サウスピーク留学後にオーストラリアでワーキングホリデー(以下、ワーホリ)をされ、ラグビー協会でのインターンなどの仕事をされているShoriさんにお話をうかがいました。

Shoriさんの留学・ワーホリスケジュール

    • 2017年4月〜9月
      • サウスピークへ半年間留学
    • 9月〜翌年3月
      • 日本でアルバイトと英語学習。TOEIC700点取得
      • ワーホリ準備
    • 4月〜現在
      • オーストラリアのシドニーでワーキングホリデー
      • ラグビー協会でのインターン
      • 日本食レストランでアルバイト

「海外でラグビーに携わりたい」という夢を実現すべく、オーストラリアでのワーホリを決意

―――今回は、インタビューに応じていただきありがとうございます。ワーホリの話をする前に、Shoriさんがなぜ英語を勉強したいと思われたのか教えてください。

海外で働くことを視野に入れた時に、英語は絶対必要になると考えたからです。

大学4年の10月頃、大学卒業後にそのまま社会に出て働くことに対し、なんとなくすっきりしない思いがありました。就活は終わっていたものの第一志望の内定先に落ちてしまったので、もう一度就活をすることを視野に入れていました。

もう1つ考えていたことは、海外へ行くことです。青年海外協力隊でのスポーツボランティアや南アフリカで社会学の研究をすることなど、やりたいことが頭に浮かびました。そのどれをするにも英語を身につける必要があると感じ、大学卒業後すぐにサウスピークへ留学しました。

―――なるほど。そこから、どのような経緯でワーホリすることを決められたのですか?

僕は小学1年生から今まで17年間ラグビーをしてきました。ですから、大学を卒業してもラグビーに携わりたいという思いを捨てられなかったのです。ワーホリ制度を活用しラグビーで有名なニュージーランドへ行けば、何かそれに関わる仕事ができるのではないかと思っていました。

そう考えていた矢先、知り合いから、オーストラリアでのラグビー協会インターンの仕事を紹介できると聞いたのです。オーストラリアはニュージーランドより経済力がありますし、街も発展しています。ですから、オーストラリアでワーホリすることを選びました。

オーストラリアのワーホリビザ申請に4ヶ月もかかった

―――サウスピークを卒業されてからワーホリを開始するまでに半年以上期間があるようですが、その間は何をされていたのですか?

ワーホリ資金を稼ぐためのアルバイトと、英語の勉強をしていました。それから、ワーホリビザの申請も行いました。オーストラリアのワーホリビザは短い人ですと1日、長くても2ヶ月で取得できるそうですが、僕は取得まで4ヶ月もかかってしまいました。

―――ビザ申請のどのようなところに苦労されたのでしょうか。

僕は英語力初心者でサウスピークに留学し、半年後には英文をスムーズに読めるレベルまで英語力は伸びていました。そこで、ビザ申請をするのに日本語翻訳を見ずに自分の読解力だけで挑戦しました。手続きのはじめは問題なかったのですが、単語を調べながら重要書類を読むのに疲れてしまい、最後の方で英文の意味を完全に理解せずにチェックをつけてしまったのです。「オーストラリアの法律を守るか」など、YESにすべきところを全てNOで回答してしまいました。

―――その状態でビザ申請をしたあとはどうなったのですか。

すぐにオーストラリアの移民局から返事が来ました。「もう一度提出するように」と書いてあったのですが、提出方法が分からず日本の大使館へ電話しました。それでも分からないと言われオーストラリアの移民局まで電話し、文書を作り送信しました。そこから3ヶ月待ちましたね。普通、移民局へ電話をかけるときには、日本語通訳を利用することができます。でも自分が求めている返事をもらえなかったので、自分で英語を話しながらやりとりをしました。

ビザが下りたとのメールを見た時は、喜び過ぎて腰を抜かしました! はじめの申請から4ヶ月もかかり大変でしたが、意外と自分でできたなという印象です。

※ワーホリビザ申請は全て英語です。手続きが不安な方のために、サウスピークではオーストラリアワーホリビザ無料申請代行を行なっています。詳しくは、下の写真をクリックしてください。

 

オーストラリアのラグビー協会で「英語の読解力」を身につけた

2列目中央に写っている日本人がShoriさん

―――ワーホリ先ではどのような仕事をされているのですか?

