが上がりませんでした。しかし、現地で知り合ったフランス人の女性から今の職場を紹介してもらい、レジュメを1枚も配らず仕事を得ました。

―――こちらも紹介ですか! Mikaさんは行く場所それぞれで仕事を紹介してもらえてとても「運」がよいですね。周りの方とコミュニケーションを取る努力をされているからだと思います。カフェではどのような仕事をしているのですか。

今働いている所は、カフェといっても熱帯魚を売っているような店です。ですので、カフェ自体に来るお客さんは少ないですね。バリスタの仕事ができているかと言われると、そうでもないような気はします。

とはいえ、ボスはいい人ですしゆったり働くにはちょうど良い環境です。店にあるものを使ってコーヒーを作る練習もしていいと言われています。給料は17ドルとそこまでよくないですが、仕事内容を考えるとこれでよいかと思っています。

ここで働く前に、一応GumtreeSeekという英語のサイトでも求人を探しました。店によっては「バリスタとしての2年以上の経験」が働く条件となっているところも多かったです。学校の講師からは「半年や1年の経験が求められる職場はトライしてもよいけど、2年のところはまだ難しい」と言われましたね。

※他、メルボルンのカフェで働いた方のワーホリ体験談はこちらです。 メルボルンのカフェでバリスタの仕事をしたい!留学して英語力を上げ、目標を叶えた21歳Marinさんのオーストラリアワーホリ体験談

ワーホリの仕事5.ジャパレス(メルボルン)

メルボルンの夜景(eureka skydeck88から撮影)

―――Mikaさんのお仕事体験談は残り1つですね。もう1つのお仕事はなんでしょうか。

ジャパレス(日本食レストラン)です。

―――ワーホリをされる日本人の多くが経験される「ジャパレス」ですね。こちらも紹介で見つけたのですか?

これはDengon NetというWebサイトで見つけました。

―――ジャパレスと一口に言ってもテイクアウトの店やラーメン屋、一流料亭などいくつかの種類があります。Mikaさんの職場はどのようなジャパレスなのですか。

「抹茶」を売りにしているジャパレスです。海外にいると日本が恋しくなるので、抹茶の店で働けることは嬉しいですね。

―――いいですね。英語使用頻度としてはどうですか。

意外と英語を話す機会があります。スタッフとの会話は日本語ですが、お客さんとの会話は英語ですし、今まで機会がなかった電話対応もさせてもらっています。あとは、学校で習得したバリスタのスキルを使って抹茶ラテを出すような仕事もしているので楽しいです。

給料は、19ドル弱です。オーストラリアでワーホリをする日本人の料金形態でいうと、本来23〜24ドルくらいもらえるはずですのでそれよりは低いですよね。でもジャパレスの中にはさらに厳しい環境で働く人もいるので、それと比較するともらえている方だと思います。

―――なるほど。給料は悪くなく、もともとやりたかったバリスタの仕事もできるとは充実した経験をされていますね。

オーストラリアのワーホリで仕事をする上で学んだこと

メルボルンのワインで有名なyarra valleyのワイナリーにワインテイスティングに行った時

―――Mikaさんがワーホリで5種類もの仕事をする中で学んだ価値観は、何かありますか。

働き方でもその他のことでも「〜〜しなければならない」という概念がいい意味で崩れました。今まで当たり前だと思っていた考え方を見直すきっかけになったことは、ワーホリで得られたことの1つです。

仕事を辞める時期に関しても、日本ほど決まりは厳しくないのだなと思うエピソードがありました。

1つ目の仕事していた時、他のスタッフと辞める時期が被ってしまいオーナーに言い出せずに知り合いのオーストラリア人に相談しました。

すると彼は「それは君が悩むことじゃない。カジュアルジョブだし、それは経営者の全ての責任だよ。君はワーキングホリデーで滞在期間が限られているし、君の時間を大切にすべきだよ」と言ってくれました。辞める1週間前にオーナーへ伝えましたが、特に引き止められることなくすんなり辞められました。自分が気にしすぎていたのかもしれません。

事前に最低勤務期間などを説明されていた場合は話が別ですが、そうでなければ、相手の目を気にしすぎずに行動してよいと思います。

―――最後に、ワーホリで仕事を得るために必要だと思うことを教えてください。

私は本当に運が良くて「人からの紹介」でほとんどの仕事を得ました。とにかくいろいろなところに行って自分から話しかけて人脈を作ることで、仕事を得られる確率は上がると思います。知り合いからの紹介からだと、多少英語に自信がなくても多めに見てもらえることもあります。

あとは、何事もそうだと思いますが、人って頑張っている人を見ると応援したくなると思うんです。なので、自分の興味のある仕事やそれに関係することをとにかく一生懸命やってみる、続けてみるということも大切だと思います。

それから、プラス思考でいること。ブルームで仕事を得られなかったときも、最終的には知り合いに紹介してもらえました。結局はどうにかなることがほとんどだと思うので、あまり気を詰めすぎないで楽しむくらいの気持ちで何事にも挑戦してみるとよいです。

これから渡航されるみなさんも、貴重な海外生活を楽しんでください!

 

ワーホリ2年目のMikaさん、オーストラリアの仕事について、楽しいことから辛いことまで聞かせていただけてとても参考になりました。「海外での人脈」で仕事を得たMikaさんは、英語力も伸びていることと思います。残りのワーホリでもたくさんの出会いに恵まれるよう祈っています。

「ワーホリで失敗する人と成功する人の違いは?」サウスピークの動画ができました!

ワーキングホリデーの失敗例と成功例を、オーストラリアでワーホリ経験のあるサウスピーク代表「丸山要平」と、ワーキングホリデーに関する記事の執筆を担当しているライター「平田華絵」の2人が紹介!

「ネイティブスピーカーとコミュニケーションをとるには?」「ローカルレストランで仕事をするためには?」「語学学校で多国籍の友達をつくるためには?」「日本帰国後の就職活動のために必要な英語力は?」などの観点から、TOEICスコアをベースに、どれくらいの英語力が必要になるのかを検証しています。

これからワーホリに行く人も、今ワーホリ中の人も、ワーホリがもうすぐ終わるという人にも……、ちょっと辛口なSousPeakトークを観て、ぜひ今後の対策を立てるのに活かしてください!

 

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