知り合いから紹介してもらったラグビー協会で、インターンとして働いています。

―――貴重な経験をされているのですね。具体的な仕事内容を教えてください。

Excelで資料を作成したり、上司が行なっているプロジェクトを手伝ったりしています。以前携わったプロジェクトは、コーチ教育に関するものです。それぞれのコーチが一貫性を持って指導に携われるように、指導の質を上げようという目的で行われたものでした。僕はコーチへの質問票やその日本語版を作成しました。

仕事中はパソコンに向かうことが多いので、思ったより会話をする場面はありません。その中で鍛えられたのは、英文を読む力です。仕事を始めてすぐ、約100人のラグビー選手について調べて記事にするよう頼まれました。インターネットで選手の名前や出身地、経歴などすべて英語で調べましたね。分からない内容も多く大変でしたが、グーグル翻訳や辞書機能を活用しながらやり遂げました。

同僚はオーストラリア人ばかりなので、会話は全て英語です。

日本からラグビー遠征に来ていたメンバーをオペラハウスへ案内

―――特に思い出に残っている出来事はなんですか?

先月、山口県から女子ラグビーの遠征チームが試合をしに来ました。僕は試合のコーディネーターとして選手たちの要望を聞いたり、試合時間をアレンジしたりしました。社会人として、また組織の一員として、貴重な経験ができました。

―――英語力が不十分で悔しい思いをした場面はありましたか?

伝達ミスにより、初めて外国人から本気で怒られたことですね。相手チームに試合時間を伝える際に、僕の発音がクリアでなかったために相手が間違えて聴き取ってしまい、決まった時間よりも早く集合してしまいました。もう少しはっきり英語を話せたら、そうならずに済んだと思います。怒られた時は辛かったですが、最終的にはうまくいったので事なきを得ました。

地元のラグビーチームに所属し、出場した大会で準優勝した

ボールのすぐそばにいるのがShoriさん

―――インターンだけではなく、ラグビープレイヤーもされているのですか。

地元のラグビーチームに所属しています。シドニーにあるクラブチームの大きな大会へ出場しました。約10チームが5ヶ月かけて総当たり戦を行い、最後の1ヶ月で決勝トーナメントという流れで、僕らのチームは準優勝でした。

―――準優勝とは素晴らしいですね。クラブチームはどのように見つけたのですか?

家の近くのグラウンドでラグビーチームがプレイをしていましたので、チームに入れてもらえないか声をかけました。すると「いいよ」と快く僕のことを仲間にしてくれました。準優勝するほど強いチームだと知ったのは、チームに所属した後です。

異国の地で、17年間続けているラグビーをプレイできたことは思い出深い経験になったそう

―――アポなしでチームの人に声をかけるとは、かなり勇気のある行動をされたのですね。日本人だけのチームでプレイをすることと、海外の方とラグビーをすることで、何か違いはありましたか?

試合前後の盛り上がり方が違うなと感じました。チームによりますが、オーストラリアのメンバーは試合前に大音量で音楽をかけて、メンバーでハイタッチをして試合へ臨みます。

試合で勝ったら何度も写真を撮り、ロッカールームで歌を歌いながら喜びました。海外の人は、日本人よりも喜びの表現がストレートです。

―――スポーツをする上で英語が役立ったと感じた場面を教えてください。

スポーツは言葉が分からなくてもなんとかなると言われますが、言葉が通じることでのメリットもありますね。チームメイトと打ち解けるためには、同じ言葉で自分の気持ちを伝え、相手の言ったことを理解できるほうが早く馴染めると思います。

一方で、スポーツに言葉は関係ないというのも納得がいきます。スポーツは体を動かしながらやるものですので、言葉が分からなくても通じるものがあります。その面では、趣味を通して英語を勉強するのはよい方法なのではないでしょうか。

日本食レストラン(通称ジャパレス)でのアルバイトもしている

―――ラグビーのほかに、何か仕事をされているのですか?

夜はジャパレスでアルバイトをしています。

―――ジャパレスで働くメリットを教えてください。

接客は英語ですので、英語力のキープになっています。中でもデリバリーの仕事では、配達場所を新規開拓するために突撃訪問しています。英語で営業する度胸が身につきました。

また、ジャパレスではまかないを食べさせてもらえるので、食費を節約できます。自炊は外食よりはお金がかかりませんが、それでもタダというわけにはいきません。まかないを食べられることで、食費も調理時間も節約できると思います。

―――特にどのような仕事が楽しいですか。

寿司のデリバリーの仕事ですね。朝7時から2時間で巻き寿司を作り、シドニーのオフィスに出向いて販売しています。この仕事には英語が活かせますね。お客さんに顔を覚えてもらい「Hey, SUSHI Boy!」と声をかけてもらえます。仲良くなった方から、ラグビーチームのTシャツをプレゼントしてもらったこともあります。

―――お給料はどのくらいですか。

僕の働いているところの時給は約17ドルです。決して高くありませんが、時給約12ドルで働いている方もいるのでそれよりはいいですね。週4回働いて、月に約1,800~1,900ドル(1ドル80円計算で、約15万円)の収入があります。

周りの人からは、複数の仕事を掛け持ちしてお金を稼ぎたいという声も聞きます。でも僕は最低限生活できればいいと考えているので、この給料の中で無理なくやりくりしています。

シェアハウス探しは、はじめから英語サイトを使ったほうがよい

ワーホリ中は、マンション内の1部屋をシェアすることがよくあります

―――シドニーではどのような人と住んでいるのでしょうか。

今は、オランダ人、ブラジル人、アルゼンチン人と一緒に生活しています。多国籍環境なので楽しいです。滞在先は、Flatmatesという英語サイトで見つけました。

―――今のシェアハウスの前はどのような環境に住んでいたのですか?

はじめは日本語サイト“日豪プレス”で見つけたシェアハウスに住んでいました。しかし、英語を話す機会がほとんどなかったです。日本人のシェアメイトと「ここはオーストラリアだから、英語を話そう」と言っていたのですが、3日坊主で終わりました。

―――英語力を伸ばしたい人は、日本人がいないシェアハウスに住んだ方がよさそうですね。

はい。「英語を上達させたいけど、渡航してすぐは緊張するから日本人がいるシェアハウスで暮らす」というのは甘い考えですね。初めから英語サイトを使ったほうがいいです。

オーストラリアでも、サウスピークで習った英語学習法を継続中

―――ワーホリ中はどのように英語の勉強をされているのですか?

サウスピークで習ったように、音読とリスニングを継続しています。使っている音源は、YouTubeです。音声を聞きながら紙に書き出すことで、聴き取れない箇所がはっきりと分かります。

そのほか、インターンの仕事で使うような専門的な単語や熟語を学習するため、長文を読み、それを音読しています。

―――Shoriさんのお気に入りの勉強場所はどこですか?

近所の広い公園です。公園にある机に向かい、2時間くらい勉強しています。音読もそこでしています。オーストラリアらしい開放感があって好きです。

サウスピークの学習カリキュラム、発音の授業がよかった

サウスピーク留学中の仲間と。この中には同時期に別な国でワーホリしたメンバーも数人いる

―――サウスピークでの約半年間の留学はどうでしたか。

半年近く通ってよかったです。留学はもともと3ヶ月の予定でした。しかし、これから伸びそうだと思ったときに留学期間が終わろうとしていたんです。当時の英語レベルでシドニーへ行くことには、不安を感じていました。それを親に相談して2ヶ月延長した結果、想像以上に話せるようになりました。

―――留学前の英語レベルはどのくらいだったのですか。

中学1年生レベルでした。サウスピーク留学の1ヶ月前から、事前学習として指定されていた『中学英語ひとつひとつわかりやすく』の学習をはじめました。そのとき初めて、主格+be動詞のYou’reと所有格yourの違いが分かったというくらい初心者でした。留学中にコツコツと勉強し、留学後は日本でTOEIC700点を取得しました。

―――サウスピークへ留学してよかったところを教えてください。

学習カリキュラムが細かく指定されていたことですね。高校も大学もスポーツ推薦で進学した僕は、留学までほとんど英語学習をしたことがなく、勉強方法がわかりませんでした。でも、サウスピークのカリキュラム通りに勉強すれば成果が出ると知れてよかったです。おかげで、今は自分で勉強ができるようになりました。

―――ほかにどの授業が役に立ちましたか?

発音レッスンがよかったです。オーストラリアの発音はほかの国と違うと言われますが、基本的なところは同じだと思います。サウスピークの発音レッスンでリンキングを学び、英語の音がどのように繋がって発音されるか、決まりを理解することができました。今も動画を見ながら学習することが可能です。発音レッスンはもう一度受けたいですね。

「自分の軸」を確立し、ワーホリへ渡航したほうがよい

地元のラグビーチームメンバーとの集合写真

―――最後に、ワーホリをしたい方へのメッセージをお願いします。

ワーホリでは、自分が本当にやりたいと思えることをすべきです。

僕の周りには、ワーホリ中にやりたいことがあったのにそれに打ち込めず、いつのまにか時間が過ぎていたという人がいました。オーストラリアでできることはたくさんありますが、本気になれないことをする必要はないと思います。

これからワーホリに行く方には、自分の軸を持ち、目標と向き合って海外生活を満喫してほしいですね。

 

子供の頃から続けてきたラグビーにワーホリ中も携わっているShoriさん、これからも貴重な経験ができるよう応援しています!